亀の甲羅モチーフのヘルメットで着用率向上を 亀岡

亀のキャラクターで町おこしをしている亀岡市で、甲羅をモチーフにしたかわいらしい自転車の子ども用ヘルメットが商品化され、着用率向上に向け、活躍が期待されています。

「かめヘル」と名付けられたヘルメットは、亀岡市にある丹波・亀山城跡を守るマスコットキャラクター「明智かめまる」の甲羅のかぶとがヘルメットに見えることから、地元の商工会議所と観光協会が協力し、商品化しました。
今回完成したのは子ども用で、まずは市内22か所の幼稚園などに寄贈することになり、20日、千代川こども園で贈呈式が行われました。
式では「かめヘル応援隊長」に就任した元宝塚歌劇団の男役、彩羽真矢さんが「大きくなって夢を叶えるため、命を守るヘルメットをかぶりましょう」と呼びかけました。
園児たちは「自転車に乗るとき、乗せてもらうときはヘルメットをかぶります」と力強く宣言していました。
亀岡警察署の廣川剛 交通課長は「親子2人乗りの自転車が転倒し、ヘルメット未着用の子どもがけがをする事故が起きています。子どもも大人もヘルメットで頭を守り、交通安全に努めてほしい」と話していました。
「かめヘル」は、JR亀岡駅の観光案内所などで1つ4000円で販売され、今後は大人用も計画されているということで、着用率向上に向けて活躍が期待されます。

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