もし、ダンまち世界におぞましきトロア(姿だけ)な人がいたら


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作:MoMole
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第4話 案内と巡回


駄作+処女作です。
温かい目で見守ってください。

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昨夜の出来事をトロアは話さないようにしている。なぜなら、女性たちの会話を盗み聞きするなど、変態扱いされても反論できないからだ。

 

(昨日は決して疚しいことを考えて、盗み聞きしたわけじゃないからな!!)

 

そう考えながらリビングへ到着したトロアは、扉を開けた。そこには、自分以外のメンバーが集まっていた。

 

「あら?トロア、おはよう!昨日はゆっくり休めた?」

 

「あぁ、休み過ぎと思うくらいにしっかりと休めた。集まるのが遅れてすまない…」

 

自分が最後に来てしまったことを気にして、彼女たちに謝罪をした。すると、アストレア様は

 

「気にしなくて良いわよ?この子たちは、いつも朝が早いから」

 

アストレア様は、微笑みながらトロアに答えた。

 

「そうか…今日もダンジョンに行こうと思うのだが、大丈夫か?」

 

アリーゼは、眉間に皺を寄せていた。

 

「それなんだけど……トロアに都市の案内しなかったから今日は巡回しながら一緒に見て回りましょ!!」

 

それを聞いたトロアは、ズッコケそうになった。

 

「そ、そうだったな…そこまで気にする必要はなかったのだが…」

 

「いいえ!気にするわ!!私たちの大切な仲間なんだから!」

 

アリーゼはトロアの手を取り促すように引っ張る。

 

「それじゃあ!いきましょ!!悪さをする人間を取り締まるんだから!」

 

「分かったから…自分で歩けるから手を放してくれ...」

 

恥ずかしそうに、トロアは答えた。

 

「フフン!私の美しさにようやく恥じらってくれたわね!!」

 

「いや、俺も子どもではないから放してくれと言っているだけだが…」

(本当はあなたの言う通り恥ずかしいです!!)

 

平静を保っているが、内心のトロアは緊張していた

 

「もう!嘘でも『そうだ…』って言ってくれればいいのに…」

 

アリーゼは頬をリスのように膨らませていた。

 

「アリーゼ、そろそろ行きましょう…」

 

「そうね!リオン、トロアも準備は大丈夫?」

 

「あぁ、問題ない…」

 

そうして、アリーゼ、リオン、トロアは都市の巡回に向かった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

巡回もある程度してたが、道行く人々がトロアの姿をみて避けて通っているのが分かった。

 

「アリーゼ、すまないが俺は帰った方が良いのではないか…?」

 

「どうしてかしら?」

 

「見てわからないか?住民は俺を恐れている…だから」

 

「トロア、あなたは私たちの大切な仲間なよ。リオンはどう思う?」

 

いつもふざけた口調だったアリーゼは真っ直ぐな眼差しでトロアに言い、リオンに質問した。

 

「えぇ、トロアさん、あなたは誠実な人だ。だから、自信を持つべきだ…」

 

「そうか…ありがとう。少し自信がついた…」

 

そうすると、後ろから声をかけられた。

 

「あ!アストレア・ファミリアだぁ~!」

 

そこには、ぬいぐるみを持った小さな少女がいた。

 

「そうよ、正義の味方アストレア・ファミリアよ!そういう貴方はこの前の事件で逃げ遅れた女の子、リアちゃんね!」

 

「うん!おねえちゃんが助けてくれた、リアだよ!ヒッ!!」

 

リアと呼ばれた少女はトロアを見た瞬間、怖がってアリーゼたちの後ろに隠れてしまった。

 

「アリーゼ、その子とは知り合いなのか?」

 

「えぇ、この前の事件で逃げ遅れちゃった子なの!名前はリアちゃんよ!!」

 

「そうか…」

 

アリーゼがトロアと話している姿を見たリアは、トロアに恐る恐る質問をした。

 

「おにいさんは、おねえちゃんのお友達なの…?」

 

「あぁ、俺はアリーゼと知り合いだ。怖がらせてすまない…お詫びと言っては何だが、これを君にあげよう」

 

懐に手を入れたことで周りの住民が何をするのかと恐れていたが手に取ったのは、小さな飴玉をリアに差し出した。リアは手に取り口へ頬張ると目を輝かせて味わっていた。

 

「美味しいか?」

 

「うん!美味しいよ!!」

 

「そうか…それは良かった」

 

後ろから、アリーゼとリアの母親らしき女性が話していた。

 

「ああ、冒険者様、あの時は本当にありがとうございました!なんとお礼を言ったら良いのか…」

 

「私たちは正義に従っているだけよ。だから気にしないで!いつだって、私たちはみんなを助けるから!」

 

リアは、母親に駆け寄り飴玉をもらったことを自慢した。

 

「おかあさん!このおにいさんからもらったの!」

 

「え?ありがとうございます。ヒッ!!」

 

母親はトロアの姿を見た瞬間、リアと同じ反応をした。

 

「安心して!彼は私たち『アストレア・ファミリア』の新しい仲間だから!!」

 

母親だけでなく、周りの住民もトロアをみて驚いていた。

 

「そ、そうだったんですね!先ほどは失礼な態度をしてしまい申し訳ありません。」

 

「気にする必要はない…初めて、この姿を見て驚かないという方が難しいだろう…」

 

「ありがとうございます!リア、そろそろ、行くわよ!」

 

母親に呼ばれてリアは、一緒についていくのだが、振り返りアリーゼたちに

 

「またね!おねえちゃんたち!」

 

ほっこりした空気をぶち壊す声が遠くから聞こえた。

 

「あ~~~れ~~~っ!」

 

「ははっ!もらったぁ!」

 

「俺の全財産444ヴァリスがぁぁぁ!だれか取り返してぇぇぇぇんっっ!」

 

「あれって神様?神から財布をブンどるなんて世も末ね!というか所持金が微妙にショボいわ!神なのに!!」

 

冗談交じりに話しているアリーゼだが、いち早く駆け出したのは、トロアだった。

 

「その財布をこちらに渡せ…」

 

「はっ!誰が渡すかよぉ!」

 

「そうか…なら無理やりに捕まえてやる!!」

 

恩恵がないトロアは、全力で財布を盗んだ人の腹に目掛けて殴った。

 

「ぐほぉ!!」

 

腹を殴られた犯人は地べたに蹲り、悶えていた。

 

「そのままおとなしくしていろ…さもなければ…」

 

追撃を駆けようとしたがアリーゼたちとは別方向から声をかけられた。

 

「えぇと、それくらいにしてあげたら?確かに悪いことはしちゃダメだけど…」

 

「お前は…」

 

後ろから、リオンが

 

「アーディ!」

 

「そうだよ!品行方正で人懐こくてシャクティお姉ちゃんの妹でリオンたちと同じレベル3のアーディ・ヴァルマだよ!じゃじゃーん!!」

 

「いったい誰に説明しているのですか?貴方は…」

 

リオンとアーディと呼ばれる女性が芸人のようなやり取りをしていたのだった

 

「久しぶり、リオン。今日も綺麗で可愛いね。抱きついてもいーい?」

 

「アーディ、話を聞いてください…」

 

「フフーン!私はすでに昨日しっかりリオンを抱き枕にして寝たわよ!」

 

「私の周りには人の話を聞かない者が多すぎる!!」

 

すると、犯人を取り押さえているトロアが額に青筋を立てて静かに話した。

 

「お前たち、本気でこいつを捕まえる気あるのか…」

 

「おっと、冗談は置いといて…おじさん。盗んだものは返してね」

 

「くううぅ…返す前にこいつが邪魔で返せねぇよ!」

 

犯人を抑え込んでいるトロアに向かっていった。

 

「当たり前だ。放したら貴様は逃げるだろ…」

 

「もう逃げねぇよ…」

 

「そこまで信用するほど俺はお人好しじゃない…」

 

「くそっ!もう詰んだ、詰んだ俺の人生!さっさと牢屋にぶち込みやがれ、ちくしょう!」

 

犯人の懐を漁って盗まれた財布を取り返した。すると、犯人は

 

「お前らみてえな強い連中にはわかんねえだろうな!こんな真似して、食い扶持稼ぐ俺たちのことなんかよぉ!」

 

「それが貴様の言い訳か?…」

 

トロアは、犯人の言いがかりには苛立ちを憶えた。インレーテの安息の鎌を構えて、犯人の首筋に刃を当てた。

 

「うっ!!それが事実じゃねぇか!」

 

「ならば、貴様が人が汗水垂らして稼いだものを奪ってよい理由にはならない…」

 

犯人は反論できずに押し黙ってしまう。すると、アーディは

 

「そこまで、でもおじさん、悪いことは悪いことだよね?だから誓ってもう悪いことはしませんって…」

 

「は?」

 

「罪を犯したことに変わりはありません!アーディ、貴方はガネーシャ・ファミリアではないのですか?」

 

「リオン、飴と鞭ってあるでしょ?お姉ちゃんたちが鞭なら私くらいは飴になってあげたいな。……鞭ばっかりじゃ、みんな疲れちゃうよ」

 

「そうね、私もアーディの言うことに賛成するわ!ただし、二度目はないわよ?肝に銘じておいてね。トロアも武器を下して」

 

「だが・・「お願い…」はぁ、分かった。」

 

アリーゼの頼みをトロアは聞いた。本来であれば、斬り捨てていただろう。

 

「いいのかよ…?」

 

「うん、私が後でいっぱい怒られるからいいよ。あとおじさん、これ。お金は渡せないけど私が買ったジャガ丸くんをあげる。」

 

「はっ!慈善家気取りかよ…」

 

犯人はジャガ丸くんを握りしめ走っていった。リオンは再び

 

「やはり、これでは秩序が…」

 

「リオン、君が言っていることは力を持っている人だから言えることじゃないかな?さっきのおじさんが言っていたことも間違っていない。私たちが正論を言えるのは、力を持っているから…」

 

「それは…!!」

 

リオンが反論しようとする前にアーディは

 

「だからじゃないけど…赦すことは正義にならないかなぁ?」

 

アーディの発言を聞いたトロアは考え込み、リオンは戸惑ったように

 

「赦すことも正義か…」

 

「わ、わたしは…」

 

すると、後ろから、拍手する音が聞こえた。

 

「いやぁ~、お見事お見事!」

 

「あなたは、先ほどの…」

 

歩み寄ってきたのは、財布を盗まれた神様であった。

 

「すごいねぇ!正義の冒険者は!!」




高評価と感想ありがとうございます!!

これからも感想と高評価をよろしくお願いします。

なんか、予想以上の評価でビビってます(;^ω^)

これからも頑張っていきたいです!!応援よろしくお願いします!
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