じわり広がるマイナ保険証の登録解除 申請者に共通する事情とは

現行の健康保険証の一例。2024年12月2日以降は新規発行されなくなり、マイナ保険証に機能が移行される=東京都千代田区で2024年9月9日午後6時51分、和田憲二撮影(画像の一部を加工しています)

 マイナンバーカードから健康保険証の利用登録を解除しようとする動きが広がっている。その数は5万8426件(1月末時点)に上る。解除した理由は人それぞれだとみられるが、取材を進めていくと、ある「共通項」が浮かび上がってきた。

 マイナンバーカードと健康保険証を一体化した「マイナ保険証」の利用登録は、昨年11月末時点で7874万人。その一方で、11月8日時点で解除件数は792件だったが、わずか3カ月弱で73倍に急増した計算だ。全体から見ると1%に満たない数だが、徐々に増えているのが特徴的だ。

 解除申請は、加入している保険者団体に申請すれば可能だ。自営業者で国民健康保険に加入していれば市町村、会社員なら健康保険組合や協会けんぽといった具合だ。申請から実際に解除されるまで1~2カ月かかるとされる。

 取材を進めた結果、解除しようとする人に共通しそうなのが…

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