阪神の話題をさまざまな角度から提供する不定期企画「虎らんまん」。今回は球場で虎の勝利を後押しする「阪神タイガース応援団」に、チームが〝アレ〟へと近づいていく心境、8月下旬から始めた「アレ!! アレ!! タイガース!!」コールに込められた思いについて聞いた。
黄色のジャージーを身にまとい、スタジアムに熱狂を呼ぶメロディーを奏でる『阪神タイガース応援団』。日々、〝10番目の選手〟たちの先頭に立ち、チームを後押ししている。優勝マジックを5まで減らし、迫る〝アレ〟へのXデー。だが、応援団連合の真野豊応援統括長(52)は、はやる気持ちを抑えていた。
「広島戦(8―10日)に3連勝して〝アレ〟の雰囲気も漂ってきていますが、ゴールテープを切るまで気は抜きません。マジックが出てからも『ホンマに大丈夫なんか』、『より一層、応援せなアカン』みたいな、そっちの気持ちの方が大きかったです」
1998年に応援団員となった真野さんは、2003、05年の歓喜をスタンドで味わった。割れるくす玉のそばで紙テープを浴び、団員たちとのビールかけでは樽酒を頭からかぶった思い出も懐かしい。ただ、その記憶もかすむぐらいに「負けたことの方がよく覚えている」と、思い出されるのは戴冠を奪われ続けた悔しい昨季までの17年間。08、21年の逆転V逸も、応援の手綱を緩めない理由となっている。