新・県立大学 県が設置検討へ 若い世代の県内への定着図る

県外への進学などで香川県の人口減少が進む中、県は若い世代に県内に定着してもらおうと新たな県立大学の設置や県立保健医療大学の拡充を検討することになりました。

これは20日開かれた県議会の代表質問で池田知事が明らかにしました。

池田知事は「地域産業を担う人材の育成と確保の観点から若者の県内定着を図る有効な選択肢となり得る。県立大学の設置や拡充の是非を含めて検討していきたい」と述べ、新たな県立大学の設置や高松市の県立保健医療大学の拡充を検討したいとする考えを示しました。

県によりますと過去5年間の平均で県内の高校を卒業して大学に進学した人の82.7%が県外の大学に進学していて、そのうち卒業してから香川県に戻って就職する人はおよそ3割にとどまっているということです。

その一方で県内の大学に進学した場合、77.4%が県内で就職しているということです。

県は県内の教育関係者などの有識者でつくる委員会を設置して、県立大学の設置などの必要性を検討することにしています。

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