小林製薬、カイロ製造販売子会社を吸収合併 桐灰化学
小林製薬は21日、2020年7月にカイロの製造販売を手掛ける完全子会社の桐灰化学(大阪市)を吸収合併すると発表した。小林製薬は01年に桐灰化学を完全子会社化し、カイロ事業に参入した。競争が激化する中、吸収合併で国内での販売の強化や新製品開発の加速につなげる。
桐灰化学は1949年の設立。カイロの「はる」や温熱製品の「あずきのチカラ」などを販売しており19年6月期の売上高は90億円。小林製薬は吸収合併による効率化で、利益率の高い付加価値品の開発を目指す。