ベル・クラネルは夕暮れの街をトボトボと歩いていた
理由は簡単だオラリオに来てすぐ色んなファミリアを訪ねたがすべて門前払い
義母からフレイヤ・ファミリアだけはやめろと言われていたので行ってはいないが
残るファミリアはロキ・ファミリアぐらいしかない
「これでまた、門前払いされたらどうしよう....」
そう思いながらトボトボとロキ・ファミリアへと歩いていくのだった
黄昏の館前
「ここがロキ・ファミリアのホーム....!」
ベルが驚きと期待を目に館を見ていると
「なんや、子供がうちのホーム前で何しとるんや?」
話しかけてくる女性がいた
「誰?」
少し驚きつつも義母から言われたとおりに冷静を装って聞き返す
「それうちが聞きたいんやけどなあ、まあええわうちはここの主神や、あんたはなんでここに来たんや」
「しゅ、主神ってことはロキ様!?え、えっと、入団希望です!!」
「入団希望?にしてもこんな遅い時間に来ることないやろ親はどうしたんや」
「えっとお義母さんは.....」
「あーすまん、うちが無神経やったわ言いづらいことやろうし言わんくてええよ」
「えっと、は、はい」
「で、とりあえず入団希望やったなとりあえず中入るで子供を外に居らせたらリヴェリアママにうちが怒られる」
「は、はい」
ベルはロキの後ろについていき黄昏の館へと入る
「とりあえず今何人か出かけててなフィンとガレスが出払っとるから少し待ってくれや夜には帰ってくると思うから」
「は、はい!」
「おーい!アキ!リヴェリアは?」
大広間で他の女性団員と話をしていたアキが呼ばれる
「副団長ですか?それなら今はアイズに座学を教えてましたよ、ところでその子加入希望ですか?」
「ん、まあな、なんでもここに来る前に色んなとこ行って全部断られたらしくてな」
「それで最後はロキ・ファミリアですか、フレイヤ・ファミリアにはいかなかったの?」
「え、えっとお義母さんがフレイヤ・ファミリアだけはやめろって後伯父さんも」
「その母親はよう言った!!あんなクソビッチのフレイヤのところなんかいかんくて正解や!あんたみたいなのが言ったらボコボコにされとったで」
「ボコボコに!?」
それを聞いたベルはプルプルと震えていた
「もうロキそうやってからかうと副団長に怒られるよ」
「頼むから言わんといてやアキ、ところで名前聞いてなかったなあんた名前は?」
「べ、ベル・クラネルです!」
「ベルな覚えたわ、アキでも誰でもいいんやけどリヴェリア呼んで来てくれんか」
「あ、じゃあラウルに任せます、ラウル!副団長呼んできて」
呼ばれた青年は「ひい!」と言いながら立ち上がり言われたとおりに呼びに行った
「なんやラウルのやつまた歓楽街行ったんかいな」
「そうなんですよ!ラウルが夜に外出届出してるの見て珍しいなと思ってついて行ってみたら行くなっていったのに歓楽街言ってたんですだから少し罰を与えただけです!」
「ラウルも見つからんように注意すればええのにやから【超凡夫】なんて言われるんや」
しばらくしてリヴェリアがアイズを伴い戻ってきた
「おー来たかリヴェリア、すまんなアイズの勉強中に」
「構わんどうせそろそろアイズが限界だったからな」
「....リヴェリア....ひどい....逃げようとしたらうう」
「はは、アイズたんはお疲れやな、とりあえずリヴェリアこの子が入団希望や」
「アイズと変わらないぐらいの子供だな、君名前は?」
「べ、ベル・クラネルです!9歳です!」
「9歳となるとアイズと2歳の差か、リヴェリア・リヨス・アールヴだよろしくベル、アイズも挨拶しなさい」
「ん、アイズ・ヴァレンシュタインです.....よろしくね...?」
「ヴァレンシュタインさんよろしくお願いします!」
「アイズで....いいよ...」
アイズはベルに微笑みかけるそしてその光景を見た周りの人達はそれぞれ様々な反応をし始める
「アイズが他人に笑いかけた!?」
「アイズたんの幼馴染ポジが確約されたやと!?」
「.....//」
「...みんなひどい...」
驚くロキとリヴェリア、明らかに惚れてるベル、笑っただけで色々言われムスッとするアイズ様々な反応が見られた
「ま、まあとりあえずロキ、恩恵は刻んだのか?」
「いや、まだやフィン達が帰って来るまで保留にしようと思ってな」
「そうか....ところでアイズ何をしているんだ?」
リヴェリアが見た方向にはアイズがベルの頭をもふもふしており、それをされているベルが照れているところだ
「....ベルの頭、もふもふ...ふふ....」
「そ、そうか、嫌と思ったらすぐに言ってくれベル」
「だ、大丈夫です!」
「それじゃあしばらく防音の聞いてる部屋で話そか、ラウル!フィンに後で来るように言っといてや!」
「わかりましたっす!」
そう言うと四人は別の部屋へと移動した
しばらくして部屋に小人族とドワーフが入ってくる
「呼ばれたから来たんだけど、その子が例の入団希望者かい?ロキ」
「ああそうや」
「ところでアイズは何をしてるんだい?」
「あーそのな、実は....」
ロキが経緯を説明する
「なるほど、アイズがすぐに懐くなんて初めてだね君名前は?」
「ベル・クラネルです!」
「うんいい子だ僕はフィン・ディムナこのロキ・ファミリアの団長だ」
「よ、よろしくお願いします!」
「なんじゃ呼ばれたと思ったら入団希望者か、毎度のこと思うんじゃがわしあんまりいらんのではないかの」
「そう言わないでくれガレス、一応僕達はロキ・ファミリアのトップなんだトップが出てこないと失礼だろう」
「それもそうじゃな、坊主儂はガレス・ランドロックじゃよろしくな」
「は、はい!よろしくお願いします」
「さてそれじゃあ自己紹介も終わったところで、アイズすまないが今から面接をするから部屋から出ていってもらえるかなもし合格したら後でいくらでもベル・クラネルを撫でると良い」
「むう....わかった....またねベル」
「あ、は、はいアイズさん」
アイズが部屋を出ていくと三首領とロキがソファに座る
「さて面接と言っても聞きたいことがあるというだけだ」
「は、はい」
「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ、僕が聞きたいのはベル、君に覚悟はあるかい?」
「覚悟ですか?」
「ああ、冒険者をやる上で覚悟を決めておくことは大事だだっていつ死ぬかわからないからね、その上で聞くベル、君に覚悟はあるかい?」
「...あります」
「....問題ないようだ、それじゃあ次の質問だベル、君に夢はあるかい?」
「夢、ですか?」
「ああ僕みたいに一族の再興とかでもいいさ、君の夢を聞きたい」
「....なら、僕は...英雄になりたいです!」
少年の瞳はまっすぐとした瞳をしていた
「くくっあははは!!」
「ちょっとロキ失礼じゃないか、すまないねベルうちの主神が失礼をして」
「い、いえ笑われるような夢ということは理解してるので....」
「はあ、ロキ、ベルが勘違いしているだろうまったく、ベル、ロキは別に笑いたくて笑ったわけではないと理解してくれると助かる」
「いやあすまんすまん、だって英雄やで!うちら神々の求めたものになりたいってこの子が言ったんやでまだ酒も飲めへん子供が」
「まあでも僕は素晴らしい夢だと思うよ、だって今どきこんな純粋に英雄を目指す子は珍しいからね」
「ガハハ!!実にいいではないか!儂もその夢を応援するぞ!」
「それで....結果って...」
「ん、ああせやった、合格やベル今日からロキ・ファミリアの一員や」
「そういえばベルはなんでロキ・ファミリアにしたのか気になるね」
「えっと実は色んなファミリア落とされて....フレイヤ・ファミリアは駄目って言われてたので残りはロキ・ファミリアしかなくて」
「消去法ってことかい...それは少し悲しいね」
「い、いやえっと違うんです!ぼ、僕が入っていいのかわからなくて朝から行こうとしてたんですけど.....」
「ははは!いやすまないベルからかい甲斐があって少しいたずらしてしまった」
「ふぃ、フィンさん!」
「よしほな、恩恵刻もか」
「本当ですか!?」
年相応の笑みを浮かべ喜びを隠しきれていない表情をしていた
しばらくして
「よし刻んだでこれがベルのステイタスや」
ベル・クラネル
Lv.1
力:I0
耐久:I0
器用:I0
敏捷:I0
魔力:I0
・魔法
【】
・スキル
【英雄願望】
・能動的行動に対するチャージ実行権
「これがベルのステイタスやスキルが出とったから良かったな、それにしても英雄ねえ、ベルも子供なんやな」
「か、からかわないでくださいよロキ様」
「ベル、ロキのことは様付けしなくていいよ」
「ひどないフィン!?」
「自分の行動を振り返ることをおすすめするよロキ」
「クソ!ぐうの音もでえへん」
「とりあえずベルアイズと部屋の外で待っていてくれるかいステイタスは見せないようにね」
「は、はいわかりました!」
ベルは部屋の外へと出ていった
「それでロキ何かあったんだろう?」
「うーんとまあせやなこれ言っていいんかわからんけど」
「他言無用ということで見せてくれないかい?」
「わかった、ただうちもそこまで理解できてないからな」
ベル・クラネル
Lv.1
力:I0
耐久:I0
器用:I0
敏捷:I0
魔力:I0
・魔法
【】
・スキル
【英雄願望】
・能動的行動に対するチャージ実行権
【憧憬一途】
・早熟する
・懸想が続く限り効果持続
・懸想の丈により効果上昇
【静寂の霊園】(シレンティウム・アタラクシア)
・戦闘時発展アビリティ【魔導】の発現
・戦闘時発展アビリティ【精癒】の発現
・戦闘時魔法スロットを使用しない形で【静寂の園】の発現
詠唱式【魂の平静(アタラクシア)】
・戦闘時魔法スロットを使用しない形で【サタナス・ヴェーリオン】の発現
詠唱式【福音(ゴスペル)】
戦闘時、魔力と器用に超高補正
【神饌暴食】(デウス・オーバーイート)
・戦闘時発展アビリティ【狩人】の発現
・戦闘時発展アビリティ【耐異常】の発現
・戦闘時魔法スロットを使用しない形で【レーア・アムブロシア】の発現
詠唱式【父神よ、許せ、神々の晩餐をも平らげることを。】【貪れ、炎獄の舌。喰らえ、灼熱の牙】
・戦闘時魔法スロットを使用しない形で【暴食顕現】(オーバーイート・ブレイク)の発現
詠唱式【英雄は果て、希望は失われた、しかして彼らの導は消えず、我らの灯火となる、今ここに告げよう、我が名は父神(ちち)の系譜である】
・戦闘時、力と耐久に超高補正
「「「.......」」」
「いやそうなるのもわかるわ明らかにLv.1の能力ちゃうよな」
「ああ、驚いたがそれよりもスキルを見てみろ」
「ああ、彼らの系譜だ」
「あやつの親はあいつらの系譜じゃったか」
「ベルは親を恐らく失っとる実の親も育ての親もや」
「こっちの早熟も知らないスキルだな魔法の発現はまだ知っているが早熟は知らないな」
「早熟の方はレアスキルやうちも見たことない」
「しかしLv.1で発展アビリティを4つも習得可能とは驚いたな」
「もうバグやろバグ、チートバグ兎や」
「これで魔法まで別で発現したら手がつけられなくなるね」
「早熟の方は伏せてベルに後で伝えるわ」
「わかったよあの子はまだ子どもだし素直そうだからね下手に伝えると喋りかねない」