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自殺した中学生の両親が損害賠償を求めた裁判が始まりました。

訴状によりますと、大阪府門真市の中学校に通っていた中学３年の男子生徒は、１年の頃から複数の同級生にラインのグループで「なんでしなないの？」と誹謗中傷されるなどして２０２２年に自ら命を絶ちました。

生徒の両親は「死亡するまで一丸となって精神的に攻撃した」として去年、同級生１１人と門真市を相手に損害賠償を求めて訴えを起こし、１７日に第１回弁論が開かれました。

生徒の母親は、法廷で「（加害生徒たちは）息子が通えなかった高校を卒業し、何事もなかったかのように明るい未来へ進もうとしている。そんな事はあってはなりません」と述べました。

（生徒の母親）「きょうは息子の３回目の命日です。この日に口頭弁論がスタート。私は被告加害者を絶対に許しません」

同級生１１人と市は請求の棄却を求め、内１人は「（誹謗中傷を）拡散した事実はない」と主張し、生徒がいじめによって自殺したことを争う方針です。