あぁ恥ずかしい…埼玉県議会でLGBT条例案可決も 議場で県議団幹部が恫喝 嘆く若手議員、反対派中傷の怪文書もまかれる

条例案を可決した埼玉県議会
条例案を可決した埼玉県議会

埼玉県議会で7日、最大会派の自民党議員団が提出した性的少数者(LGBTなど)への理解増進を図る条例が賛成多数で可決、成立した。採決時には怒号が飛び、前日には反対派を中傷する怪文書もまかれたという。ジャーナリストの宮田修一氏が報告する。

「おまえらぁ、オレ、聞いてねえぞぉ!」

埼玉県議会の議場に響いたのは、傍聴席のヤジではない。議会最終日の7日、自民会派が提案した「性の多様性を尊重した社会づくり条例案」の採決が行われていた際、退席した同じ会派の9人に向けて、県議団幹部が発した怒鳴り声だった。

自民会派内では、条例案の「何人も性的指向又は性自認を理由とする不当な差別的取扱いをしてはならない」という曖昧な基準が、人々の不安や混乱を招くとして拙速な条例制定に慎重な意見が少なくなかった。

党議拘束をかけると大量の処分者が出ることになり、会派分裂もあり得ることから、県議団の執行部は退席を黙認することにしていた。

しかし、この日は条例の提案者の1人が本会議を欠席するなど想定外の〝造反者〟も出ていた。最終的に賛成多数で可決されたが、議場での乱暴な発言に多くの議員が眉をひそめた。

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