152年の歴史 諫早市の遠竹小学校で閉校記念式典 

少子化による児童数の減少で今年度での閉校が決まっている諫早市の遠竹小学校で、16日閉校記念式典が行われました。

諫早市小長井町の遠竹小学校は、152年前の明治6年に開校し、多いときには200人以上が通っていましたが、少子化で児童数の減少が進み、今年度での閉校が決まっています。

16日は、学校の体育館で閉校記念式典が行われ、児童22人や卒業生、それに地域の人たちなどおよそ300人が参加しました。

式では、6年の高平眞広さんが、「どの場所にも思い出がありますが、ここで過ごした思い出は決して消えません。最後の6年間を過ごせて、本当に幸せでした。ありがとう遠竹小学校」と述べました。

そして全員で校歌を歌い、なかには涙を流す卒業生の姿も見られました。

式のあと、校庭では、児童や地域の人たちが地元に伝わる踊り「遠竹浮立」などを披露し、最後に風船を飛ばして学校に別れを告げていました。

5年の女子児童は「少しさみしいですが、最後までみんなと仲良く楽しく過ごしたい。遠竹小が大好きです」と話していました。

卒業生の30代の男性は「思い出が詰まっているので悲しいですが、学校にはありがとうと言いたい」と話していました。

諫早市では、今月23日に、同じ小長井町にある長里小学校でも閉校記念式典が行われ、遠竹小学校とともに新年度から町内の別の小学校に統合されます。

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