名物の「フリップ芸」は毒舌の中にユーモアが入り交じっていた。時に時事ネタも交えながら、愛らしいルックスに似つかわしくない姿で、球場を笑いに包んだ。5回終了時のイニング間には帽子を高く放り上げる「空中くるりんぱ」が恒例のパフォーマンスに。マスコットでは異例の契約更改も実施し、1月には現状維持の年俸6万円、ヤクルト1000飲み放題でサイン。ネタや毒舌も野球への愛にあふれ、憎めないキャラだった。

球団は、つば九郎の今後について「しばらくの間休止となることをお知らせします」とした。94年4月9日阪神戦にデビューし、22年8月5日巨人戦では同2000試合出場を達成するなどファンに愛された。球団の枠を超え、球界の人気を支えてきたマスコット界の巨星。やすらかに。