米共和党のトランプ大統領は5日、男性として生まれ、女性を自認するトランスジェンダーの選手が女子競技に参加することを禁じる大統領令に署名した。トランスジェンダーの選手の参加に不満を持つ女子選手に配慮する狙い。性的少数者の権利擁護を推進する民主党関係者や人権団体は反発している。
「女性スポーツからの男性排除」を大統領選の公約として掲げたトランプ氏はホワイトハウスで演説し「大統領令によって、女子競技を巡る争いは終わった」と主張した。5日は女子選手の功績をたたえる「全米少女・女性スポーツデー」。
トランプ氏は外国のトランスジェンダー選手の米国ビザ(査証)申請を拒否する方針も発表。多くの女子選手に囲まれながら大統領令に署名した。
調査会社ギャラップの2023年5月の世論調査によると、成人の7割近くが生物学的な性別にのっとって競技に参加すべきだと回答した。AP通信によると、今回の大統領令で影響を受けるトランスジェンダーの選手の人数は明らかになっていない。(共同)