医療事故 カテーテル 正常に機能しなかったのに詳細検査せず

坂出市立病院は、おととし透析中の患者が首の血管からの出血で死亡した医療事故について、担当した医師が透析前の検査でカテーテルが正常に機能していなかったにもかかわらず、詳しい検査を怠っていたことを明らかにしました。

おととし6月、坂出市立病院で新型コロナで入院してきた末期の腎不全の患者に、医師が透析のため首の静脈からカテーテルを入れ透析を始めたところ容体が急変し、その後、死亡しました。

病院側は医師の過失による医療事故として20日公表しました。

21日、坂出市の病院で会見を開いた岡田節雄病院長は「患者と家族に心身ともに多大な苦痛をおかけし、深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。

そのうえで、担当した医師が透析前の検査でカテーテルが正常に機能していなかったにもかかわらず、詳しい検査を怠っていたことを明らかにしました。

病院によりますとカテーテルを入れた直後のレントゲンなどの検査では正常だったということです。

このため再発防止策として病院では、首からカテーテルを入れて透析治療を行う際には、入れた直後と透析前の検査で異常が見つかった場合、CT検査などで体内で出血していないかなど詳しく調べることを徹底しているということです。

坂出市立病院の岡田病院長は「今回の医療事故を真摯に受け止めるとともに再発防止策を徹底し、安全な医療の提供に努めていく」と述べました。

【病院 遺族に損害賠償へ】
この医療事故について坂出市立病院は、死亡した患者の遺族に6500万円あまりの損害賠償を支払うことを決めました。

病院によりますと来月はじめに開会する坂出市議会の3月定例議会で損害賠償の支払いに関する議案を提出するということです。

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