台湾の頼総統「力による平和」強調、トランプ氏方針に賛同 安保フォーラムで演説

20日、台北市で開幕した国際安保フォーラムで演説する台湾の頼清徳総統(総統府提供・共同)
20日、台北市で開幕した国際安保フォーラムで演説する台湾の頼清徳総統(総統府提供・共同)

【台北=西見由章】台湾の頼清徳総統は20日、台北市で開幕したハリファクス国際安全保障フォーラムで演説し、ロシアによるウクライナ侵略と中露などの権威主義国による脅威に触れた上で「台湾は平和の理想を抱いているが、幻想は持たない。『力による平和』の精神を堅持する」と述べた。トランプ米大統領が掲げる対外方針に賛同を示した形だ。

頼氏は台湾の防衛予算を域内総生産(GDP)比3%以上に増額し、民主主義国と共に半導体供給網の構築を目指す考えを改めて表明。「中国は昨年、何度も大規模軍事演習を実施し、グレーゾーン作戦を絶えず強化している。インド太平洋地域の安全への深刻な脅威だ」と訴えた。

同フォーラムは21日まで。カナダの民間組織が毎年主催しており、北米以外での開催は初めて。今回は第1期トランプ米政権で大統領副補佐官を務めたマット・ポッティンジャー氏や、安倍晋三元首相の昭恵夫人らを招待し、台湾側からは蔡英文前総統や国家安全会議の呉釗燮(ご・しょうしょう)秘書長らも参加した。

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