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【内部告発者の人間性と告発としての取り扱い】 兵庫県政混乱の本質の一つ。 告発者に男女の問題があったことが争点化しているが、男女の問題と告発として扱うかは全く別物。 この点をプライバシーを理由にきちんと議論しなかったので混乱を生んだ。 さらに告発者の男女の問題はそれをうかがわせるファイルの存在があったにせよ、完全に裏付けが取れる問題ではないし、そのこと自体が懲戒事由にあたるかは不明。 告発者のルール違反の話は公用PCを私的に使ったなどの服務規律違反まで。 男女の問題を論じる必要なし。 加えて、内部告発者の人間性や法順守に問題があったとしてもまずは告発として扱い、きっちり調査するのが内部調査の原理原則。 犯罪があれば司法に委ねるべき。 なぜなら内部告発は不祥事の「当事者」から行われることも多いから。外からは見えないまさに「内部からの」告発が内部告発の本質。 ゆに告発者にどんな問題があってもまずは告発として扱い調査する。その際に告発者の告発だけを信用せずに調査することが肝要。 今回は斎藤知事が、内部告発に関する調査をきっちりと行う前に、告発者の人間性、ルール違反を理由に告発を葬り去ろうとしたことが最大の問題点。 しかも政敵を処分して追い込んだという権力行使も大問題。告発者があと数日で退職だったのだから放置すればよかった。 告発文書に第三者の名誉を害する記載があったというが、それがどれだけ第三者の社会的信用を害したというのか。場合によれば、その第三者がアクションを起こせばいいだけ。 本来なら放置すべき怪文書について、斎藤さんは自分のことを触れられていたので、やっきになって作成者を見つけ出し、処分したというのが問題の本質。 このような斎藤さんの性格が、彼に纏わる様々な混乱を生み出している根本原因でもある。
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