[ゲーム]ロックマン10 宇宙からの脅威!!: 2010/03/13 TCCCERO:A(全年齢対象) ろっくまん てん うちゅうからのきょうい / ROCKMAN10
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[推薦数:1] 2010/03/13 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/] by TCC (表示スキップ) 評価履歴[良い:6147(32%) 普通:7177(38%) 悪い:5704(30%)] / プロバイダ: 16239 ホスト:16161 ブラウザ: 10128 ※一部ネタバレ注意な箇所あり 今週9日にいよいよwiiとPS3でダウンロード配信開始されましたが・・・・・・ 【プレイ時間】 ロックマンで全13ステージクリアに要した時間は2日間で123分42秒。勿論ブルース でもプレイしたが・・・・・・・ 【各重点ポイント】 ①グラフィック・BGM グラフィックの方は前作「9」に引き続き、FC風でしたが、ストーリーデモ内の ドット絵が粗かったように思えます。まあ、それはまだ許容範囲では あるのだが・・・・・・・ BGMは、激しいメロディのソーラーマン、クールなニトロマン、静かなるシープマン ・ポンプマン、野球を意識したストライクマン、ワイリーステージ1〜3・5あたりが 秀逸だったと思います。特にワイリーステージ2は、前作の同1にも言えるけど、 1ステージ限りなのが惜しいぐらいでした。5もいかにも宇宙な雰囲気が醸し出されて いたと言えるでしょう。ボス決定時の、おなじみのジングルも某巨大掲示板では不満 を述べた旨の書き込みも見られましたが、まあ無難な料理であったでしょう。 ただステージセレクト・ボス戦(8ボス・ワイリーボス)等は今一つで、全体的には 勿論及第点は余裕だが、「9」にはやや劣るクオリティでした。 ②ストーリー・演出 ロボットインフルエンザとやけに時事的な題材でしたが、ヤッパ予想通りワイリー の自演自作でしたね。それが明らかになり、ロックマン自身もインフルエンザに 倒れた中間デモのシーン、ロールが兄の為にワクチンを渡していたけど、相変わらず というか(苦笑)、またまたロールファン萌えでしたね。(苦笑)まあ、 「ロックマンロックマン」でのダウンロードコスチューム(&声優の棒読み)や、 「9」でのあのロックマンの命よりも大事だと言いたげな、「8」衣装お披露目 (苦笑)よりは全然マシだけど、彼女がしゃしゃり出てからこのシリーズはおかしく なっているだけに、「純粋な兄妹愛」とは受け取れないですな。 「ロールヒロイン化」というよりももはや「ロールアイドル化」ですから。(苦笑) EDでは、ロボット達に風邪を引かせていたワイリー自身が風邪をひいてしまう皮肉な 有様でした。ロックマンはまさに「黄金の精神の持ち主」と言うべきか、前作でも あのような仕打ちを受けながらもちゃんと病院に連れて行ってあげて、最後は 逃げられてしまったけど、ベッドに残ったワクチンは、彼なりの感謝のつもり だったのでしょうかね?スタッフロール共々前作に比べれば地味でしたが、 まあロボットインフルエンザから快復したロールちゃん(苦笑)萌え・・・・・ なんて事にならなかったのは良かったと言った所ですかね。(苦笑) 十中八九そうなるのではと悪い意味で予想していたから。(苦笑) ③ゲーム性 難易度は、勿論ノーマルモードでプレイしましたが、全体的には「9」に比べやや易化 していたと思います。8ボスステージは、私はポンプマンからスタートしましたが、 同ステージの、足が滑る液を吐いてくるメットール・トゲ地帯に運ばされてしまう バブル、ソーラーマンのベルトコンベア、チルドマンの割れる氷、ニトロマンの トラック、コマンドマンの砂風、シープマンのウザい中ボス等と嫌らしいポイントは 多かったですが、数周すればある程度以上慣れてくるレベルであったのではと思います。 ワイリーステージも3面の、足場を左右に動かしながらトゲ(とメットール)をかわす 地帯がありましたが、「9」の同面に比べ楽でした。それでも数回はメットールの せいで(苦笑)死にましたが。 ワイリーも、今回は「6」や「9」のような3連戦ではなく、2連戦+「真ラスト ステージにおける」カプセルで、強いには強かったですが、「7」や「9」程では なかったと思います。カプセルの弱点武器はチルドスパイクでしたが、ある程度 ゴリ押しが効きます。 ただ、8ボスは「9」より手ごわかったと思います。シープマンとポンプマンは バスターオンリーでもそれほど苦戦はしませんが、チルドマンは凍らされるのが 嫌らしいし、ニトロマンとブレイドマンは普通に直接、弱点武器で攻撃しても 大したダメージは与えられません。特にブレイドマンはソーラーマンと並ぶ「10」 最強ボス候補でしょうが、動きがスラッシュマン並に速いからある当て方を するのも少々大変です。 その特殊武器ですが、前作「9」でのそれは一言でいえば所謂「過去シリーズの良い所 取り」でした。はたして本当に「10」が製作されるのなら、今作ではどのような 武器が登場するのかも実は注目していたのです。しかし・・・・・・・・・ 残念ながら全体的に決定打に欠けていた。微妙だったのです。 ソーラーブレイズは、某アーケード版でのファラオウェーブに性能が似ていて、 ジョー等の盾も無効化できたのは便利で、チルドマンのみならずワイリーステージ1に 出てくるワイリーアーカイブ(だったっけ?)のリングマンの弱点武器でも あったけど、攻撃までに時間がかかるから動いている敵には当てづらい。 ウォーターシールドは、ストライクマンステージの中ボス等耐久力の高い敵には 有効で、燃費もバリア系にしては良いけど、その反面攻撃に触れる度に盾が無く なっていくから相打ちも多く、全幅の信頼が置けない。盾を飛ばせるメリットが あるのかどうかも正直微妙。 ホイールカッターも結局敵の近くから攻撃しないと当てづらく、前述ワイリー アーカイブのエレキマンに対してはロックバスターの方が楽に倒せるし、サンダー ウールもポンプマン等をを倒す時ぐらいしか出番が無い。リバウンドストライカーも バウンド次第では高い威力を発揮するけど、使いこなすのが難しく、ブロックデビル の弱点武器でもあるけど、トリプルブレイドの方が楽です。発射後軌道を変えられるのが便利で 壁も破壊できる(その代わり燃費は良いとはいえないが)コマンドボム、複数の敵 を一度に攻撃できるトリプルブレイド、敵を凍らせられるチルドスパイクはそれなり 以上には便利だけど・・・・・・・・・・ 何故特殊武器について強調しているか?「ロックマン6」ではチャージショットを 強くしすぎた反動が、「ロックマン8」ではラッシュを強くしすぎた反動がきて今度は 特殊武器を強くしすぎた反動が出てしまった「3度目の同質的な失敗」をカプコンは 犯してしまったわけだけど、そうした反動は、ますます酷くなっていた「自称」 最高傑作「2」への「歪なる神聖視」、「行き過ぎた懐古主義」故にチャージショット とスライディングを、一昨年9月に12年ぶりにシリーズ新作として登場したその 「ロックマン9」で廃止してしまった事と決して無関係ではなく、「厳しい減点対象」 とせざるを得ないからであるからです。 えっ?ブルースモードでは、ブルースはどっちも使えるじゃんって?今作から最初から 彼でもプレイ出来る様になった事等全然ポイントでも何でもないと言うか、もっと 早くナンバリングシリーズでプレイヤーキャラ化していたって全然おかしくなかった ですよ。それに彼は、同じカプコンのキャラでは豪鬼並みに打たれ弱いじゃない ですか。 そうしたデメリットの方が大きいというか、私にとっての、「9」と今作でのブルース モードはまさにそういう「歪なる神聖視」、「行き過ぎた懐古主義」に対する 「小賢しい誤魔化し」以外の何物でもない。そう言えばまたフォルテも使用できる らしいけど、当初「第3のプレイアブルキャラがいる」と宣伝しておいて 結局彼ですか。(苦笑)まあ、性能的には「フォルテ」ベースらしいけど 新鮮味は無いですね。 【総論-「ロックマン10」とは何だったのか?】 今までももう反発を買うのは承知の上で色々言ってきたわけだけど、確かに某有名 RPGシリーズ最新作のように「映像はやたら綺麗だが内容が無い」代物なのも困る でしょう。しかし、過去の作品、このシリーズの場合は特に「ロックマン2」を 必要以上に大きく位置づけて神聖視し、FC時代のグラフィックに拘るのももはや 行き過ぎであります。このシリーズの場合さらに、スーパーマリオ等とは違って そういうグラフィックでしか新作を出せないのもやはり悲劇以外の何物でもないのも もう何度か言ったとおりですが。 勿論特殊武器云々を差し引いても、「何度も死んで覚えて巧くなる」という 「ロックマン」シリーズならではの醍醐味を味わえなかったわけでは決して無い。 しかし、結局この「ロックマン10」は何だったのか?「前作での、ロックマン 『性能低下』に代わって特殊武器を強化したのは良いが、では次回作はどのように これを維持していくか等を含めた、方向性を見出していくか」?その「性能低下」 は不自然でその場凌ぎ、かつ柔軟性がないだけに余計重要な課題だったのだけど、 結局ほとんどクリアできなかったのだから、「9」とはまた違った性質での 「失敗作」となってしまったわけです。私から見れば。 しかし、その根本に、何度も言うけど、「『自称』最高傑作『ロックマン2』への 歪なる神聖視」等なおも迷走を続けている「『ロックマン』本家シリーズの根深い 問題点」があるのは「ロックマン9」も、この「ロックマン10」も全く同じなのです。 だから流石に「2」のオマージュが露骨でなく、またED等も変な突っ込み所とか 無かった分「9」よりはマシだけど、それでも、この本作に対する評価もやはり低く、 相変わらずタイアップ等でニコニコ動画に媚びているのもあいまって、やや「悪い」 寄りの「とても悪い」が相応しいですな。 稲船敬二氏とやらには、実写映画をプロデュースする暇があるのなら、これからの 「方向性」とかをもう少し真面目に考えていただきたいものですが、果たして「11」 も来年の9月頃にでも登場するのか?海外では「10」同様勝手に製作された方もいる ようですが、今のままでは、新ラスボスがシリーズ初期のシグマの足元にも全然 及ばないつまらない敵キャラだった「X」シリーズにも言えますが、いずれまた FC時代末期以降〜「9」登場前のように行き詰まるのは必至です。軽く断定しますが、 そうならない為にもこのシリーズは製作陣からファンまで一人一人変わるしか ないのです。オバマ大統領風に言えば、真の「CHANGE!!」、尾崎豊風に言えば、 「卒業」が必要な時なのだと思います。「思い出は億千万」や「エアーマンが 倒せない」等の様な、「不真面目で、低次元で、歪んだ」リスペクトがなされる ようでは全く話にならないのですから。 共感コメントは階位を持っている論客の方のみが投稿可能ですが、貴方は階位を持っていないか、ログイン状態ではありません。階位は評価を投稿等すると、1日1回の深夜の定期処理により付与されます。 |
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