[アニメ]平成天才バカボン(1990年版): 2019/03/08 TCCへいせいてんさいばかぼん / Heisei tensai Bakabon
|
| 総合 評価/統計/情報 |
|---|
| 属性投票 |
| ブログ |
| 商品 |
| 画像/壁紙 |
- ▼新着順
- 古い順
| 作品評価(感想/レビュー)&コメント(投稿する) |
2019/03/08 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/] by TCC (表示スキップ) 評価履歴[良い:6147(32%) 普通:7177(38%) 悪い:5704(30%)] / プロバイダ: 6908 ホスト:6505 ブラウザ: 8326 バカボンシリーズも個別の評価蘭が出来た様で。しかし・・・・・・・・・・ 赤塚不二夫先生が逝去された直後にも改めて何話か見る機会がありましたが、赤塚作品はリアルタイムで見ていた時は普通に面白いと思っても、その後そうしたら必ずしもそう感じなくなってしまった作品もいくつもあります。この平成天才バカボンも例外ではなくて、嘉門達夫氏歌った主題歌も作風に良く合った歌でしたが、荒唐無稽な設計がされていた家の話(ちなみに脚本担当は浦沢義雄氏)とかバカボンのパパのバカ田大学の後輩(声優はパパ役、富田耕生氏とは事務所の同僚でもあった故・富山敬氏)がやってきた話とかは今見ても普通に面白いです。しかし、困った事に説教系の話も目立ちました。ママの学生時代の同級生の話とやけに威厳ある泥棒の話、バカボンのパパが病院に入院した話がその代表例です。 同級生の話は、ママがたまたま久しぶりに再会した事から始まったのだけど、嫌味で虚栄心の強い、まさにステレオタイプ的な金持ちになっていて、バカボン親子に散々ひどい目にあわせられるオチの話です。「物質的な豊かさ≠精神的な豊かさ」というのが教訓だったのだろうけど、悲惨すぎて笑えなかったです。 泥棒の話は、本官さんが街でいばりちらしていた所を、家で魚を食った泥棒がバカボンのパパに捕まって交番に連れて行かれたけど、あまりに威厳ある人だったから本官さんはロクに取り調べも出来ないまま、逆に泥棒に説教されて家に帰してしまった。後日また果物屋からメロンをただでもらおうとしたら、その泥棒が果物屋で働いていたから、結局びびって逃げてしまうオチの話でした。これは「威張る人ほど権威・権力に弱い」というのが教訓だったのだろうけど、市民のため云々って、人様の家に土足で上がりこんで食い物食ったと、威厳ある風貌とは裏腹に内容がマヌケだったのは・・・・・・まあそれもギャグのつもりだったのでしょうが・・・・・・・ 病院に入院した話は原作でも読んだ事がある話だったけど、その病院の看護婦、容姿も醜ければ性格も、院長にはいい顔をしていた裏で立場的に弱い患者達を虐待していて、金のあるなしで態度が大きく違うなどまさに「人間の暗黒面」を体現したキャラでした。バカボンのパパが同室の患者共々逃げようとした所を捕まえようとした所を院長に見つかって解雇されたのか、それとも自主的に退職したのかどうかは知らないけど、パパ達が偶然街で再会したら、退職金か何かで整形手術をして、容姿のみならず心も良くなっていた姿を見て驚いたオチの話でした。これは、「人の心は、顔によく現れる」が教訓だったのだろうけど・・・・・・・元々天才児だったバカボンのパパがバカになった経緯からしてそもそもありえないのだから、野暮な突込みであることは百も承知で言うけど、人間そんな簡単に性格が変わるなら苦労はしないですよ?ジョジョの荒木先生も言っていたけど。 前述の、ママの同級生の金持ちの他にも美味しい物をたらふく食うなど贅沢していたくせにスイカが食べたいなどと抜かして、バカボンパパに頼んで、条件として、居眠りしていた本官さんの頭に落書きしてやっとスイカをもらったと思ったら実はパパが食べた後だった。悔しくて本官さんに言いつけたら、落書した事がバレていて、散々追い回された金持ちの話や、中華料理店でご馳走を食べたのがいいが、お金が足りなかったから、パパが取りに家に戻る途中に色々すったもんだがあって、家族を誘拐されたと思い込んで警察に通報、店の人は何時間もパパを待っていた家族にデザートの無償サービスまでしてくれたのに、警察に犯罪者扱いされてしまった話、バカボン親子が手ぶらでスキー場に行こうとしたのを馬鹿にしたバチが当たったのか、うまいタイミングで、食事もマッサージも睡眠もスキーすべりも全てバカボン親子に横取りされてろくに出来ず、踏んだり蹴ったりなお客の話等ゲストキャラがバカボンのパパ(とバカボン)に振り回されてひどい目にあうオチの話が目立つと思ったら、この看護婦はなんら報いらしい報いを受けなかったのは正直「?」ですね。 最近も、爆報THEフライデーで私生活が紹介されたり、NHKで玉山鉄二氏主演のドラマが放送されたりしたけど、赤塚先生は確かに天才でした。そうした認識は変わらないけど、正直この平成天才バカボンも出来不出来の差は普通にありました。他の代表作もおそ松さんが一時大ブームになって、さすがにアニメ第二期は第一期ほどの勢いはなかった様ですが、果たして今後の赤塚作品の展開は・・・・・・・・・評価は「悪い」寄りの「普通」です。 共感コメントは階位を持っている論客の方のみが投稿可能ですが、貴方は階位を持っていないか、ログイン状態ではありません。階位は評価を投稿等すると、1日1回の深夜の定期処理により付与されます。 |
この作品の全ての書込みを表示する
| 総合 評価/統計/情報 |
|---|
| 属性投票 |
| ブログ |
| 商品 |
| 画像/壁紙 |