計算の中に複数の演算記号が出てくると、難しく感じますよね。
今回は、三種類の演算記号がある問題に挑戦します。正しい計算規則を振り返りますので、しっかり思い出していきましょう。
問題
次の計算をしなさい。
38÷(4+3×5)
まとまりを意識して計算してみましょう。
解説
この問題の答えは「2」です。
カッコのある計算は、計算順序に気をつけなければなりませんでした。
<基本の計算順序>
・カッコがある場合は、カッコを先に計算する。
・カッコの中の計算は、掛け算・割り算→足し算・引き算の順に計算する。
・残りの計算も、掛け算・割り算→足し算・引き算の順に計算して答えを出す。
では、実際に計算してみましょう。カッコがあるので、まずはカッコの中から先に計算します。カッコの中も計算順序に注意しましょう。
4+3×5
=4+15
=19
掛け算→足し算の順に計算できましたね。カッコの処理はこれで完了しましたので、残りの計算も行っていきましょう。
38÷(4+3×5)
=38÷19
=2
計算順序に注意しながら答えを出すことができました。
また、38は自然数の場合、「2×19」にしか分解できないので、19の倍数であることを覚えておくと計算が楽になることがあるかもしれません。
まとめ
カッコがついている計算問題でしたが、計算順序さえ正しく守ることができれば、スイスイと解くことができます。
重要なのは、カッコをひとまとまりとみて先に計算することです。どんな計算の場合でも、掛け算・割り算→足し算・引き算の計算順序を守ることを意識してくださいね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。
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