ウクライナのゼレンスキー大統領は、アメリカとロシアの高官協議について、「ウクライナ抜きのいかなる交渉も結果を生まない」と訴えました。

ゼレンスキー大統領は17日、サウジアラビアで開かれる米ロの高官協議について「何も知らなかった」とし、ウクライナ側は参加しないことを明らかにしました。

そのうえで、「ウクライナ抜きのいかなる交渉も結果を生まず、いかなる合意も認めない」と述べて不快感を示しました。

ゼレンスキー氏は19日にサウジアラビアを訪れる予定ですが、事前に計画されたもので米ロ協議とは無関係だとしています。

記者
「ドイツのショルツ首相が到着しました。ヨーロッパの首脳らが続々と集まってきています」

こうしたなか、フランスではヨーロッパの首脳が集まり、緊急会合が開かれました。

アメリカとロシア主導によるウクライナの戦闘終結に向けた協議に危機感を募らせていて、関与を明確にすることなどが話し合われたとみられます。

フランスのマクロン大統領は、会合の前にトランプ大統領と電話会談したことも分かっています。

また、アメリカのホワイトハウスも、トランプ大統領が17日、フランスのマクロン大統領と電話で会談したことを明らかにしています。

会談はおよそ30分間で、▼ウクライナでの戦闘や、▼戦闘終結に向けてサウジアラビアで開かれるアメリカとロシアの高官協議、▼ヨーロッパ諸国による会議について話し合ったとしています。