「借りぐらしのアリエッティ」感想
あけましておめでとうございます。2012年はロンドンオリンピックが目玉の一つであり、アメリカ・ロシア・台湾では大統領(総統)選挙を控えており、中国では胡錦濤が建前上の最高指導者の地位である総書記を退く予定ですが、さて今年はどのような出来事が起こるのでしょうか。
さて、今年初の日記ですが、金曜ロードショーで放送されたジブリアニメ、「借りぐらしのアリエッティ」の感想を述べてみたいと思います。
原作者はメアリー・ノートンという人らしいけど、アニメーション技術の高さは相変わらずでしたね。キャラクターの動きが非常に滑らかだったと言うか、躍動感が感じられはしました。
しかし、残念ながら褒められたのは今回もその点だけでした。人間に見つかる不安におびえながらも、両親と仲良く暮らしていたアリエッティ、健康のみならず、家族愛にも恵まれなかった翔とは対照的だったのは興味深かったけど、掘り下げ不足だったと言うか、背伸びしがちな所があったのも相まって、彼女には特に感情移入は持てなかったです。翔の方は、普通に好感が持てた少年でしたが・・・・・・・・
その二人の交流に水を刺す事になったのは、翔の家でお手伝いとして働いていた婆さんで、小人の存在を信じてもらえなかった過去には酌量の余地があったけど、業者に駆除を頼む等何気にエグいと言うか、変にうっとおしい婆さんでつまらないキャラでした。全然可愛くなかった(苦笑)猫は、アリエッティ家族の引越しを黙認する等の変容は粋が感じられましたが。
そんなキャラクター達のボイスを担当された声優陣ですが、神木隆之介くんは及第点だったと思うし、志田未来ちゃんや三浦友和氏、樹木希林氏等は頑張れる範囲で頑張られていたのも分かります。しかし、所詮は「餅は餅屋」と言うか、キャラに生命を吹き込み、深く感情移入させられるレベルじゃなかった。藤原竜也くんはダメでしたね。普通にぎごちなく、配役の口数の少なさで誤魔化していた感じでしたね。彼もラマになった王様等一応経験はあるのだが、まあ所ジョージ氏もポニョではあの体たらくでしたからね。
流石にそのポニョやゲド戦記等よりはマシだったけど、「翔はええ子だったな」程度で、そんな伝わったものは無かった。宮崎駿氏も、最新作のココリコ坂とやらは評判良いらしいけど、芸能人の声優起用等変なブランド意識を捨て去らない限りは80年代以前のジブリアニメには戻らない。何作作っても同じだと強く思います。やはりほぼ同時期に地上波放送されたラピュタは視聴率15.8%を記録して、私の職場でもちょっとした話題になりましたが、何故公開から25年経っても、そのような根強い人気は健在なのか?よく考えていただきたいとも思います。
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