タイ当局は22日までに、ミャンマー東部の犯罪組織から保護された中国人の大規模送還を実行した。計約600人に上り、さらに増える見通し。ミャンマー東部では日本人を含む各国出身者が特殊詐欺に従事させられていた状況が徐々に判明してきたが、特に中国人は多く、2023年には既に中国政府が問題視していた。
ミャンマーでは21年のクーデター以降、国軍と少数民族武装勢力や民主派が対立。23年10月27日、北東部シャン州などで3つの少数民族勢力が「作戦1027」と呼ぶ一斉攻撃を開始し、国軍は苦戦が続いている。この内戦状態の戦況には犯罪組織の存在も絡む。
国軍打倒を掲げる3つの武装勢力は「中国との国境付近で詐欺拠点が広がっている」として、犯罪組織の根絶も約束。中国の要請が反映されたとの見方がある。(共同)