恋愛のない日常は「つまらない」のだろうか?

もうかなり時間が経っていますが、ドラマ「夢中さ、きみに。」を見て思ったことを綴っています。

放映中話題になってたのかな?深夜枠だからそこまでだった気がするんですが、今年で一番というかここ数年でダントツで好きなドラマ!!!ってくらい好きでなんで5話で終わってしまったんだ…というほど良質なドラマだったと思います。

深夜枠だからこそできたのかもしれない。淡々とした高校生活の日常を描いたドラマだったので、これを21時22時代で放映するのは難しいだろうし視聴率が取れない現実があるのだろうけど、でもやっぱり私は「なんでもない日常」を描く物語が好きでたまらない。

私たちの日常は、特に高校時代の時間っていうのは、なんでもないやりとりが楽しくて、なにをしても楽しくて、くだらないことばっかりだった。

青春というのは、そういうなんでもない時間が尊かったと思う。

何かを生み出してるわけでもない。意味はないけど、なんか、楽しい。

日常はそうやって淡々とすぎていくもので、自分の学生生活を思い返しても「起承転結」なんてなかったと思う。でもその淡々とした毎日が今思い返せば愛おしい時間で、その毎日に価値があったと思う。

ドラマにするには起承転結がなければならないのはわかるし、ストーリーを作るときに何かしら大きな出来事を起点にしていかなければ話は展開できないことは重々分かっている。

でも、青春時代の青さ、尊い時間、あの日常の楽しさを描くために、スパイスとして「恋愛」が絶対に必要なんだろうか?というのが、私がずっともやもやしていたことである。

恋愛を入れなければ、青春は描けないのか…?絶妙な会話劇を通して日常を描けないのか…?と思ってたときに出逢ったのが「夢中さ、きみに。」だった。

恋愛至上主義じゃないドラマを求めて

日本のドラマを見ていると、スポーツや仕事を描いている作品でもどうしても恋愛が絡んでくる。

いや、わかるけど、、、シンプルにスポーツを描けないのか?仕事を描けないのか?と思ってしまう。思いっきり恋愛をテーマにしたラブコメは、別にそれがテーマだからそれはそれで面白い作品だと思うのだけど、それがメインテーマではない作品においてスパイス的に恋愛が絡んでくるのが、正直うーんとなることが多い。

みんながみんな恋愛をするわけではない。恋愛中心に生きてない。

私はそう思っているけれど、この世の中は残念ながら恋愛至上主義なんだってことはもう理解している。

物語を書くうえで恋愛って盛り上がるポイントを作りやすい、人間の感情を描きやすい事象でもあるというのも理解できる。実際私もシナリオの課題をやるときに、怒りや迷いを描く方法として恋愛は使いがちだし。

でもそれに頼らずに私たちの日常の楽しさを描くことってできないんだろうか?恋愛がない日常は、「つまらない」ものなんだろうか?

恋愛トークは天気の話ほど無難な話題なのか?

以前NEWS ZEROのLGBTQに関する特別番組があった時、セクシャリティの複雑さを当事者たちが語っていた。放送中、視聴者コメントで「恋愛の話をできなくなると、天気くらいしか無難な話題がなくなる」という意見が紹介されたが、そんなことはなくないか……?

対して親しくもない人にいきなり恋愛トークをふるのは、私としてはちょっと理解しがたい。とてもプライベートなことだと思うし、全然無難な話題だとは思わない。

大学生の頃、社会人になりたての頃、はじめましての環境で恋愛話はやっぱり聞かれることが多くて、ほんとに私は話したくないし人の色恋にも興味がなかったので本当にしんどかった。

でも「興味ないです」と言ってもその場を回避できないし、なんか、余計にめんどくさくなる。恋愛の話題をふるのは、その場を盛り上げたいだけ。みんな特に深い意味もなく話をふってくる。だったらそれっぽく盛り上げるトークをしよう〜と、途中から割り切って話していた。

全然自分の本心じゃないことを話してたし、一ミリも楽しくなかったけど、周りが盛り上がるならそれでいいやって思っていた。

私は変わっているのかもしれないが、これまで友達とあんまり恋愛の話をしてこなかった。これは私が恋愛にあんまり興味ないことを周りが知っているのもあるけど、昨日見たドラマとかおもしろかった漫画とか、日々あった出来事とか、たまには時事ニュースの話とか、仕事のこととか、そういう話の方が私は楽しい。そういう話から、その人の内面・考え方を知るのが楽しい。

恋愛話が好きな人を否定したいわけではなくて、その手のトークが無難でみんなが興味ある話題だ、と思われていることがちょっと息苦しいのだ。

・・・・・・

なにを言いたいのかわからなくなってきたけれど、「夢中さ、きみに。」は私にとって大切なドラマだったし、こういう日常を描く作品が視聴率が取れないからといって作られなくなるのは悲しいなということ。

「分かりやすさ」しか考えてないものにちょっと疲れてきた。目玉になる何かがなくたって、登場人物たちのセリフ、やり取りから感じられる面白さを噛みしめる作品をこれからも探していきたいなと思う。



※ちなみに「夢中さ、きみに。」原作はBLに入るんですね…?確かにドラマでもほんのり感じてはいたけど、そこにフォーカスしてないのがいいっていうのが言いたいわけです……付き合う付き合わないみたいな話が全然出てこない感じ。




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恋愛のない日常は「つまらない」のだろうか?|石川(編集者)
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