一一時二〇分。
重い体を引きずって、ようやくの思いで高校に辿り着く。
校門をくぐった時、その反応を感知する。
アドレイドが言っていた通り、
反応としては異能に近い。間違いなくこの学校で何かが起きている。しかし、何処で起きているのか正確に把握できない。
そして、それだけではない。
「……学、校……なのか⁉︎」
校門をくぐった先。
異能ではない。転生者が持つ世界観は現世とは僅かにズレている。その本来は大したことのない極々微細なズレが、
何らかの意図がある訳じゃない。ただそこにいるだけで世界を歪めるモノ。敵はそれほどまでの
この手の震えは疲労か、それとも恐怖か。
(でも、進んでみなきゃ何も分からねぇ)
意を決して校舎に踏み込む。
授業をマトモに受ける気はない。
この異変の原因を探る。
まずは自分のクラスから探索してみよう。
ゆっくりと階段を上がり、三階へ到着する。
それだけの行動で息が切れる。酸素が脳まで届かない。フルマラソン後かと思うほどの汗が流れ、膝がガクガクと震え、痺れるように頭がぼーっとしていく。
(マズイな……この程度の運動でコレかよ)
あるいは、運動量がいつもの階段よりも多かったのか。
登ったのは本当に三階分だけではなかった可能性がある。スマホの時計では大した時間は経っていないが、もはや時間すらもこの場所では信用できない。
とにかく、二年一組の教室へ行くだけで随分と時間がかかった。丁度、三限目が終わったタイミングだったのか、チャイムの音が鳴り響く。
ガラガラッ、と。
扉をスライドして開け、授業を終えた教師と入れ替わるようにして教室に入る。
「…………ッッ‼︎‼︎」
(
正確には、世界観のズレを感知した。
濃密で刺激的で、混沌とした反応。
(……まさか、
教室の中はいつも通りだった。
しかし、異常な周囲で唯一普通の場所の方が違和感があった。
俺が気づいた事を悟られないよう、動揺を押し殺して挨拶する。
「おはよう、みんな」
クラスメイト全員の視線が俺に集中する。
一瞬の沈黙。
誰も何も言わない。しかし、目を逸らすこともない。ただ、じっと一挙一動を見逃さないような目で見詰められる。
何かマズったか?……とも思ったが、別の可能性に思い当たる。もっと衝撃的なことが一昨日にはあった。
(
しかも、昨日には椎菜が俺を訪ねてこのクラスに来たらしい。つまり、校内で三本指に入る美少女を二人も侍らせているようなものだ。
……これは、一昨日の折手メアに関する裁判がまだ続いているのか⁉︎
気まずい空気を吹き飛ばす為にもう一度声を発する。
「ひっ、久しぶり……」
「久しぶりだなぁ、六道!」
「おうおう、今まで何してたんだよお前」
「まだゴールデンウィークだとでも思ってんじゃないかー?」
次々と挨拶が返ってくる。
良かった、どうやら一昨日の出来事は水に流されているようだった。冷や汗をかいた。
「どうせどっかの女と遊んでたんだろ? オレのパンツも見るか?」
「……全然違う。スカートを捲るな!」
「俺も交ぜろよぉ、六道!」
「俺も俺も」
「やめろ! 暑苦しいんじゃボケが‼︎」
代わりに、
「でも確かに六道が休むのって珍しいよな」
「……いや、去年の旧校舎破壊事件の時は停学食らって休んでなかったっけ?」
「やめろ。その話を出すな」
絡みつく出淵と曽雌を投げ飛ばしていると、
「体調不良とかか?」
「やはり一昨日の追いかけっこのせいか。あの門脇先輩から逃げ延びたと聞いたが、その負担も凄まじいものだっただろう……」
コイツら追いかけてたのが自分だって忘れてるんじゃないだろうな? どのツラ下げて言ってやがるのか。まるで何もなかったかのように心配しやがって。
「そんなに集まったら六道くんが可哀想じゃないか。みんな退いたげなよ。君も大丈夫だったかい?」
「……そういやお前は
「? 体調は良さそうで安心したよ。
「……………………六道………」
「うおっ⁉︎」
ぬっ、と。
巨大な壁が前方に現れる。
その壁の名は
身長二メートルを超える体格でありながら、人を傷つけられない慈しみの心を持った優しき巨人である。
「…………体は、大丈夫だったか……」
「大久保ぉぉおおおおおお‼︎ やっぱりこのクラスで優しいのはお前だけだよー‼︎」
「あれー? 僕はー⁉︎」
イケメンの嘆きは無視する。
「………………本当に、大丈夫か…………?」
「心配するな。体調不良じゃなくてサボりみたいなもんだから」
「なにっ⁉︎ サボりだったのか六道伊吹君⁉︎」
「うわー、めんどくせぇのに見つかった」
真面目で良い奴ではあるのだが、真面目すぎて俺とは合わない。多分、夜遊びしている裕也の方が相性が良いはず。
「せっかく君の為にノートを取っていたのに、ズル休みだったというのか⁉︎ それならば自己責任だ、このノートは渡さないぞ!」
「そうカッカすんなよ委員長。心の余裕ってヤツも大事だぜい? このオレが言うんだ間違いないぜ」
その頭の良さがテレビで取り上げられ、最近ではクイズ番組で優勝したのを見たこともある。
「ふんっ。仕方あるまい。どうせ栗栖裕也君の分のノートを取っているんだ。君一人増えた所で労力は変わらない、か」
「裕也……?」
そういえば、今日はヤツを見ていない。
不思議に思って近くの席の奴らに尋ねる。
「裕也のヤツは欠席か?」
「アイツ、昨日から来てねーんだよなー」
「むしろ私は六道くんと栗栖くんが二人でどっかに遊びに行ってるもんだと思ってたけど……」
両隣に座っているクラスメイト……
ディートリヒ関係、いや椎菜関係で何かあったのか……? それとも、アドレイドが言ってた住宅街の倒壊事故と関係があったり……?
「例の倒壊事故に巻き込まれたりしてぇ」
俺の心を読んだかのように、後ろの席のクラスメイト……
「不謹慎じゃね? つーか、倒壊事故ってどのだよ」
「なんか最近、建物がいっぱい潰れてるもんねぇ。デパートにぃ、駅にぃ、住宅街にぃ……」
「タイミング的には住宅街のやつじゃないかな。駅が倒壊……陥没?したときはまだ学校にいたし……」
(……半分以上俺のせいじゃないか……?)
い、いや! デパートの倒壊は折手の責任だし、駅の地下に巨大な空間を作ったのも別の転生者の責任だから俺は悪くないんじゃねぇか⁉︎
というか、連続無差別焼殺事件も合わせてそれだけ色々な事件・事故が起こりながら学校通ってるコイツらも凄いよな……。
「でもリッキーが学校来れて良かったよねー!」
話の流れをブチ斬って前の席から、
「みんな心配してたよー。キラリンとかピヨピヨとかー、後はシャッキーとかポンポポンとかもー!」
「誰だよ」
「あー、
「あだ名は知らねぇよ‼︎ 最後に至っては元の名前が一文字も残ってねぇぞ⁉︎」
こんな馬鹿話をするのも久しぶりな感じだ。
あまり女子との関わりは薄いが、クラスの中心的存在である前原がこう言っているって事は、俺も女子から心配される程度には仲が良くなっていたのか。
そんな事をつらつらと考えていた、その時。
ふと、視線を感じた。
ジロジロと無遠慮に見られている感覚。
しかし、何処から見られているかが分からない。
(誰かが俺を監視している……。やっぱり、クラスメイトの誰かがディートリヒの力で転生者に変えられたと考えていいのか?)
この異変の元凶。
椎菜の変貌の手がかりになるかもしれない誰か。
二年一組の生徒は全員で三〇人。
そこから俺と裕也を除いて、二八人。
つまり、二八人の容疑者の中から
不自然にならない程度に周囲を見回す。
会話をしていたクラスメイト三人以外に俺をまっすぐ見ているヤツはいない。不自然な動きをしているヤツもいない。
他の女子三人も、俺には目もくれずコソコソ話をしている。あれは確か、
誰も、俺を見ていない。
だが、視界の端で捉えようとすれば誰でも俺を見れるような位置にいる。そもそも視線が何処から来ているのかも分からないため、こちらを見ているヤツが犯人とは限らない。
異能感知が役に立たない以上、見分けるのは普段と違う行動をしているかどうかだ。
(……四限目の授業に参加するか。五〇分の授業時間で容疑者から犯人を絞り───)
───めちゃくちゃ怪しい行動をしているヤツがいた。
怪しすぎて逆に目を疑った。
窓際の席。
その少女はヘルメットを被るように、教科書で頭と顔を隠して机に突っ伏していた。
その少女のことは良く知っている。
クラスメイトの中でも特に仲の良い女友達。
折手メア・栗栖椎菜と並ぶ、校内で三本指に入る美少女の一人。
その名も。
「何してんだ、真尋……?」
「うっ、うちは佐武真尋ちゃんとちゃいますよ〜」
「それで誤魔化せる訳ねーだろ」
「きりーつ、れーい」
四限目の授業が始まる。
ここから犯人探し、なのだが。
(どう考えても真尋が怪しいよな……)
挙動不審というか、俺が知っている真尋と雰囲気が違う。
四限目のチャイムに遮られたが、もっと問い詰めれば良かったか。しかし、この場で戦闘に発展させる訳にもいかないし……。
一番後ろの席ではないため、教室全体を俯瞰できるわけじゃないが、見える範囲全てに注意する。
いつも通りの風景。いつも通りの日常。
……やっぱり、異変は真尋だけだ。
(よし、校舎裏にでも引っ張り出すか)
授業中とか関係ない。
佐武真尋を転生者と見做して追い込む。
そう決めて、椅子を引いて立ち上がる。
その前の事だった。
ガラガラッ、と勢いよく扉が開けられる。
赤い髪の不法侵入者はこちらを見るなり叫んだ。
「緊急事態発生よ、
「緊急事態はこっちのセリフだボケェー‼︎」
アドレイドが教室にやって来た。
授業を無視してズカズカと教室に踏み入り、堂々と不法侵入をしている。
ざわざわとクラスメイトは会話を始め、アドレイドの視線の先にいるのが俺だと分かるとそのざわめきは
「なっ⁉︎ お前っ、何やってんだ馬鹿‼︎」
「馬鹿はそっちでしょ。連絡が着かないし、何かあったかと思って心配したんだから!」
連絡……?
ポケットからスマホを取り出すが、その画面に通知はない。普段からの癖で、授業中は機内モードにしていた。
「兎に角、急いでるから異能使っていいわよね?」
「おっ、おう。いいけど、先に事情を説明してくれよ……」
勢いに押し切られて許可を出してしまう。
「……六道くん、この子は君の知り合いかね……?」
ピキピキ、という効果音が付きそうな顔。
端的に言って教師は怒り出す寸前だった。
こめかみには血管が浮かび上がっている。
ただし。
そんな空気を読めるような者は転生者に存在しない。
「アタシはコイツ……
やっ、やりやがったッ……‼︎
ざわめきを通り越して教室は沈黙している。
俺の名誉をどれだけ傷つければ気が済むんだ⁉︎
教師まで絶句してんじゃねぇか‼︎
「…………い、いや。六道くんの知り合いでも関係がない。ここは関係者以外立ち入り禁止ですので、速やかに退室お願いできますかな?」
「いやよ」
来年定年と笑って言っていた教師がプラス十歳くらい老けたように見える。なんというかもう可哀想だった。
やめたげてよ。ただでさえ少ない毛量が、更に後退してしまうんじゃないか?
「六道くんっ‼︎ 君もこの子に何か───」
「
ごんっ、と。
耳元で囁かれた教師が一瞬で眠りに落ちた。
「よし、これで一件落着ね」
「実力行使までが速いんだよテメェ⁉︎」
やっぱりコイツを自由にさせちゃダメだわ。
いや、暴力じゃなく眠らせてる辺りは成長しているのか?
アドレイドが俺の手首を握って窓際へ向かう。
そして、その勢いのまま足で窓ガラスを蹴破った。
「待て待て馬鹿馬鹿‼︎」
「わざわざ玄関まで遠回りするよりもこっちの方が速いわ」
やばい……‼︎
せっかく怪しい容疑者を見つけたのに、これじゃ逃げられてしまう!
咄嗟に。
「…………へ?」
「お前も来い!」
悪いが弁明を聞く暇はない。
上空で可愛らしい悲鳴が響き渡った。
一一時二〇分。
六道伊吹が学校へ辿り着いた時。
入れ替わるようにして、栗栖椎菜は学校から離れていた。
(学校に
少女の目的はただ一つ。
ディートリヒが隠したとある戦力を手に入れる事。
倒壊したデパートの地下に彼は安置されていた。
「おはようございます、
「……誰だ、オマエさん?」
一日振りに目を覚ました彼は、寝起きすぐにその少女の顔を見たため、事態をまだ飲み込めていなかった。分かるのは、その少女がディートリヒではないことだけ。
「オレサマは何故こんな所に……? いや、確か六道伊吹と戦っていたはず……」
「えっと……そんなこと今はどうでも良いので、わたしの話を聞いて貰えませんか?」
「……オマエさん、まさか依代か……⁉︎ あのディートリヒがこんな小娘に体の制御を奪われたって───」
「えいっ」
「───
栗栖椎菜に指差された。
ただそれだけで、体内が爆発したかのような衝撃に襲われる。
(ディートリヒの異能ですらないッ⁉︎ オレサマすら知らないぜッ、こんなの……‼︎)
「話を聞いてくださいってば」
「オマエさんは何が目的だ……⁉︎」
「だから、それを今から言うんですけど……」
栗栖椎菜は口を尖らせて言う。
「
「…………は?」
うっすらと、透明な鎖が見えた。
その鎖は栗栖椎菜の心臓を起点としており、クシャナの魂を縛るように全身に絡まっていた。
「なん、だ……コレはッ⁉︎」
「ディートリヒさんの前世で、決闘の際に用いられる魔法らしいです。その魔法の効果は単純、決闘の敗者は勝者に絶対服従させられるそうです」
二人は知る由もないが、これはアドレイドが六道伊吹に使用した魔法と同質の物。
二者の魂を繋げる奴隷契約。力ある者は他者を支配できるという、前世の価値観を示すような自由の剥奪。
(ここで戦うのは厄介だぜ。一度過去に逃げて、ディートリヒを取り戻してやるか)
魂すら支配する奴隷契約。
転生で解消できるか分からないそのデメリットを甘んじて受ける気はない。戦いの場すら提供しない。
「《
ビキィッッッ‼︎ と。
クシャナのこめかみの奥底から鋭い痛みが迸った。
「なっ───」
(《
栗栖椎菜が何かした素振りはない。
つまりこれは、クシャナ側の問題だ。
自分の手が震えている。
汗が湧き出し、顔は青褪めていく。
クシャナという肉体が時間遡行を拒む。
もはやクシャナの意志は関係ない。異能は魂を源とする力であるが、それを使用するのは肉体。意志の力なんぞでは覆せない。
クシャナという肉体の脳に刻まれた
「はぁっ、はぁっ、はぁッ…………‼︎」
荒い呼吸を繰り返し、地面に這いつくばる。
しかし、こうなるのも仕方がないだろう。
誰だって無限
あの地獄を味わってしまった以上。
あの死神に出会ってしまった以上。
もう二度と、クシャナは時間遡行することなんてできるはずがない。
そして、簒奪者は待ってくれなかった。
「えーと、決闘を始めますね?」
「やっ、やめッ……⁉︎」
「大丈夫です! すぐに終わらせますから‼︎」
「やめてくれぇぇえええええええええエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッッッッ‼︎‼︎‼︎」
ドガバキグチャブチベギボキベチョゴキャッッッ‼︎‼︎‼︎ と。
血生臭い音が鳴り響いた。
「どうして、こんな事になったんでしょうね」
椅子となった敗者に腰掛け、勝者は呟く。
「今のわたしは憑依されている訳ではありません。思考誘導されている訳でもありません。だから、思うんです」
正真正銘。
本物の栗栖椎菜の本音。
「ただ伊吹さんと結ばれたかっただけなのに、どうしてこんな事になったのか。どうしてわたしは
他に誰もいない路地裏で言う。
奴隷も既に気絶している。
ただ、思いをブチ撒けるだけの独り言。
だから、返答なんてあるはずもない。
───
「どうしてこんな事になったのか? そんなの決まってるじゃないか」
あるはずのない返答があった。
いるはずのない人物がいた。
「全部ボクのせいだ。この事件の犯人はボクだ」
彼女の異能はもう役に立たない。
だから、この邂逅は偶然ではない。
彼女の原作知識はもう役に立たない。
だから、この遭遇は必然ではない。
「キミは何も悪くない。キミたちには、この世界に生きる人々には何の罪もないんだ」
額に垂れる汗を雑に拭う。
張り付く前髪をうっとうしげに払う。
彼女は全身汗だくで、制服も薄らと透けていた。
それも当たり前だろう。
それだけの労力をかけて、ようやく彼女の声が椎菜の耳に届いた。
「だから、罪を全部取り戻させてもらおうか」
いいや、そんな肩書きはもう必要ない。
彼女の名は……。
「ボクはオリジナル主人公、折手メア。この事件の
ラスボス系ヒロイン。
〈二年一組クラス名簿〉
出席番号一番
帰宅部所属の女子。六道伊吹の左の席に座っている。御神籤では大吉しか引いた事がない。
出席番号二番
サッカー部所属の男子。サッカー部のマネージャーと付き合っている。モデルとしても活躍しているスーパーイケメン。
出席番号三番
帰宅部所属の男子。六道伊吹の右の席に座っている。本名は
出席番号四番
水泳部所属の女子。専門はバタフライで、肌が焼けて黒い。
出席番号五番
バスケ部所属の男子。身長は201cm。まだ成長期の途中で、未だに成長痛に悩んでいる。
出席番号六番
クイズ研究会所属の男子。学年二位の成績。高校生のクイズ大会の番組に出演し、見事日本一に輝いた。
出席番号七番
野球部所属の男子。ピッチャーかつ四番バッターの二刀流、頭は丸刈り。去年、弱小野球部を甲子園にまで導いた功労者。
出席番号八番
帰宅部所属の男子。本日欠席。不良に勉強を教えていたら、その人たちが舎弟となって今年同じ高校に入学して来た。
出席番号九番
帰宅部所属の女子。身長は130cm。キャッチボールしてたらボールが腕に当たり骨が折れたことがある。
出席番号一〇番
帰宅部所属の女子。六道伊吹の後ろの席に座っている。何処とは言わないがデカいので、一部の男子からは人気がある。
出席番号一一番
弓道部所属の女子。校内三大美少女の一角。折手メアに相手にされなかった男たちは、佐武真尋に優しくされて彼女の事を本気で好きになってしまう。
出席番号一二番
陸上部所属の男子。インターハイ出場経験あり。頑張れば壁を走れるし、多分数歩だけなら水面も走れる。
出席番号一三番
漫画研究会所属の女子。花粉症でマスクをつけている。が、マスクを外すとあの校内三大美少女に匹敵するほどの美貌を持つ。
出席番号一四番
帰宅部所属の男子。廃人ソシャゲプレイヤー。周回の合間にFPSのゲームもやっているが、そちらでも天才的な腕前を持つ。
出席番号一五番
漫画研究会所属の女子。BLの二次創作が好きな腐女子。好きが乗じて、BLの二次創作が描きやすそうな原作漫画(BLではない)を自作して出版社に持ち込んだ。
出席番号一六番
学級委員長の男子。一年の後期から生徒会長も務めている。祖父が元総理大臣で、本人は裁判官を目指している。
出席番号一七番
帰宅部所属の男子。体重は88kg。界隈では
出席番号一八番
帰宅部所属の女子。一八という数字に愛された少女。一番驚いたのはトランプを引いた時に、存在するはずのないハートの18が出てきた時。
出席番号一九番
柔道部所属の男子。エースの門脇に次ぐ実力の持ち主。不注意でトラックに轢かれ、トラックを大破させた事がある(本人は無傷)。
出席番号二〇番
吹奏楽部所属の女子。絶対音感と超絶的な演奏能力の持ち主で、どんな楽器でもプロレベルで演奏できる。祖母は天命機関の上層部──
出席番号二一番
帰宅部所属の女子。影が薄く、何故か自動ドアも反応しない。六道伊吹は顔と名前を覚えていない。
出席番号二二番
文芸部所属の女子。同時に図書委員会にも入っている。一度読んだ本は一字一句間違えずに暗唱できる。
出席番号二三番
帰宅部所属の女子。六道伊吹の前の席に座っている。誰にでも優しくてクラスの中心的なポジションにいるが、
出席番号二四番
サッカー部マネージャーの女子。サッカー部のイケメンと付き合っている。日常生活用品さえ凶器として扱う最強のヤンデレ。
出席番号二五番
帰宅部所属の女子。めちゃくちゃ普通の女子高生。悩みは自己紹介で二度聞きされること。
出席番号二六番
剣道部所属の男子。剣道は苦手だが剣術は得意。殺人技術としての剣術を伝える八剣道場では師範代を務めている。
出席番号二七番
帰宅部所属の男子。コミュ障で人と関わるのが苦手。と言いながら、教室で一人誕生日パーティーをできる強いメンタルの持ち主。
出席番号二八番
帰宅部所属の女子。メガネを愛する眼鏡愛好家。気配遮断中のブレンダを、眼鏡をかけているという理由だけで見つけた奇人。
出席番号二九番
帰宅部所属の男子。本日早退。一年の時に喧嘩で旧校舎を破壊したことで有名。
出席番号三〇番
帰宅部所属の男子。趣味は女装してナンパ男を落とすこと。学校にも女子の制服を着て登校している。