マイクロソフトがインドへ30億ドル投資 クラウドとAI強化

マイクロソフト、米コンサル部門で採用停止へ=報道
 1月14日、米マイクロソフト(MS)がコスト削減のため、米国のコンサルタント部門の一部で従業員の採用停止を計画していることが分かった。写真は同社のロゴ。米ニューヨークで2021年1月撮影(2025 ロイター/Carlo Allegri)
[ベンガルール 7日 ロイター] - 米マイクロソフト(MSFT.O), opens new tabは7日、米国に次ぐ重要な成長市場と位置付けるインドに2年間で計30億ドルを投資し、クラウドサービス「アジュール」と人工知能(AI)の能力拡大を図ると発表した。
インドに根付く専門知識と低コストを活用し、同国向けとしては過去最大規模の投資に踏み切ることで収益性の向上に注力する。
南部ベンガルールで開催された技術者や企業向けイベント「マイクロソフトAIツアー」で同社のサティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)が同日講演し、その中で明らかにした。
同CEOはインドの技術者層が厚いことにも言及し「(プログラムのソースコードを共有したり管理したりするプラットフォームの)GitHubでは、インドには米国に次いで世界で2番目に大きな開発者コミュニティーがあり、2028年には最大規模になると見込まれている」と指摘。30年までに同社はインドで1000万人を対象にAIの活用、開発の育成に取り組む計画だと述べた。同社は昨年、240万人のスキルアップを図っている。
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同社の大型投資計画を巡っては既に25年6月期にAI対応のデータセンター建設に800億ドルを投資する計画を公表済みだ。広報担当者によると、今回のインド投資計画はこれに上積みするものとなる。

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