松竹、衛星放送から撤退 BS松竹東急株売却を視野
松竹は27日、衛星放送事業から撤退すると発表した。子会社を通じて設立した衛星放送事業者、BS松竹東急(東京・中央)株の売却を検討する。赤字が続くBS松竹東急の事業継続のための資金援助をしてきたが、今後は取りやめる。
BS松竹東急は同社は20年に松竹子会社の松竹ブロードキャスティングと東急が共同出資して設立し、22年に放送を始めた。映画やドラマ、伝統芸能などが24時間無料で見られる。複数回の第三者割当増資を実施し、現在はザイマックスグループ(東京・港)やゼビオホールディングス、東映、東映アニメーションが株主に加わっている。
松竹ブロードキャスティングの議決権保有割合は33.3%。松竹と松竹ブロードキャスティングが保有する議決権のない優先株を含めると、グループで発行済み株式の66.6%にあたる72億円分を出資している。
BS松竹東急の経営方針を見直したとして、松竹は24年3〜8月期に投資損失35億円を計上した。松竹の25年2月期通期の連結業績は、最終損益が18億円の赤字(前の期は30億円の黒字)に転落する見通しだ。
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