栃木県内 昨年度の障害者虐待通報件数 過去最多
昨年度、県内で障害のある人が施設の職員や家族などから虐待を受けたとする通報の件数はあわせて109件と、これまでで最も多くなったことがわかりました。
県は、昨年度、県や市町に寄せられた障害のある人への虐待に関する相談や通報の件数をまとめました。
それによりますと、昨年度は109件と前の年度から12件増えて、平成24年に調査を始めて以来、最も多くなりました。
県障害福祉課は「障害者虐待への理解が進んだことで疑いの段階からの通報などが増えた」と分析しています。
このうち、実際に虐待を受けたと判断されたのは33件で、前の年度から1件多くなりました。
これを状況別にみてみると、障害者福祉施設の職員などによる虐待が15件と2019年度と並んで最も多くなったほか、親や家族など養護者による虐待が14件などとなっています。
また、虐待の内容を見てみると、暴力などの「身体的虐待」が14件と最も多く、侮辱するなどの「心理的虐待」と、正当な賃金を支払わなかったり預貯金を使い込んだりする「経済的虐待」がそれぞれ12件となっています。
県障害福祉課は「障害者虐待を防ぐためには相談や通報が第一歩になるので、気になることがあれば相談してもらいたい」としています。