全てあなたの所為です。が使用しているであろう音源/ソフトまとめ。
確定している情報ではないものの、音源の性質が酷似していたり、中の人の生配信での発言や投稿などから推測できるものを書いていきます。
音源
シンセサイザー
・MASSIVE - Native instruments
オクターブ上で、LFOでビブラートさせた状態で左右に広がっているあの音。シンセソロとか名の星のSEなどでもおそらくこの音源が使用されています。
・KORG / minilogue
基本的に常に鳴っているコードを演奏しているノコギリ波の音。長年あの音もMASSIVEだと思われていたが、5和音が4和音になっていたり(minilogueの最大同時発音数は4。)ハードウェア特有のノイズが含まれていることからソフトウェアではないという見方が強いです。
何故この機種なのかというと、中の人が愛用しているからというだけの理由です。というか、音作りに特化したハードシンセはこの一台しか持っていないはず。
この機種を使用してLFOでビブラートを制御するやり方は中の人がかなりの頻度で行っています。
また、一部のシンセソロもminilogueで演奏されている可能性が高いです。
・SUPER AUDIO CART -IMPACT SOUNDWORKS
すべあな三味線(俗称)すべあなエレピ(俗称)すべあなギター(俗称)すべあなパーカス(俗称)で使われています。もうあいつ一人でいいんじゃないかな。かなり多くのレトロゲーサンプルが含まれている音源ですが、すべあなはSNES音源のサンプルを使用しています。
すべあな三味線:VOICE Male Oh と BASS FM Synth Aをレイヤーしたもの。若干Releaseの値が上げられていて、付属のDELAYも掛けられている。
AttackとDecayは0のままで、Sustainは全開で良いと思います。
全楽曲で使用されています。
すべあなギター:GUITAR Acoustic 1b です。ADSRは良い感じに弄ろう(投げやり)初期状態に比べてタイトな感じがするので、Transient Masterとかを挿すと良いかもしれません。また、一部楽曲では左右に広げられています。
アブジェや表/裏、名の無い星、K²では聴き取れませんが、それ以外の楽曲では聴きとれる範囲で使用されています。
すべあなエレピ:KEYS Classic EP です。ADSRは特に弄られていないようですが、強めにDELAYが掛かっています。おそらくこれも付属のエフェクトでつくられています。アブジェとK²以外の全ての楽曲で使用されています。
アブジェとK²にもエレピっぽい金属音が鳴っていますが、あれは多分別物。
すべあなパーカス:PERC Misc Menu です。エヌとCXXXII Ver.の楽曲、x0o0x_氏とのコラボRemixで使用されています。イコライザー等で高音を上げて低音を少し削るとそれっぽいと思います。
ベース
・Trilian - SPECTRASONICS
基本的にはChapman Stick というサンプルが使用されています。ただ、K²などの楽曲ではたまにスラップっぽい音が鳴っており、おそらくこれはHardcore BassのSlap音源が使用されています。
また、Trilianにはキースイッチで奏法を制御するモードの他にベロシティで制御するStackというモードが存在しており、すべあなの中の人は生配信にでTrilianはベロシティで制御して使用していると発言していました。
そのため、K²のような楽曲ではベロシティを上げるとスラップに切り替わるというような設定が行われていると思われます。
他にも、すべあな楽曲ではChap man stickのSlide Up Downが頻繁に使われています。これもStackモードで奏法を変更しているのでしょう。
Chap man stickは全ての楽曲で使用されています。
・MASSIVE - Native instruments
表/裏ではChap man stickとレイヤーする形でシンセベースが鳴っています。
おそらくMASSIVE。ノコギリ波をUNISONして左右に広げています。また、1/64くらいのグリッドでほぼ全てのノートが刻まれています。カッコいい。
ピアノ
・KeyScape - SPECTRASONICS
K²やx0o0x_氏の楽曲RemixではLA Custom C7 - Indieを調整したものが、
アブジェや…ではLA Custom C7 - Unreal Smashを調整したものが使われていると思われる。カスタム性の高い音源なのでデフォルト状態ではちょっと違う音になるので、各々調整してください。
..でのエレピもKeyScapeっぽいけど、Logicの付属音源である可能性も否めない。要検証。
ドラム
・Logic Pro EXS24 - Apple
Logic Pro付属のサンプラーに含まれる音源らしい。お恥ずかしながらWindows環境でLogicを使用できないので検証出来ません。悲しい。
スネアやクラップ、ハイハット、タムなどがこのサンプラーのTR909Kitである可能性が高いのだとか。
シンバルや教育のドラムは808です。キックは謎。
ボーカル
・UTAU Synth
すべあなはMacを使用しているため、K²以前はUTAU Synthが使用されていました。しかし、Macのアップデートに伴い使用が出来なくなってしまったため、K²では新たにwindowsパソコンを購入しなおしてUTAU本家が使用されています。Open UTAUでいいのに
エヌとK²で二年期間が空いていますが、その間に中の人がWindows PCを組み立てる生配信を行っています。Windowsでしか動かないようなソフトを使用する目的であると説明していました。絶対UTAUのことじゃんそれ。
・g▇▇▇y - 四畳半
K²の冒頭囁き声の正体。ボイチェンを使用している。禁忌。タブー。これ以上はいけない。
その他
・POOR RECORDER - 世界のすみっこでうさぎは空を眺める。
BWV 1007 演奏:ロン毛さん のリコーダー音源。いや演奏しろよ。打ち込みじゃん。
・Adobe Audition
..のスペクトラム暗号の作成はこのソフトで可能。
文字は手書きです。筆跡鑑定にかけたら100% g▇▇▇yの名前が出そう。
映像関連
主に使用されているソフトはAdobe After Effects
特有の演出の再現方法は順を追って解説。
. モールス映像
モールスの表現はシェイプで線を書いた後、破線を追加しまくればなんかそれっぽくなります。その後上下対象にして、ボックスブラーの上からシャープを掛けると再現可能。
参考↓
歌詞表示
使用フォントはヒラギノ角ゴシック W8。Windowsの場合はモリサワフォントのサブスクなどから入手できます。Mac勢は最初から使えます。
また、現在Macに搭載されているヒラギノのバージョンは濁点が若干大きめで、モリサワなどから入手できるバージョンは古いバージョンのものなので濁点が少し小さいです。
模倣のほとんどが濁点の小さいヒラギノですので、完全再現するにはMacを購入するか高額を支払ってフォントを購入する必要があります。
文字の大きさについては以下の動画を参照してください。↓
https://youtu.be/EuXtaejGfis
.. 物理演算
..の物理演算にはAeの外部プラグインである、Newtonという物理演算プラグインが使用されています。
第一間奏で登場する演出では、二つの円の図形(● ●←こういうの)はキーフレームで手動で書いているみたいです。手動で書いた円の挙動に磁力を追加して、文字を上から降らせることで円に文字が吸い込まれていきながら落下するような映像が完成します。
第二間奏(モールスパート)は普通に文字を上から降らせているだけなので割と単純に作れます。
モーションブラーに関してはAeに標準搭載されているものが使用されています。物理演算プラグインの仕様で挙動がたまにおかしなことになっていますね。
.. モールス時の青い背景
Aeに標準搭載されている「4色グラデーション」です。
教育 歌詞表示
Aeでテキストを3Dオブジェクトに設定して、Z軸方向に移動するようなキーフレームを打ちます。最後の方で徐々に消えていくようにしたいので、ブラーと透明度のキーフレームも打ちます。
教育 ロゴアニメーション
Adobe illustratorで制作したロゴをそのままAeに読み込ませ、一つずつ手動でパスのトリミングを行い、Z軸移動を付与することで再現可能です。
イラレとAeは互換性があるので、ベクターレイヤーのまま扱うことが出来ます。便利!
キーフレームを打つのは正直力業です。めーーっちゃ大変。
教育 鍵盤
鍵盤のドット絵はおそらくフォトショで書いてる。波のような円はドット絵で描いてもいいけど、Aeでも作れます。ただ作り方忘れちゃった。昔作ったんですけど、結構手間だったので書いた方が早いかもしれない。
アブジェ波紋 …暗号映像 表裏発光暗号
Ae用のSaberという外部プラグインが使用されています。
https://flashbackj.com/product/saber
表裏の発光演出にはSaberのNeonというプリセットが使用されています。発光の度合いはキーフレームで制御可能。
VHSノイズ
このアプリです。写真フォルダからノイズを掛けたい映像を読み込ませることでVHSっぽい質感に変換してくれます。
…謎映像の人形
これです
なんでアナキンなんだろうね。中の人の趣味かな。
黒い目線はおそらく自作です。
よーく見ると目線の右端には白い四角?と、左端に白い斜め線のような謎のデザインが施されている。
が、これは多分意図してない。普通に適当な空き箱とかを切って作っているんだろう。黒い無地の厚紙をわざわざ買うのが面倒くさかったのかな。
DSC 0001 AVIのカラーバーの歪み
…の謎映像には全体にAeの標準エフェクトである、「VR色収差」が掛けられています。DSC 0001 AVIの徐々に画面が溶けていくような演出もこのエフェクトで作成可能です。
余談ですが、DSC 0001 AVIのカラーバーの画像はWikipediaからそのまま拾ってきたものみたいです。
表/裏 グリッチ
表/裏の暗号の登場時や謎映像の最後の部分で使われているグリッチは外部プラグインっぽいです。
おそらくこのプラグイン。グリッチ系のAeプラグインは沢山あるしどれも似たような感じなので違うかも。買ってないので分からないです。詫び破綻。
K² 雨
Adobe CC Rain Fallというエフェクトです。Aeに標準搭載されています。
480×204のドット絵に合わせてモザイク加工がされています。(Aeではモザイクの大きさを指定できるので便利ですね)
踏切の奥、手前、街灯の光に重なっている部分、更に街灯の中心に重なっている部分、一番手前の大きい粒の雨で5つほどのレイヤーに分かれており、より写実的に表現されています。
CC Rain Fallでは雨の流れる速さに合わせて雨の粒の長さも変わります(速さが遅い程短くなり、完全に静止するとただの点のようになります。)
この仕様は二番Bメロからサビに移り変わる瞬間の雨の挙動で活かされています。
CC Rain Fallでキーフレームを打っている項目は
・Drops(雨の量)
・Speed(速さ)
・Wind(雨の方向、風向き)
辺りでしょうか。Spread(雨のチラつき)Scene Deapth(雨の奥行)辺りも初期状態から調整されています。
おまけ すべあなの中の人の仕様機材
配信での発言や投稿から分かる範囲で。
パソコン
2025年現在はM1 Mac Miniと自作のWindowsパソコン。
2018年以前はMac Proを使用していたようだが、10年以上使い続けていた様で流石に買い換えたっぽい。
グラボとか自作パソコンの部品とか、細かすぎる点は流石に省略します。
キーボード
2018年頃はVinpokというメーカーのTaptekという光るキーボードを使っていたようだが、壊れてしまい現在はMac付属のMagic keyboardに落ち着いているっぽい。
モニター
Dell U2720QM(4K)と1080pのモニターの二枚体制。4Kですわ。さーせんね(笑)
オーディオインターフェース
UNIVERSAL AUDIO / APOLLO TWIN X。バージョン違いがいろいろ出ているが、多分20万円くらいのやつを買っている。
ミキサー
SSL (Solid State Logic) ( ソリッドステートロジック ) / SiX アナログミキサー
23万円くらいのミキサー。経済力~~!
デスク
メインデスク
・バウヒュッテ BHD-1200M
サブデスク(モニターをマウントしているデスク)
・バウヒュッテ BHC-1200H-BK
余談ですが、これを書いている私もまったく同じデスクを使っています。
使い勝手はまぁまぁいいですが、若干グラつくのと昇降が結構面倒臭いし大変なのであんまりオススメはしません。でも価格は国産のゲーミングメーカーにしては割と安い方なのかな?
チェアー
OKAMURAというメーカーのSylphyという椅子。購入時に色々カスタマイズできる。色は背もたれがライムグリーン、座面はミントっぽい?カラー。ローバック。
スピーカー
2022年以前はBose 101MM。現在はYAMAHA HS5のホワイトを使用している。白くてでっけぇってわけ
カメラ
2021年以前はEOS 5D Mark II。現在はBlack Magic Pocket Cinema Camera 6K pro。どちらのカメラもオートフォーカス非搭載・バリアングル非搭載なので上級者向けなイメージがある。
キーボード
M-Audio Axiom Pro 49 。ピアノの練習動画やアンテのカバー動画などで使用されている。
ヘッドフォン
音楽制作に使用しているのは MDR CD-900ST
普段使いに使用しているのは SONY WH 1000X M3 と Air Pods。
ソフトウェア
DAW:Logic Pro X
映像:Adobe After Effects、Adobe Premire Pro、Davinci Resolve。
写真・イラスト:Adobe Photo Shop
ボクセル:Magica Voxel
合成音声:UTAU Synth、UTAU。
他にも漏れや分かったことがあれば追記していきます。
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