第2話
文字数 2,277文字
二ページ目 盾になるほど甘くない
『カモミールは、病気や障がいを盾にしている』
私が自分の病気や障がいを包み隠さず明らかにしていると、私が気にくわない人達から必ずと言っていいほど、この類の中傷を受ける。うんざりだが、いい加減慣れてきた。
前作『プライドを取り戻せ』へのコメントでも、あったね?
それと似たり寄ったりの、中傷めいた書き込みが。
申し訳ないけど、はっきり言っておくね。
病気や障がいなんてものはね、盾になるほど甘いものじゃないんだよ。
そう言って「言ってやったぞ!」と満足している人はね、モノを知らないだけ。
自分でどうにかできる範囲を超えた所にある欠点を、わざわざ攻撃材料にしている卑怯者としか思えない。
それが分からないなら、それはその人の問題。
分からないなら分からないで、インテリぶってこちらを攻撃してこないでほしい。
「お前は障がいを盾にしている!」と言っておけば、健常者である自分は、障がい者であるカモミールに対して無条件で上に立てるとでも、勘違いしちゃったのかな?
誰が最初に攻撃してきたのか、今まで何をしてきたのか。
事の経緯を一切合切無視してカモミールを悪者にできると、お粗末な印象操作が成功すると、本気で信じちゃったのかな?
ごめんなさい、それをさせないための【浄玻璃の鏡】なんです。
媒体も手段も関係なく、とにかく私に嫌がらせをして楽しみたい皆様。
あなた方は反撃する力が乏しい標的を厳選して、絶対にバレない場所でいじめにいじめ抜いて、標的が苦しんで悲鳴を上げるのを高みから見下ろして楽しむのが大好きですよね?
行きつけの場所は、固有アカウントすら不要な匿名掲示板ですか?
それとも、ルールを悪用して増やしまくったサブアカウントで参加するSNSかな?
あなた方はあれやこれやと標的の粗を探して「頭の足りていない標的にわざわざ指摘してあげる私はなんて賢いのだろう」とか思っているのかも知れませんけど。
道徳的にも、人間としても、終わっているのはあなた方のほうですよ?
そんなあなた方にとって、標的が反抗するなんてありえてはならない事態ですよね。
反抗するに飽き足らず、自分達がしでかしてきた陰湿かつ卑劣ないじめ行為や誹謗中傷の動かぬ証拠を、自分達のコントロールが及ばない場所に確保、保全されるなんて、想像すらできない、したくない事態ですよね。
だから、あの手この手で私の心と筆を折ろうとする。
たとえば、褒め殺し(褒めているふりをして、相手をけなす)とか。
申し訳ないけど私、それに気がつかないほどのんびりした性格ではないです。
たとえあなた方が、現実で私よりうんと年上であろうと、それだけ凄い肩書を持っていようと、知った事ではありません。
インターネットを卑劣ないじめの道具に貶めたこと、これから先も含めて、思う存分恥じてください。
障がいは個性、なんて考え方もあるけれど。
障がいも自分の一部として、受け入れて生きていこうという意味なら賛同します。
けれど、それ以外の意味があるのなら、その考え方には賛同いたしかねます。
障がいは、ゲームで例えるなら「永続的デバフ(ステータス異常や弱化)」です。
本人の意思や望みとは全く関係のない所で付与された「永続的デバフ」を外すこともできないまま、デバフのない大多数の人達が中心になって作り上げた世界を死ぬまで生きていかなければならないのが、障がい者の人生です。
自分の趣味嗜好や特技を磨いた果てに発現するものが個性なら、こんな理不尽な永続的デバフが個性であるはずがない。
そんな単純で、簡単なものではないんです。
勇者になって魔王を倒す系のロールプレイングゲームに例えて、更に説明しましょうか。
通常のプレイでは、魔王の城に辿り着いて討伐するまでの間に様々な町を訪問し、ダンジョンを攻略してレベルを上げ、スキルを習得します。
ですが、デバフありのプレイでは、魔王を討伐する以前に、町やダンジョンに到達する事すら困難なんです。
視覚に異常があれば、行くべき場所が分からない。
聴覚に異常があれば、人々の話を聞いて情報を収集することも難しい。
デバフの程度によっては、レベルが上がらない、本来習得できるはずのスキルも習得できない、最悪故郷から旅立つことすらできない。
ゲームなら「こんなふざけた縛りプレイがあってたまるか」とコントローラーを投げて冒険の書を白紙に戻したくなっても無理はない状況ですが、これが障がい者が、私が生きている世界と人生です。
きっと私は、老いて死ぬまでこのままでしょう。
こんな忌まわしい永続的デバフ、理不尽にステータスを頭打ちにされている人生のどこに、盾になる要素があるのでしょう?
どこにも行けないとは言わないまでも、遠出は難しい。
何をするにも、自分の障がいや少ない体力よる不安がずっとついてまわる。
そんな人生が、そんなにも羨ましいですか?
こんな状態で、どうやって生きていけばいいのか分からない。
そんな悩みからか、自分の欠けている部分を健常者側の善意で無理やりに補おうとしている人も稀に見かけますが、それは恥じるべき振る舞いです。
ゲームで例えるなら、チート行為が一番近いでしょうか?
そんな振る舞いをして、健常者側に自分の要求を叶えてもらった所で、障がい者と健常者との間の溝が更に深まるだけ。
一方に負担を強いて何かを叶えても、その一方が潰れたら、全てが台無しになってしまう。
本当の意味で生きやすい世界には、ならないのではないでしょうか。
片方の全面譲歩ありきでの共生など、ありえない。
共に譲り、共に歩み寄ってこその、共生ではないでしょうか?
『カモミールは、病気や障がいを盾にしている』
私が自分の病気や障がいを包み隠さず明らかにしていると、私が気にくわない人達から必ずと言っていいほど、この類の中傷を受ける。うんざりだが、いい加減慣れてきた。
前作『プライドを取り戻せ』へのコメントでも、あったね?
それと似たり寄ったりの、中傷めいた書き込みが。
申し訳ないけど、はっきり言っておくね。
病気や障がいなんてものはね、盾になるほど甘いものじゃないんだよ。
そう言って「言ってやったぞ!」と満足している人はね、モノを知らないだけ。
自分でどうにかできる範囲を超えた所にある欠点を、わざわざ攻撃材料にしている卑怯者としか思えない。
それが分からないなら、それはその人の問題。
分からないなら分からないで、インテリぶってこちらを攻撃してこないでほしい。
「お前は障がいを盾にしている!」と言っておけば、健常者である自分は、障がい者であるカモミールに対して無条件で上に立てるとでも、勘違いしちゃったのかな?
誰が最初に攻撃してきたのか、今まで何をしてきたのか。
事の経緯を一切合切無視してカモミールを悪者にできると、お粗末な印象操作が成功すると、本気で信じちゃったのかな?
ごめんなさい、それをさせないための【浄玻璃の鏡】なんです。
媒体も手段も関係なく、とにかく私に嫌がらせをして楽しみたい皆様。
あなた方は反撃する力が乏しい標的を厳選して、絶対にバレない場所でいじめにいじめ抜いて、標的が苦しんで悲鳴を上げるのを高みから見下ろして楽しむのが大好きですよね?
行きつけの場所は、固有アカウントすら不要な匿名掲示板ですか?
それとも、ルールを悪用して増やしまくったサブアカウントで参加するSNSかな?
あなた方はあれやこれやと標的の粗を探して「頭の足りていない標的にわざわざ指摘してあげる私はなんて賢いのだろう」とか思っているのかも知れませんけど。
道徳的にも、人間としても、終わっているのはあなた方のほうですよ?
そんなあなた方にとって、標的が反抗するなんてありえてはならない事態ですよね。
反抗するに飽き足らず、自分達がしでかしてきた陰湿かつ卑劣ないじめ行為や誹謗中傷の動かぬ証拠を、自分達のコントロールが及ばない場所に確保、保全されるなんて、想像すらできない、したくない事態ですよね。
だから、あの手この手で私の心と筆を折ろうとする。
たとえば、褒め殺し(褒めているふりをして、相手をけなす)とか。
申し訳ないけど私、それに気がつかないほどのんびりした性格ではないです。
たとえあなた方が、現実で私よりうんと年上であろうと、それだけ凄い肩書を持っていようと、知った事ではありません。
インターネットを卑劣ないじめの道具に貶めたこと、これから先も含めて、思う存分恥じてください。
障がいは個性、なんて考え方もあるけれど。
障がいも自分の一部として、受け入れて生きていこうという意味なら賛同します。
けれど、それ以外の意味があるのなら、その考え方には賛同いたしかねます。
障がいは、ゲームで例えるなら「永続的デバフ(ステータス異常や弱化)」です。
本人の意思や望みとは全く関係のない所で付与された「永続的デバフ」を外すこともできないまま、デバフのない大多数の人達が中心になって作り上げた世界を死ぬまで生きていかなければならないのが、障がい者の人生です。
自分の趣味嗜好や特技を磨いた果てに発現するものが個性なら、こんな理不尽な永続的デバフが個性であるはずがない。
そんな単純で、簡単なものではないんです。
勇者になって魔王を倒す系のロールプレイングゲームに例えて、更に説明しましょうか。
通常のプレイでは、魔王の城に辿り着いて討伐するまでの間に様々な町を訪問し、ダンジョンを攻略してレベルを上げ、スキルを習得します。
ですが、デバフありのプレイでは、魔王を討伐する以前に、町やダンジョンに到達する事すら困難なんです。
視覚に異常があれば、行くべき場所が分からない。
聴覚に異常があれば、人々の話を聞いて情報を収集することも難しい。
デバフの程度によっては、レベルが上がらない、本来習得できるはずのスキルも習得できない、最悪故郷から旅立つことすらできない。
ゲームなら「こんなふざけた縛りプレイがあってたまるか」とコントローラーを投げて冒険の書を白紙に戻したくなっても無理はない状況ですが、これが障がい者が、私が生きている世界と人生です。
きっと私は、老いて死ぬまでこのままでしょう。
こんな忌まわしい永続的デバフ、理不尽にステータスを頭打ちにされている人生のどこに、盾になる要素があるのでしょう?
どこにも行けないとは言わないまでも、遠出は難しい。
何をするにも、自分の障がいや少ない体力よる不安がずっとついてまわる。
そんな人生が、そんなにも羨ましいですか?
こんな状態で、どうやって生きていけばいいのか分からない。
そんな悩みからか、自分の欠けている部分を健常者側の善意で無理やりに補おうとしている人も稀に見かけますが、それは恥じるべき振る舞いです。
ゲームで例えるなら、チート行為が一番近いでしょうか?
そんな振る舞いをして、健常者側に自分の要求を叶えてもらった所で、障がい者と健常者との間の溝が更に深まるだけ。
一方に負担を強いて何かを叶えても、その一方が潰れたら、全てが台無しになってしまう。
本当の意味で生きやすい世界には、ならないのではないでしょうか。
片方の全面譲歩ありきでの共生など、ありえない。
共に譲り、共に歩み寄ってこその、共生ではないでしょうか?