男性が130万円の特殊詐欺被害 警官が相談受けたが見抜けず

北海道警察本部=貝塚太一撮影 拡大
北海道警察本部=貝塚太一撮影

 北海道警は21日、釧路市の70代男性が130万円の特殊詐欺被害に遭ったと明らかにした。男性は金を振り込む前に釧路署管内の交番に相談したが、相談を受けた2人の警察官は詐欺と見抜けなかった。道警は「警察官が詐欺に気づけず被害を発生させてしまい、被害に遭われた方に心よりおわび申し上げる。職員の指導を徹底する」とのコメントを出した。

 道警によると、男性は6日、通信事業者の社員を名乗る人物から電話で「有料サイトの未納料金があり、このままだと裁判になる」と言われた。男性は電話をつないだまま最寄りの交番を訪れて相談。20代の男性巡査長が電話を代わったという。

 通信事業者の社員を名乗る人物は「滞納が続くと解約しなければならない」などと説明を続け、巡査長は正規の請求だと誤認。男性に「相手とよく話し合うように」と教示したという。報告を受けた40代の男性巡査部長も詐欺と気づかなかった。

 男性は6~9日にかけ、3回に分けて計130万円を指定された口座に振り込んだ。「守秘義務がある」と口止めされたが、不安になって同居する息子に打ち明け、19日に釧路署に再相談して被害が判明した。

 道警は交番で対応した2人の警察官について「現在調査中であり、事実に即して厳正に対処する」としている。【後藤佳怜】

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