大阪府東大阪市の山中などで国土交通省職員神岡孝充さん(52)の切断遺体が見つかり、強盗殺人容疑で男が再逮捕された事件で、神岡さんが殺害される直前に「30分後に家を出る」と海外にいる妻にメールを送っていたことが府警への取材で分かった。神岡さんは妻に会うため渡航する予定だったといい、府警が襲われた経緯を調べている。25日、男を送検した。
府警によると、男は無職大木滉斗容疑者(28)。同じマンションに住む神岡さんは昨年12月27日、自宅でテレワークを終え、午後3時半ごろ妻にメールを送信した後、連絡が取れなくなった。同29日に妻が府警に申告した。
府警が神岡さん宅を確認すると、出国準備をしたとみられる荷物が残され、争ったような形跡はなかった。メール送信から30分後となる27日午後4時ごろ、神岡さんが自宅を出たところで容疑者に襲われたとみられる。
容疑者は少なくとも約200万円の借金を抱え、事件後に返済した形跡もあった。2人に面識はなく、再逮捕前「お金がないので殺すしかなかった」と供述していた。
切断遺体は山中と大阪市の廃虚マンションの敷地内で発見。容疑者は2月3日に死体遺棄容疑で逮捕され、容疑を認めていたが、同23日、強盗殺人容疑で再逮捕された後は黙秘に転じている。(共同)