大野知事 八潮市内の避難所訪問

 7日夜、大野知事が八潮市内の避難所を訪れ、避難生活を送る人たちに県の対応状況などを説明しました。

 八潮市の体育館「エイトアリーナ」には7日午後6時半の時点で、陥没現場の周辺に住む7世帯15人が避難をしています。

 大野知事は、7日午後7時前にエイトアリーナを訪れると、10分ほど滞在し、避難生活を続けている人たちの声に耳を傾けるとともに、県の対応状況などについて説明したということです。

 県は越谷市や草加市などにある4か所のホテルを避難所として用意していて、現在、5世帯10人が避難しています。

 大野知事は7日中にすべてのホテルをまわり、避難者と話し合うことにしています。

高齢女性死亡 ひき逃げ事件で捜査

 7日夕方、さいたま市見沼区の市道で女性が頭から血を流して倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認されました。

 警察はひき逃げ事件として捜査しています。

 7日午後5時45分ごろ、さいたま市見沼区東門前の市道で、近くを通りがかった女性から「高齢女性が頭から出血して倒れている」と110番通報がありました。

 警察や消防などが駆けつけると、60代から80代くらいの女性が頭から血を流して倒れていて、その場で死亡が確認されました。

 警察は、現場の状況などから車が女性をはねて走り去ったとみて、付近の防犯カメラやドライブレコーダーなどを捜査しています。

八潮道路陥没事故 ボックスカルバート撤去開始へ

 八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故は発生から11日目となりました。

 県は落下の危険があり、救助活動を妨げている農業用水路=ボックスカルバートについて、7日午後7時ごろから撤去作業を始めると発表しました。

 陥没した現場では100メートルから200メートル下流で、トラックの運転席部分とみられるものが見つかっています。

 転落したトラックに乗っていた運転手の74歳の男性は安否がわからないままです。

 一方、県は穴に流れる下水の量を減らすために、下水道管の一部から水をくみ上げホースを使って別のルートに流すバイパス工事を完了しました。

 運転手の男性が下水道管の中にいる可能性があるとみて捜索を急ぎます。

 県によりますと、陥没現場で崩落の可能性があるとされ、救助活動の妨げになっている農業用水路=ボックスカルバートは、7日午後7時ごろから撤去作業を始めることにしています。

 取り去るまでには2日間ほどかかる見込みということです。

 その後、現場の安全確認などを経て消防隊員が男性の救助活動にとりかかる予定です。

去年の110番受理件数 1万件以上減少

 去年1年間に県警が受理した110番通報は、前の年より1万件以上減少したことが県警のまとめでわかりました。

 県警通信指令課のまとめによりますと、去年1月から12月末までに県警が受理した110番通報は75万7504件で、前の年より1万3884件減りました。

 このうち、免許更新に関する問い合わせや飲食店の電話番号の照会など、いたずらや間違いを含む緊急性のない通報がおよそ2割の16万4893件で、前の年と比べておよそ3万件減りました。

 減少したことについて県警は、イベントで110番通報の適切な利用を呼びかけたほか、スマートフォンの緊急通報機能がシステム改良されたことで誤発信が減ったことを主な要因にあげています。

 県警は急を要する時以外の問い合わせは、警察相談専用ダイヤル「♯9110」を利用するよう呼びかけています。

川合善明川越市長 退任式

 2009年から川越市長を4期16年務め、7日、任期満了を迎えた川合善明市長の退任式が行われました。

 退任式には、副市長をはじめ市の幹部職員などおよそ120人が参加しました。

 川合市長は川越市出身の74歳。

 2009年の市長選挙で初当選し、4期16年にわたり、待機児童対策や駅の整備といった都市基盤整備などに取り組んできました。

 去年4月、健康上の不安があるとして、今期限りでの退任を表明していました。

 退任式で栗原薫副市長は「新型コロナウイルスの感染拡大などの未曾有の危機的な状況を職員一丸となって乗り越えられたのも、川合市長のリーダーシップと誠実で温かな人柄によるものだと思う」と感謝の言葉を述べました。

 このあと、職員から川合市長に花束が贈られました。

 川合市長は「多くの事業を推進し一定の成果をあげることができたのは、議員からの提言や職員の努力、市民のお力添えがあったおかげ」と述べました。

 そして、16年慣れ親しんだ川越市役所の庁舎をあとにしました。

彩の国埼玉環境大賞 表彰式

 環境保全への取り組みや社会貢献活動を行う個人や団体、事業者に贈られる「彩の国埼玉環境大賞」の表彰式が行われました。

 今年度は、県民部門と事業者部門の合わせて62組の応募の中から18組が受賞しました。

 「県民部門」の大賞は、さいたま市の見沼たんぼの不耕作地で栽培したナタネの収穫などを通して、親子が資源循環を体験する活動に取り組む「特定非営利活動法人地域人ネットワーク」が受賞しました。

 「事業者部門」の大賞には、食品廃棄物を脱炭素資源として有効活用するための技術やサービスを開発した、所沢市に拠点を置くティービーエムが選ばれています。

 大賞を受賞した「特定非営利活動法人地域人ネットワーク」の白瀧康次代表理事は、「若い夫婦や子どもたちも農業に関心があるので、今回の受賞を機にさらに活動していきたい」と挨拶しました。

 このほか、川島町立つばさ北小学校など11組に優秀賞が、県立川口工業高校・掃除部など5組に奨励賞が贈られています。

学校給食展

 市民に学校給食への理解を深めてもらおうと、学校給食の歴史や給食で使用する食器などを紹介する展示が、所沢市で行われています。

 会場では所沢市の学校給食の歴史や献立の移りかわり、給食で使用するトレイや皿などの食器が時代とともに変わっていく様子が紹介されています。

 最近の食器は、市のイメージマスコット「トコろん」が描かれているのが特徴です。

 また、自校給食を行う小学校や市内の給食センターが、地元農家が育てた野菜で作ったおすすめの献立の写真も展示されています。

 このほか、市内の小中学校47校の児童生徒が制作した学校給食にまつわる絵画や工作など、およそ1500点の作品が飾られています。

 「学校給食展」は8日午後4時まで、所沢市の小手指まちづくりセンターで開かれています。