富山市は21日、入院患者をたたいたなどとして、市民病院に勤務する20代の男性看護師を停職1カ月の懲戒処分にした。患者にけがはない。男性は「非常に申し訳ないことをした」と反省しているという。
市によると、男性は5年前から勤務。1月25日午前8時ごろ、入院患者をたたき、暴言を吐いた。翌26日、現場にいた別の看護師が上司に報告し、発覚した。男性は現在、看護業務から外されている。
家城恭彦院長と重松理恵看護部長、市病院事業局の藤沢晃管理部長が21日、市役所で会見。家城院長は「市民、患者やその家族の信頼を著しく失墜するものであり、心よりおわび申し上げる」と陳謝した。
●警察通報は見送り
患者の年齢や性別、トラブルの具体的な内容は「個人の特定につながる可能性がある」(藤沢部長)として伏せられた。患者と家族に謝罪が受け入れられたため、警察への通報は見送るという。
市は管理監督責任として家城院長を厳重注意、上司2人を訓告とした。石田陽一病院事業管理者は「患者や家族に迷惑をかけたことは誠に遺憾で、深くおわびする」とのコメントを出した。病院では今後、再発防止の研修が行われる。
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