全協ー公務政務混同問題③
秘書課長の押印問題について
【饗庭議員】では、この日、職員が押印しましたが、この契約書は誰が県庁に持って来られて、 その押印した分をどこへ持って行ったのか、お伺いします。
【大石知事】 すみません、持ってきたのは後援会の職員だと思います。だから、それをどこに 持って行ったのか、すみません、そこは記憶が ありません。記憶がございません。
これは一部虚偽です。「持ってきたのは後援会職員」が虚偽です。
当時、後援会職員2名いました。
1人は、選挙時からいた後援会職員で、「架空貸付」については当時は認知していませんし、県庁に赴いて金銭消費貸借契約書を秘書課長に渡していません。
また、押印した金銭消費貸借契約書を受け取ることもしていません。
(後援会職員に確認済み)
真偽は「来庁記録」を確認すればわかることです。
(ただいま調査中)
もう1人、湊県議、当時秘書をしていました。
選管に金銭消費貸借契約書を提出しないといけない理由、すなわち、なんらかの事情があり急遽金銭消費貸借契約書を作成したものと思われます。
(引き続き調査します)
【饗庭眺員】後援会に持って行った。後援会の人が持ってきたということの理解でいいんですね。 でも、誰が作成したかわからないとおっし やったんですか。 ごめんなさい。
【大石知事】作成したのは私です。私と私の後援会の代表をしている私の間で結んでいますので、作成者は私でございます。 どこに持って行 ったかといったことについて、この場で記憶が ないので、そこについてはわかりません。
これは明らかに虚偽答弁です。
金銭消費貸借契約書の書面作成者は選挙コンサルタント→大石→秘書課長(当時)です。
大石は選挙コンサルタントが作成したことを隠したいのでしょうが、一回目も2回目も全て選挙コンサルタントが作成しています。
【饗庭議員】では、公用車は使っていないと理解したいと思います。では、もう一点、2023年4月1日に大石知事が佐世保市中心部で演説をしている。そして、近くの公共施設では、同市市制施行記念式典が開かれていました。市は、大石氏も知事として招待したが、県職員が代理出席、地元の複数の自民関係者は、佐世保市を軽視していると憤ったという報道がございました。
この時は、公務と政務、どちらを優先しているのかお伺いします。
【大石知事】その時の調整をした具体的な内容といいますのを正確には覚えておりませんけれども、ただ、それぞれの行事に参加する、しないといったことは、全体を見て所管課と相談をしながら決定をしているところでございます。ですので、その日は、もちろん政務としてその活動をしておった、その活動自体は政務でございますけれども、その整理については総合的な相談をして、総合的な判断のもとでそのような形に整理をしております。
3月31日は公用車で佐世保、1日、2日は後援会職員の車で湊、外間県議候補(当時)の応援に入っています。
饗庭議員がおっしゃるとおり、「市政施行記念式典」という「公務」より湊、外間県議候補の「選挙応援」(挨拶まわり)を優先したということです。