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起業家を育てるのは無理なのかー真珠の養殖のように人材を育成しろとの師の教えー

2024年は私にとって最悪の1年だった。人生でおそらく最初で最後の大型プロジェクトが採択され、朝から晩まで、本当に休みなく働き続けた。そのおかげで、研究上は非常に大きい結果を得た。今後学会や国際会議、ジャーナルで発表し、スタートアップ育成の現場で生かしていただける知見だと思う。それ自体は嬉しいが、研究成果以外はとんでもない1年だった。

一緒に仕事をするはずの自治体担当者と7月から連絡がつかなくなった。
最後に会った日、キラキラ系のあなたが嫌いだ、との主旨のことを言われた。
基本的にはそれが理由での無視だと理解している。
本件についての詳細は改めて書く。あと、キラキラしてない実態は以下詳細。

学内では、規定にない特別会計ルールを作られて仕事の量が何倍にもなり、スタッフとの信頼関係が棄損した。
私がそれを事務方に抗議したことで、「もっとこっちがいじめられるのに、何で抗議したんだ」と言って、さらに揉めた。

無断欠勤を注意すると先生が怖いと言い出す。
周囲には叱るな、ハラスメントだと言われたら先生が損だと説得される。
ほっとくと平気で自由出勤、連絡なしに勝手にリモートを始める。
朝の通勤途中に眩暈がして行けないからカフェで休んでいる、遅刻すると連絡が来たので、「そのまま休んで、お大事に」と指示すると、「休むのを強要された」と言い出した。
これでもか、これでもか、と災難が襲い続けた。
「こんな状況、普通はメンタル病みますよ」と近しい人に言われていたけど、ここで挫けたら今までの苦労が全部水の泡になると、必死で耐えていただけ。
それに、今振り返ると、傷つく暇もないくらい忙しかったのだ。

そしてトドメ、強烈なクレームが入った。
研究室メンバーが私の許可なく送ったメールが大変失礼な内容で、研究協力先がとても気分を害されたのだ。
慌てて謝りにいったところ言われた。
「こういうメールも、失礼な依頼も、全部姜先生がさせてると思われてますよ。姜先生の依頼だからみんな我慢して聞いてることたくさんあると思いますよ。」
また別の先で
「褒める教育やら、起業家教育やらが甘やかしになって、結局、何もなし得てない若い学生やスタッフが偉そうになっただけなんじゃないんですか。」

反論できなかった。

今の起業家教育は税金で、資金も場所も教育も全部お膳立てして、学生や若い人を起業家に仕立て上げている面が大いにある。そういう自分がそれに長年与してきた。
起業するのに全部お膳立てして、「はい、あんた起業家です」じゃあ調子に乗るのに決まってる。私はそれをやってきた。
ただ、その問題点は重々承知していたからこそ、行儀作法からマインドから教えてきたつもりだったけど、私の見えないところでは全然違う顔をしている、教え子たちの姿を10年経って今、知ってしまったのだった。

勤怠が悪いスタッフに注意した時、「ここまでいうつもりはなかったんですが言わせてもらいますが、出勤が遅いっていわれますけど電車の中でメールを返したり、写真をクラウドにアップしてます」と言われ、倒れそうになった。
流石にこれは横で別の教員が「通勤時間は勤務時間にならない」とピシャリと注意したが、ここまで勘違いするような教育をした自分に絶望した。
一体自分は何を間違えたのか。
本当に骨身を削って研究に教育に取り組んできたが、やってきたこと全部間違いだった。
そう思うと学生にもスタッフにも、そしてお金を出してくださった国民の皆様にもただただ申し訳なくて、絶望するしかなかった。

それで年末締め切りの書籍原稿の締め切りを落としてしまい、本の出版も延期になってしまった……

そして暮れも押し迫った日のランチで、大恩師の大江建先生にお会いした。
大江先生は早稲田大学ビジネススクールの元教授で、私にとっては恩師の先輩という大恩師の関係である。
大江先生が始められたビジネスコンテストの事務局をさせていただいているのでお付き合いがあり、折に触れ相談したり教えていただく孫弟子のような間柄である。

この日のランチで、大江先生に私はその心境をぶつけた。
「起業家を育てるってこと自体が無理なんじゃないかって、私のやってることは無意味なんじゃないかって思ってるんです」と。

大江先生は「そうそう簡単に育たないでしょ」と淡々とお答えになった。

起業家教育は真珠の養殖と一緒。
天然真珠が見つかる割合はどれくらい?0.1%くらいじゃないの?それとおんなじ。小さい時に核を入れて、養殖真珠にやって数%に上がる。
と言っても大半が出来が悪くて粉にされたりする。
最高級真珠の花珠なんか、そうそうでない。
オタクのその学生さんらは粉にされたんだね(笑)
だからって、核入れて養殖しなかったらそれもできない。

だから起業家教育は、できるだけ早い年齢でやるのが大事。
あこや貝に核を入れるのと同じ。

大江建先生のお言葉 2024年12月

私はこのお話に、非常に心を動かされた。
10年やったくらいで調子に乗っていた。
まだ10000人教えてない。10000人教えてから、愚痴ろう。

それと、大学に入ってからじゃ起業家教育は遅い、もっと早くしないとだめなんだ。

大江先生の真珠理論に自分の絶望が、希望に変わった。

大江先生には8月に「スタートアップ教えている人間が、AIのプロンプトも書けないようじゃ話にならない」と挑発?されてから、私は今、4つの有料AIサービスを駆使して仕事をするようになった。
研究員が退職した後、その仕事を全部AIに置き換えた!
でもこの文章は全部手書きですヨ!

大江先生という師を得て、自分はもっと上の視座、遠い未来を目指せるような気持ちになっている。
わかってくれない人、分かり合えない人とは今世で縁がなかったんだろう。
組織の名前で仕事する人間のクライテリアに、
自分の名前でやってる私が付き合う必要は全くない。

私は一つの花珠、最高級真珠に巡り合う日を信じて、これからも教育と研究に邁進していく。

誰かに不当な邪魔されたら、全力で殴りかかって薙ぎ倒しながら、行く。

2025年も大変な年になる予感しかないけど、仕方ない。

花珠探しの旅に出る。

追伸
そういうわけで、この気持ちを大切にするために花珠のジュエリーを買おうと思って宝石屋さんを巡っている。TASAKIの真珠が素敵すぎて、欲しい〜
2025年はお仕事頑張って、TASAKIのジュエリーを買って、大江先生の金言お守りにします。

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起業家を育てるのは無理なのかー真珠の養殖のように人材を育成しろとの師の教えー|姜理惠 法政大学アントレプレナーシップ教育研究所所長
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