市立旭川病院が医療ミスで4700万円余を賠償へ

旭川市は2年前の2023年に市立旭川病院で心臓の手術を受けた70代の女性が医療ミスで死亡したことを明らかにしました。市は過失を認め遺族に4700万円余りを賠償する方針です。

これは旭川市が2月に開かれた市議会の民生常任委員会で報告したものです。
市によりますと、2年前の2023年8月に市立旭川病院で行われた70代の女性の心臓の腫瘍を切除する手術で、病院の職員が人工心肺の操作を誤り、女性は脳浮腫を発症し、その後、死亡しました。
市は過失を認めて謝罪し、遺族に4700万円あまりを賠償する方針だということです。
また、市は7年前の2018年3月に、市立旭川病院で肝硬変の治療で手術を受けた50代の女性が出血性ショックで死亡したことも明らかにしました。
遺族が病院側に過失があったとして賠償を求める訴えを起こし、旭川地方裁判所は訴えを退けましたが2審で市が400万円を支払う和解案が裁判所から提示され、双方が合意したということです。
市立旭川病院は「今回の事故について心からおわび申し上げる。再発防止に向けて十分注意して参ります」とコメントしています。

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