廃校をウイスキーの貯蔵庫に 郡山市と酒造会社が売買契約
20年前に廃校になり、その後、活用が決まっていなかった郡山市の小学校を、地元の酒造会社がウイスキーの貯蔵庫として活用することになり、市と売買契約を結びました。
郡山市と売買契約を結んだのは、市内で日本酒やウイスキーを製造する「笹の川酒造」です。
3日、市と酒造会社の双方が契約書を取り交わし、市内の湖南町にある旧月形小学校の校舎や体育館などを市が565万円で売却することが正式に決まりました。
旧月形小学校は、2005年に廃校となり、地域で活用に向けた議論が続けられてきましたが、20年にわたり利活用が決まらない状態となっていました。
市によりますと、今回、ウイスキーのたるを長期間熟成させるために一定の規模のスペースを探していた酒造会社側から活用の申し出があり、公募の手続きを経て売買が決まったということです。
酒造会社は、ことし秋ごろの完成を目指して改修作業を進め、体育館でおよそ1500のたるを貯蔵し、校舎は試飲会や地域の歴史の展示スペースとして活用するということです。
酒造会社の山口哲蔵社長は「廃校の利用は投資が少なく済むことが大きなメリットだ。ウイスキーはその土地の気候風土で育つとされていて、これまでのウイスキーとは違う味わいになる可能性もあり楽しみだ」と話していました。