原作主人公vsオリ主   作:大根ハツカ

28 / 103


ぼっち・ざ・ろっく見ました?
ぼ喜多じゃん!!!! 最高か!?




二四話:第四位+第五位/Double_Overlords

 

 

 時間は墜落の瞬間まで遡る。

 

 ブレンダ先輩を窒息させた俺は地面と衝突した。

 《破邪の剣(アスカロン)》をビルに突き刺したり、空気抵抗を受けやすいように広げたりして出来る限り減速させたが、受け身なしで受けたその衝撃は途轍もないものだった。

 体力が限界を迎えていた俺は、痛みを感じることもなく意識が飛んだ。

 

 眠っていたのは数分間だろう。

 空の色はほとんど変わっていない。

 ゆっくりと起き上がった俺はそこでやっと気が付いた。

 

「あっ、先輩の気道を塞いだままだ!」

 

 あれから何分たった⁉︎ 死んでないよな⁉︎

 息止めの世界記録は確か二〇分ぐらいだったと思うが、あれは色々な準備を行った上での記録だ。準備なしの場合は三分もったらいい方だろう。

 急いで《破邪の剣(アスカロン)》の形を元に戻す。

 

 そこで。

 信じられないものを見た。

 

 

「……ひゅー……ひゅー……、……まだッ、です…………」

 

 

 ()()()()()()()()()()()()()

 俺が意識を失っている間、ずっと呼吸が出来なかったのに。その状態でビルの屋上から墜落したのに。

 それでも、この人は平気で立ち上がる。

 

(何で動ける……、死んでいてもおかしくないんだぞ⁉︎)

 

 呆然と眺めるが、よく見るとおかしい箇所があった。

 ブレンダ先輩の喉から血が流れている。

 俺は気道を塞いだが、喉は傷つけていない。

 ビルから落ちた時の傷かとも思ったが、顔を《破邪の剣(アスカロン)》で覆われていながら受け身でも取ったのか、喉以外に流血している場所はなかった。

 

 そこで、カラクリに気づいた。

 ブレンダ先輩はただの人間。転生者と異なって物理法則に従っている。ならば、窒息していない事にも不自然な喉の怪我にもきちんと理由がある。

 

 

()()()()をしたのか⁉︎ 今ここでッ‼︎⁉︎⁉︎」

 

 

 気道切開。

 つまり、口で呼吸が出来なかったため喉に穴を開けて酸素を取り込んだということだ。

 

 言葉にすれば簡単な事だが、屋上から落ちながら俺の目を盗んで喉に穴を開けるとか正気の沙汰じゃない。

 土壇場でそれを思いつく頭脳も、躊躇なく首を穿つ度胸も、この状況で即座に手術を成功させる技量も人間離れしている。転生者なんかよりもよっぽど化け物だ。

 

(動け動け動け動けぇぇえええええッ‼︎‼︎‼︎)

 

 ガクガク、と震える脚に力を入れる。

 痛みを通り越して強烈な眠気に襲われる。

 限界なんてとっくに過ぎている。時間が経つほど俺は弱くなる。対して、ブレンダ先輩はどんな状態でも技巧(パフォーマンス)を維持できるだろう。

 

 俺は今が一番強い。

 だからッ、今ここで倒さないとッッッ‼︎

 

「ふぅんぐぁぁああああああああああッッッ‼︎‼︎‼︎」

 

 《破邪の剣(アスカロン)》を杖のようにして起き上がる。

 ブチブチ、と何処かの筋が切れたような音が聞こえる。それを無視して、剣を握る手に力を込める。馬鹿力を出せる気力はもう残っていない。それでも、全力全開の力を振り絞る。

 

 ブレンダ先輩は喉の怪我が幻のように、美しい姿勢で歩く。

 手には水平に構えた《神殺の槍(ロンギヌス)》。

 戦況は絶望的。

 

 だが、諦めるな。

 今までの戦いを思い出せ。

 四連戦の後に魔王(ラスボス)戦が始まった時よりもマシだと思え。

 

 

「いくぞ、ブレンダぁぁあああああッッ‼︎‼︎」

「来なさい、六道く───」

 

 

 ブレンダ先輩の言葉が最後まで言われることはなかった。

 それよりも先に、状況が様変わりにした。

 そう、つまり。

 

 

()()()()()

 

 

 ()()()()()()‼︎‼︎‼︎ ()

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「………………………………………………………………ブレンダ、先輩?」

 

 ポトリ、と。

 あれだけ絶望的だったその人の上半身が、軽い音を立てて()()()

 

 理解が、できなかった。

 視界が鮮血に染まる。

 猛威を振るったブレンダ先輩が。

 天命機関最強の熾天使(セラフィム)(スペード)”が。

 

 一瞬で、()()()

 

 ブレンダ先輩は肩から腰まで、斜めに裂かれていた。その上半身は俺の足元で雑に転がっている。手は死んでも槍を握ったままだった。上が無くなったことに今更気づいたのか、下半身が思い出すように倒れる。垂れ流された血が靴を濡らす。

 動かない。微動だにしない。息遣いが感じられない。心臓の音は聞こえない。命の気配がしない。()()()()()()()()

 

「う、うああ、あああああッ、ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッ‼︎‼︎‼︎」

 

 耐えられない。

 心よりも先に体が哭き出した。

 喉の痛みも気にしない、血混じりの絶叫。

 

 そんな肉体とは反対に。

 俺の思考はひどく冷え切っていた。

 

(殺そう)

 

 こんな状況でも俺は俺だった。

 ブレンダ先輩を助けようとは思わない。

 ただ、この惨劇を作ったヤツをブチ殺したい。

 

(下手人を確認してすぐに臨戦態勢に移って考える暇も与えずクソ野郎を惨たらしくブチ殺してやる)

 

 怒りが、憎悪が、感情が力に変わる。

 哭き叫ぶ体を無視して心が走り出す。

 速攻。《破邪の剣(アスカロン)》を振りかぶる。

 

「やらせねーぜ?」

 

 ドカッ! と。

 走る俺の頭を、長い足が横から蹴り飛ばす。

 予想外、意識の外からの攻撃。

 敵は一人じゃなかった。

 走ることに集中しすぎて酷い前傾姿勢だった俺は、受け身を取る体力が無いこともあり、滑るようにゴミ捨て場へ頭から突っ込んだ。

 

 掃き溜めから空を見上げる。

 純黒になりつつある空を背に、二人の男が俺を見下している。

 

 何処かで響いた轟音なんて気にならない。

 俺は目の前にある脅威から目を離せなかった。

 今までの戦いを思い出しても意味がない。

 ここからが人生最悪の絶望。

 

魔王(ラスボス)勇者(しゅじんこう)の準備を待っているとでも思ったかァ?」

 

 椎菜の顔で俺を嘲るソイツ。

 六界列強(グレートシックス)・第四位、ディートリヒ・フォン・エルケーニッヒ。

 『テンプレート・トライアンフ』のラスボス。

 《神威聖剣》でブレンダ先輩を殺したクソ野郎。

 

「オレサマ達が一人ずつノコノコ襲ってくるとでも思ってたかー?」

 

 紫色の頭で俺を煽るソイツ。

 六界列強(グレートシックス)・第五位、クシャナ。

 『テンプレート・トライアンフ』の中ボス。

 走る俺をゴミ捨て場へ蹴り飛ばしたクソ野郎。

 

 仲間(ヒロイン)を集め、みんなで一人ずつボスを倒す。

 そんな展開(おはなし)だと勝手に思っていた。

 だけど、現実ってヤツは俺なんかの予想を軽々と跳び越えていく。

 

 

「「さあ、最終決戦を始めようか」」

 

 

 自分が立っているのか、座り込んでいるのかも分からない。そこら辺の通行人にも負けそうな状態で、六界列強(グレートシックス)に勝てるはずがない。

 でも、世界は俺を待ってくれない。

 

 そして、呪文(キーワード)が告げられる。

 

 

世界新生(reverse)───《剣と魔法の世界(ハイファンタジー)》」

世界新生(reverse)───《可逆的時間軸(タイムトラベル)》」

 

 


 

 

 べきごりだんどごぼぐんべちゃぎゃりばきりがんびしびきびちッッッ‼︎‼︎‼︎ と。

 

 一瞬だった。

 聞いたことのない鈍く血生臭い打撃音が響く。

 あまりにも速すぎて初めは理解できなかった。

 遅れて全身に痛みを感じ、やっと事態に気づく。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 もはや、踏ん張るとかいう次元じゃなかった。

 全方向から殴り飛ばされ、行き場の失った体は()()()()()。地に足がつかない。重力に逆らって、数秒間の浮遊感を味わう。

 

 自由落下する数秒間。

 それを走馬灯によって引き伸ばす。

 周囲の状況を俯瞰する。ディートリヒは動いていない。クシャナはいつの間にか俺のすぐ近くにいた。ということは、俺を殴り飛ばしたのはクシャナだろう。

 

 打撃の瞬間、異能の反応を感じた。

 一瞬で近づいて連打を叩き込む異能。体感だが、衝撃が響くよりも次の拳の方が速かった。

 瞬間移動……いいや、単純に音速以上に速度上昇(スピードアップ)しただけか? だが、感じた異能の規模は個人の速度だけに干渉するような小さなものではなかった。

 異能感知の範囲を遥かに超える規模。この街全部、あるいは星や宇宙全体を対象とするような超巨大規模(メガスケール)の異能。

 

(敵が速くなったんじゃない。俺が遅くなっていた。……いいや、厳密にはそれも違う。()()()()()()()()()

 

 ()()()()

 恐らく、停止可能時間はほんの数秒。でもなければ、俺はもう死んでいる。規模は最低でもこの街よりも大きい、最悪は宇宙全てが止まっている。使用可能回数は不明、無限と見積もる。

 時間停止中の対処は不可能。同時に《破界(ワールドブレイカー)》を発動すれば無効化できる可能性はある。

 だが、もっと確実な方法がある。

 

 ()()()()()()

 

 まだ時間が停止していないということは、再び発動するまでに時間が必要ということ。その待機時間(クールタイム)が明けるまでに攻撃を叩き込む。

 

 自由落下が終わる。

 長い走馬灯が終わりを迎える。

 

 ダンッ! と。

 落下した、その瞬間。

 弾けるように地面を蹴った。

 

「……マジかよ」

「死ね」

 

 唖然とするクシャナの顔面に《破邪の剣(アスカロン)》を一発ブチ込む。

 鼻を折った感触。でも、そんなの表面の傷はどうでもいい。顔面を狙った理由は、鼻や口から繋がる体内にある。

 間髪入れることなく、変形した《破邪の剣(アスカロン)》で体内を蹂躙し、やがてクシャナの脳を───

 

 


 

 

 ダンッ! と。

 落下した、その瞬間。

 弾けるように地面を蹴った。

 

 

「……()()()()()()

「…………⁉︎」

 

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 大きな空振り。その結果、俺の胴体はガラ空きだった。

 すれ違い様に、クシャナは俺の腹に手を当てた。

 

(まさか停止可能時間が数秒の代わりに、待機時間(クールタイム)も数秒なんじゃ……‼︎)

 

 

 時間が停止した。

 

 

 ズドンッッッ‼︎‼︎‼︎ と。

 雷が落ちたかのような衝撃がお腹に響く。

 体が冗談のようにくの字で吹っ飛んだ。

 全身を一発ずつ殴った先程の殴打と異なり、今回の殴打は一箇所を重点的に殴った一撃。複数回分の衝撃が同時に炸裂する。

 

「がばっ、ぐぎあッッ‼︎‼︎‼︎」

 

 痛みも感じなかったブレンダ先輩の拳とは違って、こっちは普通に痛い。普通どころか、めちゃくちゃ痛い。

 感触で分かる。肋骨が折れた。それだけじゃない、内臓(なか)も傷ついている気がする。アドレイドとの戦闘で付いた、腹の傷が開く。血が流れ落ちる。それだけじゃない。お腹を見ると青あざを通り越して、真っ黒な拳の痕が付いていた。

 

 

「これならオマエさんも───」

「───それでも、まだ戦える」

 

 

 時間停止対策、その二。

 待機時間(クールタイム)がどれだけ短くても、クシャナを殺す手はまだある。

 非常に簡単な解答。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 ガガガガガガガガッ‼︎ と。

 クシャナの不意を突き、足元から電気鋸(チェーンソー)が生える。

 静かに地面を穿孔した《破邪の剣(アスカロン)》が、足元からクシャナをグチャグチャに解体し────

 

 


 

 

 ()()()()()()()()()()()退()()

 ()()()()、《破邪の剣(アスカロン)()()()()()()()()()()

 

「な……ッ⁉︎」

「異能が使えず体が一番弱ってて、誰一人として仲間がいない時間を選んだのにコレとか、オマエさん……マジでバケモンだぜ」

「余裕綽々で避けやがったテメェが言うな……‼︎」

 

 初見殺しの攻撃を悉く避けられる。

 回避の瞬間、微かに異能の反応を感じた。

 

()()()()()()()()()()……?」

「…………………………」

 

 ただ、異能使用にしては反応が不自然だった。

 残響のような、残り香のような。

 まるで、別の場所で使用された異能の余波がここまで届いているかのように。

 

 しかし、悠長に能力の考察をしている場合じゃない。

 敵は一人じゃなかった。

 片方にだけ注目するのもマズイ。

 

「我も交ぜろォォオオオオ‼︎‼︎」

 

 肉体(アバター)型の異能、《神体加護》。

 学生服を着た女性である栗栖椎菜の肉体から、白光の鎧を纏った男性であるディートリヒの肉体へ変身する。

 白川日向の時と同じだ。現世の肉体が前世の肉体に()()()()

 

 同時、《神威聖剣》が振るわれる。

 それは道具(アイテム)型の異能、世界を焼き払う剣。

 直線上の物を全て蒸発させる太陽の如き聖剣。

 

「おおアッ‼︎」

 

 咄嗟に、ディートリヒの足元へ転がり込んだ。

 背を向けて逃げても意味がない。俺の異能は使えず、光速の斬撃は避けられず、大概の障害物は役に立たない。

 だからこそ、()。ディートリヒに接近する。下手に俺を狙えば自身すらも巻き込んでしまうほどの間近こそ、唯一の安全圏。

 

 ジュワッ‼︎ と。

 俺の背後でビルが切断される。

 一歩遅ければ、俺がそうなっていた。

 

 だが、間近にも危険(リスク)はある。

 《神威聖剣》を振るまでもなく、普通に手足が届く範囲だということだ。

 

「近寄るなァ、クソガキィィイイイ‼︎」

「ごアッ⁉︎」

 

 足元に転がっている俺を、ディートリヒは思い切り蹴り上げる。ちょうど赤黒く染まる痕に直撃(クリーンヒット)する。

 痛い。めちゃくちゃ痛い……のだが、

 

 

()()()()()()()()()()……?」

 

 

 《神体加護》の効果は怪力と再生、そしてバリアだったはず。蹴られた時に骨がもう二、三本折れていても可笑しくなかった。

 なのに、ただ痛いだけ。元から腹に傷がなければ、痛み自体も大したことが無かったかもしれない。

 

「惚けるなァ! 貴様等が原因であるぞォ‼︎」

「はっ? 俺⁉︎」

 

 ディートリヒの姿を改めてよく見ると、前回の遭遇とは異なる点があった。

 ()()()()()()()()()()()()()()()

 ……違う。線じゃない。()、か……?

 よく見ると、左胸にも小さく似たような傷がある。大きな傷が切り傷だとすれば、小さな傷は刺し傷だろうか。小さい方は前回見落としていただけかもしれないが、大きい方は見落とすはずがない。

 しかし、俺には見覚えが…………()()()

 

「折手が《破邪の剣(アスカロン)》で斬り付けた傷か?」

「然りィ! 刻まれた聖痕(キズ)は『不朽不滅』の特権(ギフト)により二度と回復しない‼︎ 今の我は全盛期の一割の力も出すことが出来んのであるッ‼︎ 加えて、一日にたった三〇分しか変身できんのだぞォ⁉︎ 巫山戯るなァ‼︎‼︎」

「へぇ、惨めなヤツだな。介錯してやろうか?」

 

 地面に転がりながら笑う。

 昨日の戦闘はちゃんとダメージになっている。それがただ嬉しかった。

 しかし、ディートリヒはニヤリと口を歪めるとこう言った。

 

「案ずるなァ。既に解決策は編み出したァ」

「…………何だと?」

「なァに、肉体が傷ついたならば新たな肉体を用意すれば良いだけである」

「……憑依転生、また肉体を乗り換えるってのか?」

「馬鹿かァ? それで済むならば、この女に憑依した時点で我は治っている。聖痕(キズ)は《神体加護》というディートリヒ・フォン・エルケーニッヒの肉体(アバター)に刻まれたモノである。我が我である限り、消え去ることは無いッ‼︎」

「(まーた始まったよ、ディートリヒの解説癖が……。これは長いぜ)」

 

 クシャナは左手首に巻き付けられた電子時計を眺めて肩をすくめ、やれやれとでも言いたそうな顔でディートリヒを見ている。

 ひとまずは時間停止を使うつもりがないと考えてもいいのか? 取り敢えず、警戒は怠らず敵を見る。相手がわざわざ情報提供してくれているのだ。ゆっくり聞いてやろう。

 

「……だったら、どうやって……?」

「所で、貴様は七年前の〈堕胎事変(フォールダウン)〉を知っているかァ? 我の計画を番外位が乗っ取った結果起こった事件であるがァ……」

「は? 何だ、急に? 何となくは聞いたことがあるけど……」

「では、名前の由来は知っているかァ? 英語ではfall down、日本語では堕胎事変(だたいじへん)堕天(フォールダウン)熾天使(セラフィム)が裏切ったからであるがァ……堕胎とは何が堕胎(おろ)されたのだと思う?」

「…………?」

 

 〈堕胎事変(フォールダウン)〉。

 最近、よく聞く名前だ。だが、首謀者が折手だということと、中心人物が原作主人公(タイトルロール)と呼ばれてたこと以外知らない。

 熾天使(セラフィム)が裏切った?

 何かが堕胎(おろ)された?

 七年前の事件なんざ知らねぇし、興味ねぇよ。

 

「分からんかァ? これだから童貞(ガキ)は……。では、我が何故わざわざ女の肉体に憑依したのだと思う?」

「…………は?」

聖痕(キズ)から逃れるには新たな肉体が必要であり、女の役目とは我が優秀な遺伝子を残すことだけであるぞォ‼︎」

「おい、待てッ……テメェッッッ‼︎‼︎‼︎」

 

 最悪の閃き。

 新たな肉体、堕胎、女の役目。

 ディートリヒのクソみたいな発言が一つに繋がる。男尊女卑クソ野郎の思考を理解した代償に、吐き気に襲われる。

 

 ディートリヒは自分の腹を……()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()‼︎」

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。