愛知県警岡崎署の留置場で令和4年12月に勾留中の男性=当時(43)=が死亡したのは、適切な医療措置などを取らなかったためだとして、遺族が県に損害賠償を求めた訴訟の第2回口頭弁論が21日、名古屋地裁で開かれた。原告側は留置担当だった元警部=業務上過失致死罪で罰金80万円の略式命令=が、身体拘束用の「戒具」使用について、部下に「縛ることもストレス発散だと思ってやってもらえればいい」と伝えていたと明らかにした。
名古屋地検が今月開示した供述調書などの訴訟記録を基に主張した。元警部が男性を引き倒したり、足を蹴ったりするなどの暴行を加え、栄養剤を与えようとする部下の提案を断っていたことも分かった。