むとう市議が見解を表明されましたので、これまで、立場を表明できない現地の党の人が傷つく可能性があるために、してこなかった主張をしたいと思います。
家登みろく氏が、小池晃書記局長の番組で述べたことと実際の映像の相違についてです。人は記憶を書き換えます。これは、記憶を書き換えることで、現実に対応して生きていくためです。
もしかしたら、ものすごく興奮した状態や、つらい状態での記憶だとしたら容易に改変が起きます。youtubeの動画で家登氏の証言が、他の映像資料などと相違していたとしても、それは、人間がビデオカメラではない以上仕方のないことです。刑事事件などを経験している弁護士さんや救援関係の取り組みをしたことがある人はご存じでしょう。
問題は、小池晃書記局長や党組織が、家登氏の証言の内容について、他の資料と照合することなく、そのまま映像として記録し、youtubeにアップしてしまったことです。これは党の責任です。少なくとも、それまでに入手していた資料や証言に基づき、事実関係を精査した上で、小池氏は番組を制作するべきでした。映像をいくらでも編集して、問題が起こらないようにできました。
また、事実関係について、家登氏の証言にまかせるという形式を選択したことも、党として彼女を矢面に立たせる形になってしまったのではないかと思います。
私が受けた防衛教育では、警察対応になったときは、記憶の改変が起こらないようにできるだけ、記録を残して、他の証言や資料と突き合わせて、相手方のつかんでいる事実を把握し、事実とも整合した固い線で政治宣伝をすることでした。
家登氏がいつ頃、入党されたかは分かりませんが、彼女の党歴はそれほど長くないと思いますし、事態が起きた後の反応をみるに、防衛教育をする機会はあまり多くなかったと思います。したがって、彼女があいまいな記憶に基づき、証言をしたとしても、家登氏個人にその責任を負わせるべきではありません。
小池晃氏をはじめ、責任は番組を制作した人たちにあります。また。正確な情報を小池氏らに伝えていなかった人たちがいるとすれば、その責任は問われるべきでしょう。
いずれにしても、事態がここにいたった以上は、正確な事実を把握し、これ以上、傷つく人がでないように事態の収拾をはかることを願います。
これが私が団結を訴える一方、悪いのは党ではないのか、と述べた理由です。
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