大ベテラン山口富生(55=岐阜)が、自身が持つ最年長G1勝利記録を塗り替えた。
2R一般で、北津留翼(3着)の突っ張り先行に乗って直線差し切り快勝。これまでの記録は昨年11月24日の競輪祭で挙げた54歳10カ月18日だったが、55歳1カ月18日で挙げたこの日の勝利で92日更新した。
「翼が頑張ってくれた。ありがたい。長い距離を踏んでくれたので(別線を)けん制できる余裕もあった。ためて、ためて(ライン)3人で決まるように踏んだ」と、坂口晃輔(2着)も含めたラインでの上位独占を喜んだ。
中部黄金時代も今は昔。今大会の参加選手がわずか6人という数字が示す通り、近年の同地区の地盤沈下は著しい。
山口は「今、地元の若手にはっぱをかけているところ。あと3~5年で出てくると思う。それまでは自分が選手である限りは指導していきたい」と言葉に力を込めた。
さらに、昨年いっぱいで引退した同世代のスター・神山雄一郎氏にも触れた。「兄貴のように思って慕ってきただけに寂しい。ずっと(選手を)やると思っていたので」と残念そう。
それでも、この日に場内のファンから沸き起こった「トミオ・コール」について聞かれると「本当にありがたかった。次の名古屋(G3、3月1日~)も頑張りたい」と闘志を燃やしていた。