米国関連

米国務長官、支持率4%が事実かどうかは関係なくトランプを怒らせるな

米国務長官は一連のトランプ発言について「鉱物資源の取引拒否や支援に対する感謝の欠如について大統領は腹を立てている」「支持率4%発言を非難するより感謝を示せ」と述べ、不思議な数字でいっぱいの発言内容が事実かどうかではなく「トランプを怒らせるな」と要求した格好だ。

参考:US secretary of state says Trump “very upset” over Zelenskyy
参考:“Trump Gets Misinformed on Zelensky” 63% of Ukrainians Approve of President Zelensky … and he remains the most popular politician in Ukraine.

参考:Сприйняття потреби у виборах Президента
参考:Заява про неможливість проведення демократичних виборів без сталого миру
参考:63% of Ukrainians approve of Zelensky as president, poll shows
参考:Over 130 Ukrainian NGOs say elections ‘impossible’ during war

どちらが独裁者かのように振る舞っているかは誰の目にも明らかだろう

米国務長官はゼレンスキー大統領に対する一連のトランプ発言について「鉱物資源の取引拒否や支援に対する感謝の欠如について大統領は腹を立てている。支持率4%発言について偽情報の世界に生きていると非難するのは逆効果だ。我々に対して感謝の気持ちを示してほしい(既に国務省のサイトから発言内容が削除されている)」と述べ、不思議な数字でいっぱいの発言内容が事実かどうかではなく「トランプを怒らせるな」と要求した格好だが、ロシア以外にトランプ発言を容認・擁護する国は殆どなく批判は高まるばかりだ。

出典:Kyiv International Institute of Sociology

キーフ国際社会学研究所は2024年11月~2025年1月に実施した世論調査の結果を19日に発表、この中で「ゼレンスキー大統領を全面的に支持する(26.1%)、ゼレンスキー大統領を概ね支持する(36.9%)と回答したウクライナ人の割合は63%で、ゼレンスキー大統領に対する支持は前回調査よりも僅かに上昇している」「ゼレンスキー大統領を支持しなかったウクライナ人の割合は32.7%だった」「さらに73%がゼレンスキー大統領を経験豊富で優秀な人物と、63%が強力な指導者と回答した」と言及し、支持率4%という数字がどこから来たのかについて疑問を投げかけている。

さらにウクライナのNGO団体は発表した共同声明の中で「ゼレンスキー大統領の正統性は戒厳令中に選挙実施を禁止した憲法と法律によって担保されている」「選挙実施が困難な状況を作り出しているのはロシアだ」「戒厳令終了から6ヶ月以内に選挙を実施するという合意は政府、野党、社会から支持されており、政権の正統性に関する事項はウクライナ国民の専権事項だ」と主張、キーフ国際社会学研究所が発表した調査結果でも69%が「ゼレンスキー大統領は戒厳令終了まで現在の地位を維持すべきだ」と回答しているため、ウクライナ人は大統領について「選挙を行わない独裁者だ」とは考えていない。

出典:左 WHITE HOUSE / 右 Taylor Budowich

仮にトランプ政権が戦争終結に向けた過程で「ゼレンスキー大統領よりも柔軟な交渉者が必要」と考えていても、あれだけ現実離れたした数字と露骨な態度で「ゼレンスキー大統領の正統性を毀損」し「今直ぐ選挙を実施しろ」と迫れば主権の侵害と映るのは当然で、ブラジルのシルバ大統領も「トランプは世界の皇帝になろうとしている」「他国の主権を尊重しろ」と批判しており、どちらが独裁者かのように振る舞っているかは誰の目にも明らかだろう。

トランプ政権が戦争終結に向けて動いていること自体は評価を集めているものの、そのアプローチが酷すぎて支持ではなく反発ばかり増やし、政権周辺の人間も「トランプを怒らせるな」といった強行突破で事態を乗り切ろうとしているが、ますます国際社会の反発を招いているだけのように見える。

ロシア人ですらトランプの動きに驚きと笑いが隠しきれなくなっており、予見されていたトランプ大統領の不確実性が爆発した格好とも言える。

関連記事:ゼレンスキーを独裁者と呼んだトランプ、自身を王だと自称し始める
関連記事:トランプの世界が開幕、各国の指導者は作り笑顔の練習を始めるべき
関連記事:動き出した戦争終結へのアプローチ、米露は停戦、選挙、署名の3段階を検討
関連記事:欧州は平和維持軍の派遣合意に失敗、トランプはウクライナを経済的に侵略
関連記事:ポーランド外相、ゼレンスキーが呼びかけた欧州軍創設は実現しない
関連記事:トランプ政権、ウクライナに提供する安全保障の詳細提出を欧州に要請
関連記事:ウクライナメディア、トランプ1人に戦争終結を決めさせていいのか?
関連記事:米副大統領が欧州の民主主義を攻撃、トランプ政権と欧州の対立は決定的
関連記事:トランプ政権の発表に欧州はパニック、プーチンにとって最良のシナリオが実現
関連記事:プーチンにとって大勝利、米国はウクライナや欧州に安全保障を提供しない
関連記事:トランプ政権がウクライナ戦争に対する方針を発表、全て欧州が負担すべき

 

※アイキャッチ画像の出典:Department of Defense photo by Staff Sgt. Danny Gonzalez

ロシアの国防投資額は欧州全体を凌駕、迅速な軍備再建が可能に前のページ

関連記事

  1. 米国関連

    英国製射出座席の不具合、英独に続き米国もF-35などに飛行停止を指示

    マーチンベーカー製の射出座席問題が西側製戦闘機に大きな影響を及ぼし始め…

  2. 米国関連

    イタリア企業が勝利、米海軍が次期フリゲート艦「FFG(X)」にFREMM採用を発表

    米海軍は4月30日、イタリアの防衛産業企業フィンカンティエリが提案した…

  3. 米国関連

    KC-46Aの欠陥は空軍が原因、国防総省が空軍の開発体制を批判する報告書を発表

    国防総省は空中給油機KC-46Aの欠陥はボーイングだけではなく空軍が開…

  4. 米国関連

    ウクライナ軍の型破りな戦術、ロシア軍が破壊したのはHIMARSの木製ダミー

    Washington Post紙は30日、ウクライナ軍はロシア軍と戦う…

  5. 米国関連

    米空軍、10機しか保有していない地上監視に対応した「RQ-4/Block40」が墜落

    米空軍の高高度無人偵察機「RQ-4グローバルホーク」が墜落、空軍にとっ…

  6. 米国関連

    国防予算から見た米空軍の方針、レガシーな航空戦力を切ってF-35Aや次世代戦闘機を優先

    バイデン大統領は2022会計年度の予算教書(連邦政府予算案)を正式に発…

コメント

    • なんとかしろ
    • 2025年 2月 22日

    議事堂を武力占拠しての革命ってまさにこういう時にこそやるもんだろ
    はよこいつ排除しないと大惨事だぞ

    8
    • マダコ
    • 2025年 2月 22日

    こういう田舎臭い爺さんであることは、当初から分かっていた話ですが、何らかのバイアスがかかっての話なのか、良いと思ってしまうような人たちが投票してしまったのでしょう。アメリカの終わりを見ている気分になります。
    一応外交なので、田舎者丸出しの振る舞いは控えたほうが良いですね。混乱するだけです。それが狙いと思う人もいるのかもしれませんが、多くを期待するだけ無駄だと思いますね。
    プーチンが言うことを鵜呑みにしているのも、端々に見られますし、陰謀論を聞けば、そのまま信じることもあるでしょう。
    おかしな結末になりそうで、非常に残念です。

    10
      • active present
      • 2025年 2月 22日

      トランプってずっと都会生まれ都会育ちですよ。まぁ言いたいことは彼の考えがグローバル化(悪い意味ではない)されていない、そういう常識的良心が根付いていないということなのでしょうが。しかし彼を支持する地盤は、つまりアメリカ国民の彼の支持層の知性の格差を超えて共通しているところのものは、結局今まで常識的良心を一番悪い形で隠れ蓑にして悪用してきた人間たちに対する反発において支えられています。
      昨日、サンダースがYouTubeでトランプを強い口調で非難した動画をアップロードしていました。サンダースのような伝統的善人と、トランプ支持派が敵意を抱く善を隠れ蓑にしているロクでなしとが、表面上では一見同じ意見を述べているように見える所にアメリカの混乱の原因がある気がします。
      外交の混乱という側面でいえば、トランプよりもむしろマスクのような資本家が政治の中枢に浸透してきた方が問題がある気がします。トランプはまだ職業的政治家に価値を見出している感じがありますが、マスクは今のところそんな気配がありませんからね。

      10
        • マダコ
        • 2025年 2月 22日

        何を仰りたいのかよく分かりませんが、マスクを起用しているのはトランプじゃないですか?
        反発とはなんでしょうか?ニック・ランドとかの言うところの新反動主義とかなら分かります。暗黒啓蒙ならば、今のところ、彼らはその通りにしてますね。
        思うに、連中は近代を壊したいだけじゃないですか?だから、近代以降、特にですが、ヒトラー以降に描かれた、悪のイメージを払拭したい。啓蒙以降、宗教に対する信頼性が下がったこともあって、大戦後は特に悪の定義はオルタナ的にサタンからヒトラーに代わり悪の代名詞になっています。近代に出来上がった価値観はなんでしょうか?自分等が、それ以前よりも平等でいられるのも、人種差別をしてはいけないというのも、ヒトラーという絶対的悪に対するアンチテーゼから出来上がっています。勿論、この要素を悪用する人もいるでしょうが、ここで言うところの悪の要素を切り崩したら、近代も壊れるでしょ?その程度のノリでトランプは過去へ、マスクは未來に行きたいんじゃないでしょうか?勿論、暗黒啓蒙或いは加速主義は妄想ですが、残念な事に彼らはそれに従っているように見えますね。
        逆張りなんですよ。つまるところ、彼らを信じるということは、情報そのものに対する否定となりますので、自分としては、彼らに乗っかりたいと思うこともないわけです。
        近代以前に戻りたいか?と言われても、そんなの嫌ですね。あと、マスクの言う未來というのも、金持ちの逃げ切りの話でしかないので、自分としては共感できる話でもないわけです。
        一応、詐欺には引っ掛かりたくないですね。

        1
          • active present
          • 2025年 2月 22日

          特に近代の把握の仕方が私と乖離しているのでこれ以上話を広げる事を考えませんが、ただ
          >彼らを信じるということは、情報そのものに対する否定となりますので
          という捉え方についてはトランプの支持する者も批判する者も、この情報というものに最大限の価値を置いていることには違いはないんじゃないですか?

          1
            • マダコ
            • 2025年 2月 22日

            どうぞ、自分の言っている話は、いずれ他でも見ることになるでしょう。

            1
    • ざる
    • 2025年 2月 22日

    ブレーキ役のいないトランプ大統領はまさに暴走機関車ですね…。
    嘘か誠かスターリンクを止めるやら支援を止めたみたいな話も流れてますし、欧州がなんとかしないとウクライナはお先真っ暗ですね…。
    まあ欧州になんとかなら今のような状況になってませんが。

    8
    • ppp
    • 2025年 2月 22日

    トランプが2回も大統領に選ばれてしまう事自体がどうなんだとは思いますが
    民主的に選ばれた大統領が大体公約通りの事をやってるだけですからね。これも民主主義の発露の一つなのでしょう
    民主主義は悪いソ連と中国をやっつける主義というわけではないので

    21
      • Easy
      • 2025年 2月 22日

      まさに本質はそこにありまして。
      トランプ氏はわずか3-4ヶ月前のアメリカ国民の民意を背負って選ばれた大統領であり。そしてウクライナに対して圧力をかけて停戦させることはアメリカ国民に対して掲げていた公約であり。それを実行しているだけなんですね。
      トランプをバカだと批判する人は、イコールでアメリカ国民をバカだと批判するのと同じことになっています。
      その先には更なるアメリカ人のウクライナ離れが待ち受けており。
      トランプを批判すれば批判するほど、政権基盤はむしろ盤石となっていく構造が出来ているとも言えます。

      18
        • たむごん
        • 2025年 2月 22日

        仰る通りと思います。

        アメリカ国民が、選挙で選んだというのが現実で、なんだか民主主義を否定する論調が気になるんですよね。
        アメリカはトリプルレッドですが、独仏の議会は連立政権であり、アメリカ国民の民意は非常に強力に示されました。

        ウクライナは宗主国でもないですし、ウクライナ戦争は聖戦でもないわけですから、停戦させようとするのは一理あると思います。
        ゼレンスキー大統領が、安倍首相のように上手にやれるのか注目していましたが、可能性はゼロですから厳しい展開かもしれませんね…

        11
          • hoge
          • 2025年 2月 22日

          停戦させようとすること自体はわからなくもないけれども(このまま戦っても、ロシアで政変でも起きない限り、ウクライナはジリ貧で崩壊は必至で、ロシアが諦めるまで耐え抜いたとしても後には瓦礫と死体の山しか残らない)、もうほんの少しだけでよいので、言い方というか、話の持って行き方を西側標準の道徳心準拠にしてほしいところですね…

          1
            • たむごん
            • 2025年 2月 22日

            小国は、外交を上手にやらないと国が滅びるんですよね…(しかも戦時中です)
            米露を同時に敵に回すなんて、かなり怖い事ですから、小国が無理しない方が無難だと思って見てしまいます。

            G7共同声明の内容に、アメリカが早くも反対してまして。
            日本のウクライナ支援も、日本は太平洋方面で単独ロシアに立ち向かってでも続けるのか、非常に大きな岐路になってしまいそうです…

            (2025.2.21 ウクライナ侵攻3年に合わせたG7共同声明、米国が「ロシアの侵略」言及に反対 CNN)

            2
      • 2025年 2月 22日

      対抗馬の民主党が不甲斐ないのが悪いと言う気もしますけどね。
      他に人材いなかったのかって思いますけど、なんというかハリスが人気無かった感じだったんで他の候補だったらマシだったのでは?

      まあ、たらればを言っても仕方ないしちゃんとした民主主義の結果ですけど、ここまで分断を生んでトランプを当選させるほどの状況を招いた今までの政治に対してエリートやリベラル達は反省した方がいいとは思いますけど。

      7
        • 匿名
        • 2025年 2月 22日

        そらお前、不法入国者に選挙権与えてそれを支持基盤にしてるがために950ドル軽犯罪化みたいな事している政党やぞ?
        まともな訳があるまいて。

        そもそも調べてみたところどうも前回の選挙でトランプが騒いでた不正選挙「確定している規模が小さいだけで実在した」らしいからな。
        だからニュースとかも「大規模な不正は無かった」であって「不正は一切無かった」と報じてない訳よ。

        俺もつい先日までこれに関しては素で騙されてたけどな…

        4
      • たむごん
      • 2025年 2月 22日

      まさに、本質と思います。
      アンパンマン(米国大統領)が、バイキンマンなどの悪者(外国)を倒したり、自分の頭を他人に分け与える(対外援助)ストーリー以外にも正しさはあるんですよね。

      ジャムおじさん(米国民)が、アンパンマンを育てた(当選させた)のに、これだけでは働かされただけで何の見返りもありません。

      アンパンマンが、ジャムおじさんが育ててくれたお返しのために(アメリカ第一主義)、パン工場の仕事(アメリカの内政)をまず優先して貢献するのも立派な民主主義なわけです。

      6
    • kame
    • 2025年 2月 22日

     トランプ大統領以下現在のアメリカ政権には正論と思われる発言をしても無意味でしょうね。むしろ、話が拗れて収集がつかなくなる。その場合、結果的に損をするのはウクライナ(ウクライナ支援に積極的な国も含めて)だけでしょうね。
     ロシアとしてはアメリカの支援が停滞した状態が続けばその間に領土を奪い続けるだけであり、中国はその間にアメリカとの貿易交渉を穏便に済ませるようにする。アメリカとしてウクライナ側が自分達の言い分をほぼ丸呑みする気が無いなら支援を止めればいいだけであり、支出を減らしたいトランプ政権からしたらウェルカムと言った所であり、三大国目線で言えばウクライナ戦争は既に消化試合に入ってる状態で、それに気がついているウクライナと欧州が騒いでいる状態にすぎません。
     まあ、ウクライナにとってはトランプ政権発足までがタイムリミットだったという事でしょう。

    12
      • M774A6
      • 2025年 2月 22日

      いっそ支援が絶えたウクライナが継戦不能として、ロシア連邦ウクライナ共和国への転換と現政権の国外退去をロシアに申し出たら米国は焦るでしょうね。
      さらに言えば要らない西部だけは緩衝国としてロシアとポーランド(NATOの窓口)による指揮を受けてウクライナ人によって統治される西ウクライナになるとしたらロシアにはより有り難いかも。ロシア人になりたくない人は西ウクライナへ移住できてロシアとしても余計なもの抱えなくて済みます。
      これだとウクライナの資源や穀物はおおむねロシアが獲得しちゃって米国には手が出せないものになる。

      4
    • たむごん
    • 2025年 2月 22日

    ウクライナは、側近のイーロンマスクにスターリンクの利用範囲を握られていて、目標選定に偵察衛星の情報などでも米国に頼っているでしょう。

    欧州はウクライナ問題で、欧州軍をすぐ派遣するような覚悟は今のところないですし、ポーランドなども駐留米軍に撤退されたら困るので期待できません。

    ウクライナも思うところは色々あると思いますが、過度にレスバして反応するのではなくて、トランプ大統領を上手に転がして欲しかったですね(安倍首相のコミュ力が卓越してた事を感じます…)。

    7
    • 2025年 2月 22日

    怒らせるなじゃなくて、あなた達がトランプの首に鈴を付けなさいよって

    トランプ外交に真面目に返答しなきゃいけない各国の外交関係者は大変だ

    6
    • 青空と小麦畑
    • 2025年 2月 22日

    ロシアからしたらもはやウクライナにこだわる必要すらなくて、対宇支援で疲れ果てた米国民がトランプとかいうゲテモノ大統領を誕生させて、米欧離間まで持っていけた時点で十分犠牲に見合った成果手に入れちゃってるでしょ。もう戦費のもと取れちゃったよ。

    10
    • 朴秀
    • 2025年 2月 22日

    西側全体でロシアを虐めていたら
    虐めの首謀者がロシアのマブダチになっていたでござる
    欧州が怒るのも無理はないですね

    7
      • kame
      • 2025年 2月 22日

       虐めの首謀者(アメリカ民主党)がロシアのマブダチ(トランプ政権)にお山の大将の座から引きずり降ろされた、という方が適切でしょう。欧州はさながら、お山の大将に媚を売っていた連中でしょうね。
       良い機会ですし、多大な犠牲を払ってでもアメリカというお山の大将から自立してみれば良いんですよ。

      13
    • なす
    • 2025年 2月 22日

    軍事と政治は切り離せない関係ですが、最近政治の記事が多いですね。
    こんな情勢なので仕方ないとは思いますが。

    4
      • 名無し
      • 2025年 2月 22日

      戦争を続ける上で最も重要な一大スポンサーが降板するんだから軍事的にも大ニュースなのは間違いないからね

      7
    • nanashi
    • 2025年 2月 22日

    トランプ憎しのバイアスがどこも酷い(トランプ自身がそう仕向けてるかもしれないが)
    なぜ序文の解釈が「トランプを怒らせるな」という個人の怒りになるのやら

    米国務長官が言う「我々に対して感謝の気持ちを示してほしい」という言葉はそのままで(見返りを示せということ)
    それを「トランプを怒らせるな」というトランプ個人批判で丸めるのは誤った結果を導く
    数年後にはなぜあのとき感情的に反応してないで対策をしなかったのかと後悔するオチになるだけだ

    プーチンを罵倒し侮った開戦当初のヒステリックな反応を思い出す

    17
      • 理想はこの翼では届かない
      • 2025年 2月 22日

      あくまでトランプ氏がやってるのは取引であって、そのために駆け引きがあり怒ってみせるのもある理解しています。前回の政権時がそうでしたから
      根拠の無い大げさな数字を提示したり、ともすれば内政干渉と取られかねない発言をするのも駆け引きの一種だと考えると異常だとは思いません。普通のビジネスの世界でも有利な立場の側が脅しめいた事を口にするのはよくある事ですので

      ウクライナはこれまで膨大な支援を受けてきましたが、それがいつまでも無償である保証もなければ、見返りを要求されるリスクがある事も分かっていた事でしかありません
      現在のウクライナは色々な意味で対応を間違えていると私は思っています

      10
        • njaea5
        • 2025年 2月 22日

        ウクライナ支援の見返りとして5,000億ドル(総支援額の約5倍、ウクライナGDPの約3年分)を要求するのは、普通のビジネス世界では存在しない駆け引きだと思います。ウクライナが突っぱねるのは当然かと。
        前回のトランプ政権だったら側近(ボルトンやペンス等)が軌道修正していましたが、今のトランプ政権だったら期待薄ですね。

    • ケン
    • 2025年 2月 22日

    支持率4%が事実かどうかは関係なくトランプを怒らせるなという発言はいろんな意味で正しいと思いますよ
    武器輸送やスターリンクが停止という噂もあり、これが確定すれば継戦も難しいはずです
    そして、厳戒令下の支持率は調査機関も考慮すると全くあてにならないでしょうからね

    10
    • らっく
    • 2025年 2月 22日

    57パーの支持率というのはあくまでこれまでよくやってくれたことに対する評価であって、現状の路線のままでいいなんていう国民はそれこそ4%もいないと思いますよ。

    5
      • 匿名
      • 2025年 2月 22日

      てかさーなんかみんな忘れてるけど、戦争当初からゼレンスキーって自分の意見に従わない人間をその場で射殺したりまともな指摘をした指揮官を更迭して前線崩壊させたりしている人間だぜ?
      何でそんな奴が支配する国の世論調査が正常な値を示してると思うんだ?

      流石に4%はちょっと現実味が無いけど、57%も全く現実味がないわ。
      大体結構な割合国外逃亡や前線で戦ってる状況でどうやって正確な世論調査が出せるんだ?

      5
    • 赤狐
    • 2025年 2月 22日

    俺はトランプの発言は面白いと思っています。
    結局どこに落とすのか、って事ですね。
    ガザについての発言もそうなんです。
    西欧諸国政府が次々と「ガザ地区はパレスチナ人の居住区だ」と表明しました。
    中東諸国がトランプ案に対抗する案を考えはじめた。つまり、もっと妥当な案を。
    これなんか「とても面白い」です。
    ウクライナについてはこの「ゼレンスキーの支持率は四パーセント発言」とかは、覆すのはとても簡単です。選挙すればいいんですね。流石に四パーセントよりは高いはずですので、やればいいんです。
    プーチンについても持ち上げつつも、片方で停戦後に再侵攻があったらウクライナのNATO入りも考えたいとか言い出す。これも面白い。
    これなんかロシアにとってもウクライナにとっても保険みたいな形になってる。その上で「欧州からは米軍を多めに引き揚げたいな」ってやってる。再侵攻があった場合にロシアと戦うNATOは「米軍主体のNATO」じゃなくて「欧州軍主体のNATO」になるんじゃないかな?みたいな話になります。

    トランプはあの圧倒的に酷い状況の大統領選を勝ち抜いた男です。
    彼が適当に言っているだけだとか、暴れ回ってるだけだとか、そういう考えには同意出来ませんね。
    俺には随分と切れる人物に思えます。ただ、破天荒です。そして、狙いがどこかなかなか絞らせません。
    とはいえ、欧州(EU)が嫌いなのは本当だと思います。

    9
    • 匿名さん
    • 2025年 2月 22日

    どっちもどっち。

    トランプ人気の根底は、彼がエリート層に対するアウトサイダーだからであり、変化を求める人たちが支持している。

    彼もアウトサイダーを演じている訳で、1期目にメディアを敵視したこともあり、嫌われやすいのは確か。

    しかし、少なくとも、ウクライナに関するこの3年間のメディアの報道やエリート達の発言は、トランプと同じくらい認知を歪曲するデタラメだ。

    >キーフ国際社会学研究所
    >ウクライナのNGO団体
    政府の代弁者だろう。そもそも、ウクライナの発表する数字で、これまで正しかったことが記憶にないのだが。
    ファクトチェックするなら、ウクライナの政府や公的機関がこれまでに発表してきた情報に対しても、行うべきだ。

    3
    • 774
    • 2025年 2月 22日

    ウクライナとゼレンスキーが態度を軟化させてレアアース等の利権を差し出すならそれで良し
    態度をこのまま硬化させたならウクライナは感謝を知らない、と支援を止める口実にして損切りする

    トランプとアメリカはどっちに転んでもそれでいいと考えてそう

    4
    • うくらいだ
    • 2025年 2月 22日

    必要なのは問題を解決出来る人間だと思うのですがね
    アメリカとの対立も出てきてしまったが、武器支援の半分はアメリカですからね。欧州は金は出せても現物はないですから。
    この状態で未だにゼレンスキーの支持を出来てしまうウクライナの人々の感覚がよくわからないが、民意なら仕方ないですね。
    ただ、アメリカの支援がなくなると一気に情勢変わりそうですが

    4
    •  
    • 2025年 2月 22日

    4%発言も選挙しろ発言も現行のゼレンスキー政権に正統性が無い事にしたい意図から出た物で、仮に選挙をしたとして意に沿わない政治家がまた大統領になればどうせ不正選挙扱いするのが目に見えていますよね
    確かにロシア人とトランプ支持のアメリカ人は喜んでいるでしょうけど、米国はトランプ支持者だけで構成されている訳じゃありません
    既にトランプ自身の不支持が支持を逆転し、米国民の81%がプーチンを信用すべきでないとしています(2月20日の時事通信記事)
    弱者のウクライナを虚偽の事実を基に口撃し、強者のロシアには阿る大統領の姿を両手を叩いて喝采している米国民は果たして多数派なのでしょうか?

    ちなみに日本でロシアに親しみを抱いている人は5%しかいません

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ポチって応援してくれると頑張れます!

にほんブログ村 その他趣味ブログ ミリタリーへ

最近の記事

関連コンテンツ

  1. 北米/南米関連

    カナダ海軍は最大12隻の新型潜水艦を調達したい、乗組員はどうするの?
  2. インド太平洋関連

    米英豪が豪州の原潜取得に関する合意を発表、米戦闘システムを採用するAUKUS級を…
  3. 米国関連

    F-35の設計は根本的に冷却要件を見誤り、エンジン寿命に問題を抱えている
  4. 中国関連

    中国、量産中の052DL型駆逐艦が進水間近、055型駆逐艦7番艦が初期作戦能力を…
  5. 軍事的雑学

    サプライズ過ぎた? 仏戦闘機ラファールが民間人を空中に射出した事故の真相
PAGE TOP