福島県郡山市湖南町の旧月形小の体育館と校舎の一部をウイスキー樽の熟成貯蔵庫として活用する市内の笹の川酒造は3日、市と土地・建物の売買契約を結んだ。補強工事を進め、秋ごろの利用開始を予定している。
締結式が笹の川酒造・安積蒸溜所で行われ、山口哲蔵社長と品川萬里市長が契約書に署名した。山口社長は「気候風土が違う場所で熟成したウイスキーをブレンドした商品も考えたい」と意欲を見せた。品川市長は「学校利活用の新たな可能性が示された」と述べた。
約200リットルの樽が約1500樽貯蔵する。将来的に試飲会や見学会を開き、観光面で湖南町の活性化につなげる。2階建ての校舎は校内に残る掲示物や地域の歴史資料を展示するほか、イベント会場や災害時の避難先となるフリースペースを設ける。
月形小は2005(平成17)年3月に閉校した。