東京女子医大の新校舎や新病棟の工事を巡る報酬支払いで大学に損害を与えたとして、東京地検は21日、背任罪で、元理事長の岩本絹子容疑者(78)を起訴した。共謀したとして同罪で、同大経営統括部の森洋美元次長(52)と建設会社社長の松丸典義1級建築士(68)の計2人も在宅起訴した。いずれの認否も明かしていない。
岩本被告の起訴状などによると2018~21年、大学の新校舎建設や付属病院移転に伴う新病棟の建設工事で、松丸被告がアドバイザー業務をしていないのに、報酬名目などで大学から計約2億8000万円を支払わせ、大学に損害を与えたとされる。警視庁捜査2課は岩本被告を今年1月に逮捕し、2人を任意で調べた。
捜査関係者によると、岩本被告が2人に指示し、自身に金を還流させた疑いがある。新校舎と新病棟の工事での不正支出額計約2億8000万円のうち、還流額は計約8700万円に上るとみられる。岩本被告宅などへの家宅捜索では、金塊や現金計約4億円相当が押収された。
事件では「不透明な資金の流れがある」との告発を受け、捜査2課が昨年3月、一般社団法人法違反(特別背任)の疑いで、大学本部や岩本被告宅などを家宅捜索。同8月、岩本被告は大学の全役職を解任された。
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◆森被告は「常に岩本被告のために動く金庫番」
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