比企谷「お前は綾小路かこんな所で何してるんだ?」
綾小路「俺は夕飯の買い出しだお前こそ何してるんだ?」
比企谷「俺はマッ缶を買いにきたんだよ自販機で買おうとしたら売り切れでここまできたんだよ」
綾小路「よくあんな甘いの飲めるよな」
比企谷「ばっかお前あの甘さがちょうどいいんだよマッ缶まじ最高なかったらやってけないからな!」
綾小路「おっおう」
比企谷「マッ缶も買えたことだしもう行くな」
綾小路「あぁまたな、気をつけろよ((ボソッ」
比企谷「なんか言ったか?」
綾小路「なんでもない」
比企谷が立ち去ったあと綾小路はケータイを見つめた
綾小路「お前は俺より大変なんだからな」
そう呟いた綾小路のケータイには大量の通知がきていた
比企谷「ふぅマッ缶も買ったことだし帰るか」
あれっ比企谷くん?
比企谷「ん?この声は櫛田か」
櫛田「こんな所で何してるの?」ニコッ
比企谷「マッ缶を買いにきただけだ」
櫛田「そうなんだ!比企谷君マッ缶好きだもんね」
比企谷「あぁそういうことだ、じゃあまたな」
櫛田「ねぇ待って途中まで一緒に行こうよ」
比企谷「今日はちょっと」
櫛田「ねぇなんで一緒に行ってくれないの八幡?」
ヒェまたあの時の目だ酷く暗く濁っているその目は俺しか写していないようなくらいの深い色をしている
そうあの時も…
櫛田「マジでウザいムカつく死ねばいいのに」
櫛田が何かをぶつぶつ呟いている
櫛田「自分が可愛いと思って調子にのりやがって!お前みたいなやつが一人で勉強教えられるわけないだろ!八幡に手伝って貰った癖して偉そーに!
あーほんとうざい最悪最悪!私の八幡とったら絶対許さない
八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡」
それを見てしまったがばれずに去ることはできたあの時ばれたらと思うとゾッとする
比企谷「くっ櫛田落ち着け」
櫛田「大丈夫だよ八幡?私は落ち着いてるトテモネ」
櫛田「私頑張ったんだよ?八幡に好かれたくてたくさん努力してどうでもいいやつとも笑顔で接して勉強も全部頑張ったし見合った彼女になりたくて料理も頑張ったんだよ?最初は上手く出来なくて失敗もたくさんして怪我もしてそれでも美味しい物を食べて欲しいから毎日練習もしたよ恥ずかしいけどその胸だって自分で揉んでここまで大きくしたしすべては全部八幡のため、でも八幡に拒絶されたら…私おかしくなっちゃう」
あぁ俺はここまで櫛田を追い詰めていたのかなら俺にできることは…
比企谷「櫛田俺はお前のことを拒絶したりはしない」
櫛田「本当?」
比企谷「あぁ本当だ気づいてやれなくてすまなかった」
櫛田「八幡…うんわかった信じるごめんねもう大丈夫だから」
比企谷「ならよかったまた学校でな」
櫛田「うん!またね八幡」ニコッ
櫛田に別れを言い歩き出した何かを忘れてるんだよなぁ思い出せないままケヤキモールを後にした
おまけ
綾小路清隆side
俺は初めて女になりたいと思った何言ってんだこいつと思われるかもしれないがまぁ実際そうだが
ここにくるまであの白い部屋で過ごしてきたが俺は感情というものを知らないだから興味を持った軽井沢と付き合えば何かを得られると思った
しかし一緒に過ごしても手を繋いでもデートをしてもキスをしともやはり何も感じなかった
でもあいつといれば何かを学べるかもしれないあいつを壊してでも俺のものに周りには女子がたくさんいるが今はそれでもいい…
ん朝かいつものように起き上がる何かいつもと違う感覚鏡を見てみると俺は女になっていた
普通はこんなことありえないだが今見ているのが現実だチャンスは今しかない
最後にあいつの傍に俺がいればいい
だろ?八幡