工事の入札情報を漏えいか、大学職員を逮捕 収賄容疑も視野に捜査

滋賀県立大が予定していた工事を巡り、秘密事項を含む資料を部外者に漏えいしたとして、滋賀県警は26日、地方独立行政法人法違反の疑いで、同大学職員、大西史泰容疑者(43)=彦根市彦富町=を逮捕した。資料を受け取った人物からも事情を聴いており、収賄容疑なども視野に捜査を進める。

逮捕容疑は、大学が予定していた2024年度の施設工事の入札で、23年11月~24年3月ごろの間に2回、秘密事項を含む工事の内部資料を部外者に漏らしたとしている。

県警によると、容疑者は県から派遣されており、工事の設計や監督をする担当者だったという。県警は26日、同大学などを家宅捜索した。

地方独立行政法人法では、職務上知り得た秘密を外部に漏らしてはならないと定めている。

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