県内の障害者福祉施設で昨年度に虐待の相談・通報が210件
2023年度、県内の障害者福祉施設で、障害者に対する虐待の相談や通報が210件にのぼり、調査開始以来、最も多くなったことが県のまとめでわかりました。
県によりますと、昨年度、県内の障害者福祉施設での障害者に対する虐待の相談や通報は、前の年度より49件増えて、210件でした。
200件を超えるのは、障害者虐待防止法が施行されて調査が始まった2012年度以降、初めてで、これまでで最も多くなりました。
このうち、虐待と認定されたのは23件で、虐待の種別は複数回答で▼「顔を手でつかみけがをさせた」などの身体的虐待が14件、▼「日常的に威嚇的、侮辱的な発言や態度があった」などの心理的虐待が14件、▼「室内でキスをし体を触ろうとした」などの性的虐待が4件、▼「昼食や服薬をさせなかった」といった放棄や放置などのネグレクトが1件でした。
虐待と認定された事案について、県は施設に指導を行ったほか、改善計画の提出を求め、改善状況を確認したということです。
また、親や配偶者など養護者による障害者への虐待の相談や通報は244件あり、このうち、54件が虐待と認定されました。
虐待の加害者は、▼両親が34件、▼配偶者が6件▼兄弟・姉妹が6件などとなっています。
県は、「虐待防止のために研修などの取り組みを引き続き徹底していく」としています。