山野 弘樹@『VTuberの哲学』(春秋社)/『VTuber学』(岩波書店)

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山野 弘樹@『VTuberの哲学』(春秋社)/『VTuber学』(岩波書店)
@Ricoeur1913
哲学研究者(東京大学|元日本学術振興会特別研究員DC1)/専門:リクール哲学|VTuberの哲学/書籍:『独学の思考法』(講談社現代新書、第6刷)、『VTuberの哲学』(春秋社、第4刷)、『VTuber学』(岩波書店、第4刷)/日本哲学会優秀論文賞受賞|日仏哲学会若手研究者奨励賞受賞|日本哲学会若手研究者奨励賞佳作
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山野 弘樹@『VTuberの哲学』(春秋社)/『VTuber学』(岩波書店)’s posts

「論破できる人カッコいい」っていう風潮があると思うのですが、相手の議論の弱点を突いて自分の(一時的な)優位を示す「論破的思考」よりも、互いの議論の穴を補い合うことで、新しい洞察を共に獲得できるような「対話的思考」の方がよほど建設的だし、これからの社会にもマッチしている気がします。
VTuberリスナーに対して、「二次元を好きと言いながら、実際には三次元の人間を求めていて、どっちも中途半端に追い求めているファン層だよね」みたいに論じるツイートが流れてきたのですが、VTuberというコンテンツは、デジタル上の身体とリアルな人格が一体化して出来上がる存在なので、要素を勝手に
これは言うべきかどうか悩んでいたのですが、この際なので言います。去年何人かの人に「VTuberというものを観ています」と話した時に、「え、無理かもw」「あー…そういうのなんですね」みたいな反応を割と露骨にする人たちがいました。しかもその人達は日頃「対話は大事だ」と主張する人達でした。
僕の友人(博士課程)が翻訳を担当したのですが、半年経っても約束されていた報酬が支払われず、その件について問い合わせても全然返信がなく、挙句の果てに突然「原稿の確認をお願いします。二日後までに」という連絡を受け取るという始末。 まるで大学院生を搾取するような構造に憤りを隠せません。
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分解して、「それは中途半端な姿勢だ!」と論じるのは、(言葉を選ぶなら)非常に表面的な感想だなと感じます。 例えるなら、「お寿司が好き」という人に対して、「お寿司好きの人間は、刺身と白米を両方追い求めていて、中途半端で可哀想」と言っているようなものです。
ご報告です。某学術誌に投稿したVTuberに関する哲学の論文が査読に通ったとのご連絡をいただきました。VTuberをテーマにした哲学の査読論文は、少なくとも国内では初めてです。 2名の先生に査読をしていただけたことで、「VTuberの哲学」が学問分野として成立しうるという確信を得ることができました。
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その場の空気感から明らかでしたが、あれは見事な偏見の現れ方だったと思います。 見た目がanime-like visualだから受け付けないのでしょうか? そして自分が理解できないものを楽しんでいるコミュニティが気持ち悪いのでしょうか? 日頃「差別は絶対に許せません」と活動する人達が、こういう場面では
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そして、お寿司の比喩で考えるなら、いわゆる「VTuberの実写コンテンツ」を楽しむ鑑賞者は、「普段お寿司を食べているけど、普通にお刺身を食べるのも好きな人」みたいな感じに理解できると思います。でも、だからと言って、その人が「お寿司好きではなくなる」というわけではありませんよね。
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非常にナイーヴに(当人を目の前にしてなお!)偏見を露呈するという事実に、正直驚きを隠せませんでした。 VTuberの方への異常なまでの誹謗中傷や、近年始まったばかりの「VTuber文化」に対する強烈な無理解は、こうした「だって変じゃんw」といった差別的な姿勢に端を発しているのかもしれません。
現在チラズアートの最新作「新幹線0号」の配信が流行っていますが、VTuberのさくらみこさんが、「新幹線で眠っている男性の耳元でささやく」ように映すという配信上の演出を行いました。こうした工夫は非常に独創的なものですし、VTuberによるゲーム実況の魅力的な特徴の一つだと思います。 #みこなま
The media could not be played.
昨日、儒烏風亭らでんさんが「自分の出身地には何も無い…」というコメントに対して、「何も無いことはないです、なぜなら土地には歴史があるからです」と即答されていました。単なる物質的なもの以外にも目を向けられるような、らでんさんのような「人文学的想像力」が社会には必要だと思いました。
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剣持刀也さんのにじフェス振り返り配信を観たのですが、本当に言語化能力が高い方であると思います。言語化可能なものだけでなく、言語化しにくいものに関して、その言語化しにくさに対しても真っ直ぐ向き合うところが、彼の誠実なところなのだろうなと感じます。知性と情熱、その両方を感じます。
今日はVTuberにハマったばかりのいとこと一緒に、丸一日かけてVTuberの鑑賞会をしようと思っています。 「企業/個人V」、「男性/女性V」問わず、幅広いVTuberの方の動画を観ようと思っているのですが、何かオススメはありますか? (ちなみにいとこは、今は白銀ノエルさんが気になってるそうです!)
「VTuberの哲学」研究会でお世話になっている方に「ReGLOSSの儒烏風亭らでんさんという方が面白いんです」と初配信流しながら紹介した直後に、らでんさんが『VTuberから哲学を考える』という研究の存在を紹介してくださっていて本当に驚きました… 今後も粛々と研究を続けたいと思います。 #らでん記
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最近驚いたことの一つとして、「批評」という言葉を「筆者の人格を揶揄したり中傷しながら重箱の隅をつつきまくる(それによって粗を探す)」という意味で理解している人が一部いるみたいなのですが、これ、どういう文脈でこういう使い方をする人たちが現れちゃったんですかね…。一体何の影響なのか…
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この点に同意されない方は、多くの場合、不必要に攻撃的な口調になる傾向性が高いと思います。 (相手を委縮させるような言い方をしたり、小ばかにするような言い方をします) なお、こうした「対話的思考」は、哲学研究者たちが哲学書を読む(解釈する)際によく行っている読み方の一つでもあります。
最近にじさんじの剣持刀也さんが「NIJIDERO」配信の中で「今や皆様がこのバーチャルな世界に来るだけの時代は終わり、我々がそちら側[リアル世界]に遊びに行く時代になった」と仰っていて、VTuber史的にも大変示唆に富む証言だと思いました。 「歴史を語りつつ、歴史を紡ぐ存在」なのだと感じます。
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こちらの加賀美ハヤトさんの「質問力」、実際の哲学の学会でも通用するレベルですので、学会の質疑応答の仕方に悩んでいるという方がおられたら、是非こちらを参考になさってください! 【Ib リメイク版】実は前情報一切ナシです。【にじさんじ/加賀美ハヤト】 youtube.com/clip/UgkxLKllr #加賀美ハヤト
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大昔の哲学書をわざわざ読んで「この著者はおかしい」と評価したところで、得られるものはあまりないですからね…。 哲学書を読むときに重要なのは、現代の世界観では見出すことのできない物の見方を発見する精神的態度だと(個人的には)思います。論破自体が目的になるべきではないと思います。
「贔屓」とかそういうの無しに、雑談の一環で「美学は哲学の一種なのに、哲学自体を学べていないのは「学び」として足りない気がする」という発言が飛び出すVTuberの方は、後にも先にも(とりわけ、にじ・ホロ・ぶいすぽでは)らでんさんだけだと思っています。新たな歴史の風が吹いていると思います。
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最近は「抽象的な」という言葉が単に「曖昧な」という意味で使われ過ぎていると感じるので、自分は「抽象化された」という言い回しを用いるようにしています。「抽象化された」文章は必ずしも「曖昧」ではなく、むしろ明晰に論理構造を示してくれていることの方が多いからです。
VTuberの朝活って、本当に良いなって思います。多くの場合、チャット欄で「学校いってきます!」「仕事に行ってきます~」みたいなコメントが流れて、VTuberの方が「行ってらっしゃい~!」って送り出してくれて…。すごく温かい雰囲気で、双方向的なライブ配信の魅力が詰まっていると思います。
何かの専門を極めている人は本当に魅力的に見えます。そういう人たちは、大抵自分たちのスキルと結びついた「特殊な現実の認識方法」を持っているので、そういう人たちから話を聴けるのがとても楽しいんです。 極限まで専門性を深めた人は、常人とは全然違う「世界の見方」をしてるんだと思います。
ホロライブに所属する儒烏風亭らでんさんが、たった今チャンネル登録90万人を達成されました! (※9月9日に70万人、9月27日に80万人達成というペースです) 明るい性格と学問的な好奇心を共に合わせ持つ稀有なVTuberの方です。今後、彼女は「ホロライブの歴史」にいかなる風を吹き込むのでしょうか。
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これからの時代は「とにかく知識を蓄える」ための知性よりも、「目の前に提示された信頼性不明の情報を“知識”として受容して良いのか否か」を判断できるような知性の方が重要になってくると思います。なので、「出典や整合性を確かめる」という“研究者的な発想”は社会にとって非常に有用だと思います。
ご報告です。「VTuberの哲学」をメインテーマにした初の学術書が春秋社から刊行されます。本書では「VTuberとはいかなる存在者か」という問いや「VTuberはいかにして鑑賞されるのか」などの問いを扱いました。事例も豊富ですので、哲学やVTuberに興味のある方であれば、きっと面白く読めると思います。
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出版不況の中、学術系の出版社も大変な状況なのだとは思うのですが、僕の友人も生活に余裕がない中で、大変な時間とコストをかけて翻訳を担当したわけなので、せめてそうした人へ最低限の敬意を払ってほしいと思います。 (担当者の方は、他の先生にはすぐに返信のメールを返していたそうです。)
ホロライブ6期生「秘密結社holoX」の沙花叉クロヱさんが、2025年1月に卒業(配信活動終了)されるとの発表をしました。3年前の今日、彼女が初配信をして、その仮面を外した瞬間を今でも覚えています。 「一つの終わり」は、別の側面で言えば「一つの始まり」でもあります。そう思うしかないですよね。
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昔「VTuberをやっている人たちがクリスマスを大切な人たちと過ごしていても何も問題ない(それを理由に叩いたり決してしない)」という趣旨のツイートをしたら、とある私大所属の同人誌作ってる大学生が引用リツイートでブチ切れてたんですよね…。落ち着いたほうが良いなと思います。
なんと、ホロライブのVTuberである儒烏風亭らでんさんに、書籍紹介コーナー「書庫らでん」にて拙著『VTuberの哲学』を紹介していただきました! 実は本書の中にはらでんさんの事例も含まれているので、ご本人様に紹介していただけて本当に光栄に思います。今後も研究に専念してまいります。 #らでん記
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昨日、ホロライブの儒烏風亭らでんさんが「知らないことばっかりだって思う事が人生においての楽しみ」と仰っていたのですが、本当にその通りだなと思いました。「知らないことがある」ということをむしろ「ワクワクすること」として捉えるらでんさんの感性は、とても素敵だなと感じました。 #らでん記
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この度、儒烏風亭らでんさんとコラボをさせていただくことになりました。 「哲学ってどういうもの?」という話を、一哲学研究者の視点からお話しさせていただければと思います。『VTuberの哲学』や『VTuber学』執筆時の裏話もお話しするかもしれません。 31日に、ぜひご視聴いただけますと幸いです…!
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儒烏風亭らでん🐚ReGLOSS
@juufuuteiraden
今週の配信スケジュールです!どーん!! スペシャルコラボウィーーーーーク!! 27日 歌枠リレーからの青くん枠でコラボ 28日 it!!に出ます! 29日 リグ部屋ラジオ&初マダミスコラボ 30日 ラミィ先輩と飲む 31日 山野弘樹先生(『VTuberの哲学』著者)コラボ #らでん記
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ご報告です。本日、『フィルカル』にてVTuberに関する哲学の査読論文が刊行されました。「VTuberの哲学」をテーマにした査読論文は、少なくとも国内では初めてです。(二名の大学の先生方に査読をしていただきました。)VTuberのリスナーの方や、哲学に関心のある方に是非読んでいただきたく存じます。
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卒業に関する詩子さんの配信、「今まで本当にありがとう」「詩子お姉さんのおかげでにじさんじにハマりました」といった言葉で溢れています。一人のVTuberが卒業する。これほど悲しいことはないですが、こうやってお互いに気持ちを伝えられるのは、幸せなことかもしれません #詩子おねえさんといっしょ
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「難しい本の読み方」は定期的に話題になると思うのですが、個人的には、「本を読むタイミングがその人の中で訪れているか」という観点も大事だと思っています。例えば「正義」について関心をほとんど持っていない人が「正義論」についての本を読むのは苦痛でしかないと思います。ですが、逆に、
「VTuber文化」に伝説的な衝撃を与えたレジェンドVTuberの一人、月ノ美兎さん(にじさんじ)がまた革新的な動画を投稿されました。AI四種+人間で「大喜利」をさせて、誰がどの回答をしたか当てるという企画です。「AIの個性」や「人間にしかない強み」などを楽しく学ぶことができる天才的な企画です。
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哲学コラボ、本当にありがとうございました! もともと「哲学の意義と魅力を伝えたい」という思いで哲学研究者を志した身なので、このような機会をいただけて、本当に光栄でした。 大変お忙しい中コラボをしてくださったらでんさん、そして配信を見てくださった皆さま、本当にありがとうございました!
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儒烏風亭らでん🐚ReGLOSS
@juufuuteiraden
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配信ありがとうございましたー!! ずっとやりたかった哲学コラボができてとても嬉しかった&楽しかったです👀✨ 山野先生!!お忙しい中ほんとうにありがとうございました🙇‍♀️
これは本当に自戒の念を込めて言うのですが、あんまり、頑張りすぎない方が良いと思います。人より二倍、三倍頑張ってしまうと、いつしか「どうして自分は他の人より二倍、三倍評価されないんだろう」という感情が増えていきます。そして、納得できない人が評価されるのを見て、しんどい思いをします。
いま「VCR GTA3」がものすごい盛り上がりを見せていますが、それに伴って各参加者へのアンチコメントも増えています。ここまで来ると、「彼らはどこからやって来るのか?」「なぜ書き込まずにはいられないのか?」という視点で、アンチコメント自体が研究の対象になりそうだなという気さえしてきます。
大学院に入って一番良かったと思うことの一つは、「適切な謙虚さ」を手に入れられたことです。原稿検討会で的確な批判をされるたびに、その時点での自分の力量を痛感させられます。こうした経験を経なければ、きっと私は傲慢な人間になっていたかもしれません。傲慢さや尊大な精神は文章に滲み出ます。