「お…さ…」
何か聞こえる
「おき…さ…い」
体が揺さぶられる感覚がある
「おきて…い」
だんだん意識がはっきりしてきた声のする方向を見てみるとそこに
ひより「八幡君おきてください」
そこには椎名がいたあれっなんでいるのこれってデジャブ?
そんなことよりまだ寝起きで状況がわかっていないまずは確認からだ
「なんで椎名がいるんだ?」
椎名「え?ナンデソンナコトイウンデスカ?」ハイライトオフ
ヒィなんでそんなに怖いのん?やっぱりデジャブ?
椎名「今日は私の誕生日で一緒に過ごすと約束しましたのに…」シュン
「あぁ覚えてるぞ椎名すまない寝ぼけていたみたいだ」
椎名「私のことはひよりと呼んでください」
「えっそれは…」
椎名「ひよりと呼んでください」ニコッ
「しっ椎名」
椎名「ひよりです」ニコッ
「椎な」椎名「ひよりです」ニコッ
「し」椎名ひよりです」ニコッ
「ひより‥」
こっ怖ひよりさん怖っ
椎名「はい!」ニコッ
「それで何をするんだ?」
椎名「いえ何もしなくても結構です」
「本読んだりか?」
椎名「いえ八幡君は何もしなくてもいいです」
「えっ」
椎名「私がすべてお世話するので大丈夫ですよ?」
「いやそれは」
椎名「ご飯も私が作って食べさせてあげます本も私が八幡君の隣で読んであげますお風呂なども私がお世話しますしすべて私にまかせてください八幡君大好きです愛しています絶対に離しません」ギュ
そう言ってひよりは黒く濁った瞳をしながら抱きついてきた
あぁ
こんなに自分を好きになってくれる人がいるんだそれでいいじゃないか…
そう思いつつ抱き返した自分の瞳も濁らせながら…
「よしこれくらいでいいだろ」
俺は晩飯を作っていた
だいぶましになったなこの学校にきてから結構な時間がたったが料理はある程度はできるようになった少しでも節約していかないとなポイントも残さないといけないし
食べよう(ピンポーン)誰だ?
こんな時間に会う約束はしてないそう思い重い腰を上げ玄関へ向かった
「はい」ガチャ
櫛田「はちま」バタン
なんで櫛田がいやきっと気のせいだよしもう一度ガチャ
櫛田「もぉ閉めるな」バタン
気のせいじゃなかった…さてどうするか(ガチャ)ん?
櫛田「ねぇ八幡なんで閉めるの?そこに雌豚でもいるの?」
ヒィ怖チェーンしてあるがそこから櫛田が濁った瞳を向けながらひょっこり覗いている
櫛田「ねぇ開けてよ八幡ねぇねぇってば!開けて開けて開けて開けて開けて開けて開けて開けて開けて開けて開けて」ドンドンドン
こんなとこ見られたらやばい
「わっわかったから櫛田今開ける」ガチャ
櫛田「八幡!」ギュ
開けたのと同時に抱きつかれる
櫛田「もぉ酷いよ閉めるなんて今日は私の誕生日だから一緒に過ごそうって言ったじゃん忘れたの?」ウワメ
「わっ忘れてなんかねぇよ」
櫛田「ならいいんだけど何してたの?」
「飯作って食べようとしてたとこだ」
櫛田「そうなんだ!なら待ってるよ!」
「あぁすぐ食い終わる」
櫛田「それに八幡と過ごせるなんて私うれ…しぃ」
櫛田は何かを言う途中に下を向いて俯いてしまった
「どうかしたのか?」
櫛田「ううんなんでもないの!」ニコッ
どうやら俺の気のせいだったみたいだ
櫛田「それより八幡喉乾いたでしょ?入れてくるよ?」
「あぁすまない頼む」
櫛田「うん!まかせて」
そういい櫛田は台所の方へ向かった
櫛田「八幡の部屋から女の臭いが私の八幡を八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡八幡」ブツブツ
櫛田「はい!お茶だよ!」
「すまないありがとな」
櫛田「ううん全然いいんだよ!さぁ飲んで」
「あぁ」櫛田から入れてもらったお茶飲む
櫛田「どう?」
「美味しいよあり…がと」
なっなんだ急に眠気が
「くっ櫛田何を…」
櫛田「八幡が悪いんだよ?」
途切れゆく意識の中最後に見たのは完全な真っ黒な瞳をして俺を見下ろす櫛田だった
櫛田「これで八幡は私の物絶対誰にも邪魔させない」
少女の声は誰にも届かない
またpixivの方で再開していこうと思います、どんなこと書こうか頭ではできてるんですけどどう文章しすればいいか難しくて1年近くたっちゃいました