Success Stories
「私、プログラミングできるかも。」アプリ版Progateから2ヶ月で、アイドルからエンジニアに転職した話
19歳からアイドルとして活動しつつ、携帯電話会社の販売員として勤務。スマホやタブレットの営業でアプリ紹介をする中、アプリ版Progateでプログラミングの勉強を始める。2018年6月にエンジニアインターンとしてSmartHRに入社、2019年2月より正社員として活躍中。
アプリ版Progateをきっかけに、2ヶ月でSmartHRのエンジニアインターンに
アプリ版Progateでプログラミングの面白さを知ったという五十嵐さんは、パソコンよりもスマホが得意なスマホネイティブ世代。アイドルと携帯電話の販売員という異色の経歴を持ちながら、プログラミングの学習を始めてわずか2ヶ月で人気企業のエンジニアインターンを勝ち取った勉強法とは?
Progateのアプリ版はプログラミングの本質にすぐ行ける
プログラミングの学習を始めたきっかけを教えてください。
SmartHRに入社する前は、アイドルとして活動しながら携帯電話の販売員をやっていました。スマホやタブレットの営業をするなか、どうやったら電子機器やインターネットにあまり詳しくない方にも興味を持っていただけるかをいつも考えていました。その頃、小学校でプログラミングが必修化されるというニュースを何度か聞いて、これは子供を持つ親御さんに刺さるのでは、とピンときたんです。
いろいろ探していたところにProgateのアプリ版が出たというプレスリリースを見つけて、早速自分のiPhoneにインストールしました。ちょっと試すつもりで始めたら、思いのほか楽しくて1日でほとんどのレッスンをやってしまいました。HTMLやCSSは学校で少しやったこともあり、新たな感動は正直そんなに感じなかったのですが、アプリのUI・UXがとても良くてそこにひたすら感動していました。プログラミングって面白い!と本格的に感じたのはRubyのレッスンをやった時でしたね。Rubyで条件分岐や演算子を学んで、自分にはできないような大量計算や複雑な処理もプログラミングだとできるのか、とすごく新鮮でした。
それまでは中高の技術や情報の授業でHTML・CSS、エクセルとかをちょっと触ったくらいで、当時はお世辞にも面白いとは思えなくて。プログラミングなんて私には無理と思っていました。パソコンも動画でアイドルを見るくらいでしか使ってなかったので、タイピングも遅かったです。でもProgateのアプリはゲーム感覚でどんどん進められて、いろいろなものを取っ払ってプログラミングの本質にすぐ行けるのがいいですよね。余計なことを考えずに、プログラミングって面白いんだと気づけました。
アプリ版Progate → Web版Progate
スマホからパソコンでの学習にすぐに移行しましたか?
はい、スマホでアプリを試した翌日にはパソコンでProgateを始めました。プレスリリースでもともとWeb版があるのは知っていましたし、アプリがものすごく楽しかったのでもっとちゃんと勉強してみたくなって。実はその頃、営業成績が2年連続で全国1位となり、次の目標を探していたんです。アプリを紹介してお客様に喜んでいただくのは嬉しかったけど、そのアプリを作ったのは私じゃない。私も売るだけじゃなくて作る側に行きたいと思うようになりました。
ただそれまでは、プログラミングを仕事としてやるなんて考えたこともなかったです。Progateのアプリで、「私、できるかも」と思えたことで今があるので、こうしてProgateさんにインタビューしてもらえるのは本当に感慨深いです(笑)。
それからは朝と夜はもちろん、職場にもパソコンを持っていって休憩時間もずっとProgateをやっていました。ほとんど寝ずに夢中でやったので、2週間くらいでだいたいのレッスンは終わらせました。性格的にやりたいと思ったらそれしか目に入らないんですよね(笑)。
また、そのころからTwitterでプログラミング関連のアカウントをフォローしたり、「エンジニア 仕事」でググったりWantedlyを見たりして、エンジニアへの憧れがどんどん強くなりました。それまでエンジニアと言えば徹夜残業みたいなきついイメージしかなかったんですけど、いろいろ調べてみたら、柔軟な働き方が可能だったり、女性が長く活躍できたり、何よりクリエイティブな仕事でカッコいいなと。エンジニアを本格的に目指したいと思い、販売の仕事は辞めて、一度勉強に集中することにしました。
「Railsチュートリアル」→「チェリー本」→ スクール
Progate以外にどんな教材を活用しましたか?
Progateの後にRailsチュートリアルに挑戦したんですが、Progateに慣れた身にはちょっと辛くて。優しくないと感じてしまったんですね(笑)。自分はまだRubyを雰囲気でしかわかってないと思い、Rubyの理解を深めるために「プロを目指す人のためのRuby入門」という本を買って読みました。「チェリー本」と俗に呼ばれている本で、インターネットで評判が良さそうだったので。Progateでは解説されてない部分も含めて、体系的に学ぶのにいいと思います。その時は2日間でざっと読んだだけですが、今でも辞書的に見返して使っています。ググるよりこの本の索引から調べる方が早くわかることも多いです。著者の伊藤さんの記事はQiitaにもたくさんあり、どれも超良記事なのでいつも助けられています。
Railsチュートリアルも本当に素晴らしい教材だとは思うんですけど、あれを最後まで自力でやりきる自信はなくて。この辺りから独学に限界を感じて、プログラミングスクールに通うことにしました。20社くらい比較検討し、メンターサポートが一番手厚かったスクールに決めました。
スクールはどうでしたか?
つまづいた時に対面でもオンラインでも聞けるのはやっぱり大きかったですね。そして、エラーでつまづいた時も、「エラーが出たんですけど、どうすればいいですか?」という聞き方はダメなんだと、スクールで初めて学びました。エラーの内容や原因など最低限のことを自分で調べてから質問できるようにはなり、3ヶ月のスクールカリキュラムを2週間で終わらせました。
ただメンターが必要というだけなら、スクールではなくMENTAなどのスキルマッチングサービスでも良かったかなとも思います。あとは例えば「よちよち.rb」など、プログラミング初心者でも入れるコミュニティや、無給インターンという選択肢もあったのかなと。スクールの学費を考えれば、無給でも先輩に質問できる環境で実務経験を積めるのは魅力的ですよね。もちろん何がいいかは人それぞれだと思いますが。
ポートフォリオ作成→転職活動
実際にどんなものを作りましたか?
スクールの教材をアレンジして、Instagramのクローンアプリを作りました。Railsチュートリアルを見ながらこの機能もあったら良さそうだな、とかかなり試行錯誤しましたね。Herokuにデプロイするのがどうしてもできなかったので、転職活動では自分のパソコンで直接見せました。今考えるとよく見てくれたなと思うのですが、ものを作りたい!と言う熱意は十分に伝わっていたようで、結果としては良かったのかなとは思います(笑)。
SmartHRとの出会いについて詳しく教えてください。
転職活動を始めてからは、WantedlyやTwitterで未経験OKのエンジニアインターンの求人を見つけては応募していました。面接で自分が作っているものを見せたり、過去やってきたことと実績をお話して、いくつか内定をいただいたんですが、だんだん欲が出てきてしまって。未経験OKというだけでなく、やっぱりサービスに心から共感できるところがいいなと思ったんです。
その頃、たまたまSmartHR代表の宮田さんのTwitterで福利厚生のことを知り、社員想いな、もっと言えばエンジニア想いの会社だなと気になりました。事業内容について調べたら、社会の非合理を技術で解決することで働く人を幸せにするサービスだと知り、ますますいいなと思いました。コーポレートサイトにあった大事にしている価値観も、「早い方がカッコイイ」とか「人が欲しいと思うものをつくろう」とか「ワイルドサイドを歩こう」とか、私と価値観が合いそうだなと。何か運命的なものを感じたんです。
SmartHRはインターンの募集はしていなかったのですが、思い切ってTwitterで宮田さんにDMしてみたら、なんと面接の機会をいただきました。私は情報系の大学を出ているわけでもないですし、アイドルや販売の経験しかなかったので、採用側からすればエンジニアとして何の魅力もないことはわかっていました。なので「やる気」を具体的にどう見せられるかを必死に考えて臨みました。面接では自分の作ったもののソースコードを見せながら意図を説明したり、勉強を始めてからものを作るまでのコミット力をアピールしました。技術レベルが未熟だったにもかかわらず、インターンとして採用してくれたSmartHRには本当に感謝しています。
インターンとして入社してから正社員になるまでどんなことをしましたか?
入社後は、先輩が以前OJTで作ったアプリの機能改善をしながら、Railsチュートリアルをやり直したり、HTTPについての本を読んだりしてアプリケーションの作り方を基礎から学んでいきました。教材やスクールでの勉強と実務とのギャップには、やはりとても苦労しましたね。それまでは教材を模写しているだけだったので、正解通りに書いたら動く、既存の部分を真似すれば動くという、いわば頭を使わなくてもできる内容でした。でもいざ実務となると何から実装すればいいのかまったくわからなかったんですね。せっかく採用してもらったのに全然バリュー出せてない、と焦りが募る日々でした。ものすごく恵まれた環境なのに、自分のスキルが低すぎて周りについていけなくて。
もっと基礎を強化した方がいいということで、社外研修としてフィヨルドブートキャンプに通わせてもらえることになりました。1ヶ月間の研修でLinuxやアプリケーションなどいわゆる低レイヤーな技術から、Railsを使わずSinatraというシンプルなフレームワークを使ってアプリケーションの作成に挑戦したりしました。
研修が終わって会社に戻ってからは、自社のサービスと他社のAPIをつないでインポートする連携アプリの開発プロジェクトに入らせてもらい、サービスの立ち上げからリリース、運用まで一通り経験することができました。7ヶ月のインターン期間を経て2019年2月に正社員になり、現在は雇用契約機能の開発に携わっています。
プログラミングが私に翼を与えてくれた
プログラミングで人生がどう変わりましたか?
今までの私は人前に出ることや物を売ることはできても、ゼロから何かを形にするということはできませんでした。創造できる人を羨ましく思う同時に、自分には絶対にできない分野だというコンプレックスがあったんです。何かをゼロから作れる手段を知っているって、すごく価値がありますよね。一生エンジニアとしてやっていくかはまだ手探りなので正直わからないですが、プログラミングという手段を使ってアイデアを形にするという経験は今後何をするにしても生きてくるはずだと思います。
ものすごくキザな言い方ですけど、プログラミングが私に翼を与えてくれたという感覚です。表に出ること、販売スキル、対人関係など、それぞれバラバラに存在していた自分の強みをプログラミングが結びつけて一つの翼になったと言いますか...。 プログラミングのスキル向上にとどまらず、総合的なエンジニアリング力を伸ばしていくことで、挑戦したい大きな夢ができた時に恐れず飛んでいけるようになれたら、そんな風に思っています。
初心者の方へのメッセージをお願いします。
プログラミングをやって得することはたくさんありますが、損することはないです。楽しいと思えるきっかけはProgateが与えてくれると思うので、ゲーム感覚でまずはやってみてください。 もしプログラミングが楽しいと思ったら、ぜひ一歩踏み出してみてください! 趣味で便利なものを作るのでも、お仕事としてプロダクトを作るのでも、きっと作る楽しさは何にも代えがたいものがあると思います!
五十嵐さん、ありがとうございました!
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