東大阪 死体遺棄事件 28歳容疑者を強盗殺人容疑で再逮捕へ
大阪・東大阪市の山の中で切断された男性の遺体が見つかった事件で、遺体を遺棄した疑いで逮捕された28歳の容疑者が自宅マンションで男性の首を絞めて殺害した上、現金などを奪った疑いがあるとして、警察が23日にも強盗殺人の疑いで再逮捕する方針を固めたことが捜査関係者への取材で分かりました。
1月25日、東大阪市山手町の山の中で頭部や手足などが切断された男性の遺体が見つかり、警察は大阪・中央区の無職、大木滉斗容疑者(28)を遺体を遺棄した疑いで逮捕しました。
調べに対し、容疑を認めているということです。
亡くなった男性は国土交通省・航空保安大学校の職員、神岡孝充さん(52)で、容疑者と同じマンションに住んでいました。
捜査関係者によりますと、その後の調べで、容疑者が去年12月27日に男性の部屋に侵入し、首を絞めて殺害した上、現金やキャッシュカードを奪った疑いがあることが分かったということです。
警察は23日にも強盗殺人の疑いで再逮捕する方針です。
これまでの調べで、容疑者には当時、借金があったことや、1月10日に容疑者とみられる人物がコンビニエンスストアのATMで男性名義のカードを使って現金50万円を引き出していたことも分かっていて、警察は引き続き、事件の詳しいいきさつを調べています。
【事件の経緯】
事件が発覚したのは、1月25日の朝でした。
大阪・東大阪市山手町の山の中にある空き家で、行方不明者の捜索を行っていた警察官が頭部や手足などが切断された男性の遺体の一部を見つけました。
現場にはキャリーバッグも放置されていたということです。
さらに、周辺の捜索で半径30メートルの範囲内の数か所で遺体の一部が見つかり、警察は男性が事件に巻き込まれたとみて死体遺棄などの疑いで捜査を始めました。
この中で、現場近くの防犯カメラに去年12月28日、1人でキャリーバッグを引いて山を登る不審な人物が写っていたことが分かりました。
この人物の足取りを調べるため、警察が防犯カメラの映像をたどったところ、▽現場からおよそ700メートル離れた近鉄奈良線の駅で電車を降りていたことや、▽大阪・中央区の路上で金髪のカツラのようなものをかぶり、キャリーバッグを引いて歩いていたことなどが確認されたということです。
その後の聞き込み捜査などの結果、この人物が大木容疑者とみられることが分かったということで、警察は1月3日、遺体を遺棄した疑いで逮捕しました。
さらに、2日後の1月5日、亡くなった男性は容疑者と同じ大阪・中央区のマンションに住む神岡孝充さんと確認されます。
死因は窒息死とみられるということです。
2人はそれぞれ別の階に住んでいましたが、警察がさらに捜査を進めた結果、容疑者が去年12月27日に男性の部屋に侵入し、首を絞めて殺害した上、現金やキャッシュカードを奪った疑いがあることが分かったということです。
警察はその翌日に遺体を山の中に遺棄したとみて調べています。